丘を越えて~高遠響と申します~

ようおこし!まあ、あがんなはれ。仕事、趣味、子供、短編小説、なんでもありまっせ。好きなモン読んどくなはれ。

かどま歳時記を観た!

2011年02月07日 | レビュウ
 門真市で開催されました催し物で、郷土芸能や伝統芸能を継承していきましょう~!的なイベントでございました。イベントの中では「第八回上方の舞台裏方大賞授賞式」がありまして、上方の舞台を支える裏方さんにスポットを当てた大賞だそうです。ちなみに衣装の方、大道具の方、特殊効果の方が受賞されていました。確かに、裏方さんは大変ですよ。うんうん。裏方さんなしに芸能は回らないですから。その割には、本当に目立たない。まさに縁の下の力持ちですね。観劇が趣味の私からも、感謝感謝です。

 さて、出し物はと言いますと、門真市の郷土芸能「ひんや節」「門真音頭」から始まって、講談、長唄、コンテンポラリー系(?)浄瑠璃(??)、常磐津、落語、箏、近松門左衛門の朗読劇など、ほんにほんに盛りだくさんでございました。個人的には、講談「左甚五郎」旭堂南陽、コンテンポラリー系の日本民謡俗曲藝道市川流市川会の「清姫の怨念」、落語「まめだ」桂春之輔、常磐津「千代の友鶴」、そして朗読劇「女殺油地獄」が良かったです。特に「女殺油地獄」を楽しみにしてたのですよ。というのは、出演されている三島ゆり子さんという女優さんが結構好きでして(笑)。日本フルハップのCMで財津一郎さんに「社長~~!!」と叫んでるおばさんです。その昔、早朝のラジオ番組に出演しておられて、大変楽しく聴いておりました。その「ゆりりん」こと三島さんの舞台というのがものすごく楽しみで(笑)。良かったですよ~。さすがベテラン女優さん。「社長~~!」とはえらい違いでした。一人で二役の女性を演じ分けられるのですが、どちらの役もそれぞれに映像が目に浮かぶようで……。チビ子も大変勉強になったようです。
 それと、「清姫の怨念」も大変楽しかったですね。浄瑠璃的な雰囲気と、講談のリズムの良さ、そして何よりわかりやすい言葉で「娘道成寺」のストーリーが語られていきます。語り部は義太夫ともう一人語り部の女性が一人。二人で交互に語っていかれます。三味線と笛、太鼓も入り、どっぷりと邦楽の流れに乗せて、白い着物姿の清姫が踊ります。それもまた、日本舞踊というよりは、新舞踊という感じでしょうかね。大衆演劇の踊りに近い。いやはや、これはとても新鮮で楽しかったです。伝統芸能の新しい方向性みたいなものも感じました。

 と、まあ、大変勉強にはなったのですが……。いかんせん、長い! 長すぎる!! 二時に始まって、終わったのが七時ですぞ!!! ……五時間は長いだろ、いくらなんでも。長さの原因は出し物に音曲が多かった事と、出し物と出し物の間がやたら長いという事。あまりの長さに、観客の数がどんどん減っていくのですよ。最後の出し物なんか、多分半分以下にまで観客が減っていました。
 観てる方も相当つらいけど、あれは、演者にもきついですよ。後半の人ほど、客が少ないんだもの。最後の「女殺油地獄」なんてもったいないよ~~~。ゆりりんも寂しかろうて。
 やっぱり、せめて三時間には収めてほしい……。

 と痛切に思った五時間でした。



 あんまり書いたらまたどっかから怒られるかな(笑)。


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2 コメント

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ほんに。。。 (はなこ)
2011-02-10 10:10:28
長かったです。。。
最後まで観たかったんですが、途中ででました。
落語や、最後の演目も観たかったのです。。。
残念でした。。。
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ほんに ほんに (ちえぞー)
2011-02-11 23:35:16
>はなこさま
長かったですなぁ……
私達も最後まで粘りはしましたが、
お尻痛かったです……
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