今年10月、白谷丸から。
雪を本格的にかぶる前に富士山を見ておきたくて、この日は秋の青空、というわけではなかったけど、ススキの金色を手前にてっぺんにほんのちょんと掃いたような雪を載せて、きれいな富士山でした。雪のない富士山はむしろスッと屹立する感じを受けるような。
関東は西日本のように歴史的建造物はなかなか見られないけど、富士山が気軽に見られるのはいいなぁ、と思ったりも。中でもこの白谷丸からの風景は何度見てもほんとにいい。180度の開放的な展望のまん中に写真のような富士山(印象としてはもっと大きく見える感じ)、左には山並みの向こうに太平洋のきらめき、右は甲府盆地の向こうに南アルプスが屏風のように並び、さらに右に八ヶ岳、ずっと奥に中央か北か、アルプスらしい雪の山並みも。空も何とも広い。大峠から登って、パッと視界が開けた時には、思わず声が出る風景です。
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