丘を越えて~高遠響と申します~

ようおこし!まあ、あがんなはれ。仕事、趣味、子供、短編小説、なんでもありまっせ。好きなモン読んどくなはれ。

ちょっぴりジェラシ~

2012年03月14日 | お子様
 チビ子の所属する劇団の春公演が迫っている。年が明けてから公演クラスでチビ子は週に二回、N◎Kに通っている。帰りは夜の十時を回り、そこからご飯食べて、宿題して、風呂に入って布団に入ると時計は一時を回っていることが多い。
 小学生の生活じゃないよなぁ……と思うが、眠たい目をこすりながら宿題をしているチビ子を見ているとよく頑張っているなぁ……と感心もする。

 先日、衣装合わせでレッスンを見学してきた。チビ子はいつも私が見学に行くのをとても嫌がる。
「え~、お母さん、また山ほどダメ出しするからな~」
 当たり前だのクラッカー(ふるっ)だろうが。親がダメ出しせんで、誰がするんじゃい! 
 で、今回もたっぷりダメ出ししてやろうとワクワクしながら見学に行った。

 が、レッスン中のチビ子を見て、つくづく思った。

 なんとまあ。楽しそうだこと……。

 家でゴロゴロしている時のチビ子とはまるで別人(笑)。顔の表情、手足の動き、身体の使い方、今までやって来たことを全部しっかり吸収して、しっかり自分のモノにしている。そしてなによりも、目! 目がイイ。なんか腹立つくらいにきらきらしてて(笑)、全身から「舞台が好き~~~~!!!!」というオーラを振りまいている。

 いいなあ。あんな風に熱中できるなんて、幸せだなぁ。

 私はちょうどチビ子の歳にクラシックバレエをやめた。自分の才能にげんなりしたから。そこからモダン・ジャズを高校二年までやってたけど、やっぱりぱっとしなかった。私が初めて夢を一つあきらめた歳に、チビ子は一つ得たんだなぁ……と思うと、なんだかとってもうらやましくなった。

 帰り道、気になった個所を二つほど指摘しながら密かに思う。
 もうそろそろ私のダメ出しも必要ないだろう。既に私の手の届かない域にチビ子は足を踏み込もうとしている。ここから先は彼女のなりふり構わぬ試行錯誤のみが彼女の指針になっていくのだろう……。これが成長というものかぁ……。

 嬉しいような、寂しいような、そしてちょっぴり羨ましいような……。




 いいもん。私にはゴスペルがあるから。歌ならチビ子にはまだまだ負けないもん! 

 な~んて、娘と同じレベルで張り合う大人げない私(爆)


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