チビ子、ピアノの発表会に出る！ の巻

　ピアノの練習が大嫌いなチビ子ですが、本日はピアノの発表会でした。チビ子の演目は「モーツァルトの主題によるソナチネ　～ロンド～」「人形の夢と目覚め」そして、父ちゃんとの連弾で「モルダウ」でした。
　
　そりゃあ、もう、練習の時の悲惨なことときたら！　毎夜のようにイヤイヤうだうだ状態でピアノの前に座らされ（けっして自主的ではない）、だらだらと「嫌い」オーラを振りまきながら、テンポも強弱もてんでデタラメに弾いては、父ちゃんに怒られてべそをかくという繰り返し。
　こんなんで大丈夫か？！　と本気で心配したこの数カ月間。

　ところが！　まあ、チビ子の奴ときたら！！

　相変わらず本番にはやたら強いようで（笑）。落ち着き払って舞台上に上がり、満面の笑みであいさつをし、いざ弾き始めると、これがまた（笑）。いままでに聞いた事がないような情感たっぷりの演奏なんですなぁ。

　もうね、これは、ある意味、舞台人としての大事な要素はしっかり持っていると言ってもいいと思いましたな。どんなに調子が悪くても、舞台の上ではしっかりとパフォーマンスをする根性！
　ピアノのスキルではなく、そちらに大いに感心したのでありました。

　ところで、この発表会を最後に「辞める！　ピアノは辞めてやる！」と辞める気満々なのでありましたが、本番の出来が自分でも予想以上に良かったからか、先生から「せめて黄色のバイエルを全部終わってから辞めたら？」という言葉に心を動かされているようです。
　さて、チビ子がどのような決断をするのか……。これはこれで、見ものなのであります（笑）。