一期一会

　放送大学三年目。目指す資格は認定心理士。そのためには面接授業をいくつか受けておかなくてはなりません。放送授業での単位はだいぶ目安がついたので、いよいよ今年から面接授業に出席する事にしました。と言っても、一気にいくつも取ったら土日のたんびに大学に行かなきゃならんので、とりあえず前期に一つ、後期に一つというゆっくりペースです。
　当然のことながら、教養学部心理学科の生徒が出席します。普段は顔を合わすことのない人達ばかりですので、とっても貴重な交流だったりします。前期の面接授業ではなんと、私が昔通っていた一つ目の専門学校の同級生とばったり出会いました。彼女が在学していることはいつぞやの単位修得試験の時に名簿に名前があったのでうすうすそうかと思っていたのですが、もしかしたら同姓同名か？？とも。でもとても珍しい苗字の人なのでおそらく在籍してるんだろうなぁと思っていました。残念ながらその時は彼女が試験会場に現れなかったので確認できずでしたが、面接授業ではしっかりご対面。お互いに「おおおおお？！」と、驚いたのでありました。
　今回の授業では一緒に心理実験に参加したチームに三十歳の若い女の子がいて、彼女と色んな話をすることができました。現在、アルバイトで精神障害者の就労支援の施設で働いているそうです。認定心理士の資格を取ったら正規職員にしてもらえるとのことで今年から頑張っているとのことでした。ああ、若い子も一生懸命働いてるなぁ。でも、やっぱり三十歳で独身で、アルバイトなんや……。世の中はやっぱり不況なんやなぁ……などと、世間の状況を垣間見た気がしました。頑張ってほしいですね……。
　そして、授業の担当の先生がこれまた面白い方で、講義の中で臨床心理士業界の生々しい裏話を話されて、色々と参考になりました。また、子育て支援アドバイザーの認定資格のための講座なども担当されているそうで、今後の自分の仕事を考えて行く上でいい刺激を受けましたね。
　今は高齢者相手が専らですが、将来的には子供関係にも行きたい……なんてうっすら思っています。だってねぇ、子供の数はどんどん減るので子供は大事に社会が育てるべきだと思うし、自分も子育て経験真っ最中な訳だし、そんでもって今のところうちのチビ共はうまいこと育ってるし、一応OTとしての知識と培った経験もあるし。私のようないい加減なオカン・セラピスト（Okan Therapist……まさしくOTではないか～！）でも、役に立つことはあるんじゃないかと思う次第であります。

　ま、それはそれとして。

　放送大学に行くと毎回色んな人が色んなスタイルで勉強している姿を見ることが出来て、とても元気をもらえます。やっぱり人間、どこまでもチャレンジやねぇ……。私もガンバろ。