免許の更新に行って来ました。
私ではなく、脳梗塞のため、右上下肢麻痺の父のです。
ryuryuも保育園をお休みして、久しぶりのドライブです。
遠くにそびえる雪の南アルプスを見て、
「わー!すごい!!ゆきだよ、ママ!!」と、
本当にはしゃいでいます。
「あそこでスキーのれんしゅうがしたいの!」・・・
そう言えば、この冬はそり遊びも、たった1回しか連れて行ってあげてないもんね。
ごめんごめん。
遠くに見えていた南アルプスの山々が、高速を西に進んで行くと、だんだんと近くにせまって来ます。
さあ、総合交通センターに着きました。
あらかじめ、連絡をとっておいた係りの方にお会いして
別室で面接です。
そこには、前の部分だけの車やバイクが置いてあります。
何を聞かれるのだろう?
どんな検査をするのだろう?と父も不安な様子です。
発病の日時を聞かれ、係りの方が父の右手を握りました。
係りの方「どうですか?握れますか?」
父は一生懸命に握り返しています。
係りの方「あ、大丈夫ですね」。
私の心の声(ああ、よかった・・・)
係りの方「ひじは曲がりますか?」
父は頑張ってます、本当はしかめっ面になるところなのに、平気な様子を見せています・・・なんとか曲がりました。
係りの方「足はどうですか?」
父は足を上下に動かしています。
係りの方「足首は動きますか?」
・・・動きません。ダメです。
私の心の声(それはムリ・・・どうしよう?)
父「左足でやります!」と必死に食いついていきます。
係りの方「右手でハンドルを支えられますか?」
父「はい。」
とこのような検査が行われ、
AT四輪車限定の免許を更新することが出来ました
係りの方から更新できることを聞くまで、私は心配で仕方ありませんでした。
もし、万が一、「これでは免許の更新は出来ません。」と宣告されてしまったら・・・。
父の受ける大きなショック、きっと希望の光も失って、
毎日のリハビリ、母との生活など、
すべてのことに自暴自棄になってしまうのではないかと考えると、
更新に来るのがとても恐ろしくてたまりませんでした。
もしそう宣告されたときにはどうしよう?とフォローの方法を考えても、
何にも思い浮かばず、父を慰める言葉も準備できずにいました。
それからは視力検査、写真撮影、1時間の講習・・・と順調に進み、
めでたく免許証を手にしました。
外に出ると空は晴れ渡り、
真っ青な空は私たちの心の色、そのものでした。
「新しく開通した高速道路を通って行こう!」とドライブも楽しんで、
3人で美味しくおそばのランチをして帰って来ました。
家に帰ってソファーに座り、一息つくと、
「ありがとな・・・本当にありがとうな」と涙を流して喜ぶ父に、こちらも胸を締め付けられる思いがしました。
本当によかったね。
私がそばにいるからこそ出来ること、もし、北京に行ってしまったら・・・
と考えるととっても辛くなります。
出来ることは何でもやってあげなきゃ、優しくしてあげよう・・・と心に誓い、
ひとりで泣いてしまいました。
私ではなく、脳梗塞のため、右上下肢麻痺の父のです。
ryuryuも保育園をお休みして、久しぶりのドライブです。
遠くにそびえる雪の南アルプスを見て、
「わー!すごい!!ゆきだよ、ママ!!」と、
本当にはしゃいでいます。
「あそこでスキーのれんしゅうがしたいの!」・・・
そう言えば、この冬はそり遊びも、たった1回しか連れて行ってあげてないもんね。
ごめんごめん。
遠くに見えていた南アルプスの山々が、高速を西に進んで行くと、だんだんと近くにせまって来ます。
さあ、総合交通センターに着きました。
あらかじめ、連絡をとっておいた係りの方にお会いして
別室で面接です。
そこには、前の部分だけの車やバイクが置いてあります。
何を聞かれるのだろう?
どんな検査をするのだろう?と父も不安な様子です。
発病の日時を聞かれ、係りの方が父の右手を握りました。
係りの方「どうですか?握れますか?」
父は一生懸命に握り返しています。
係りの方「あ、大丈夫ですね」。
私の心の声(ああ、よかった・・・)
係りの方「ひじは曲がりますか?」
父は頑張ってます、本当はしかめっ面になるところなのに、平気な様子を見せています・・・なんとか曲がりました。
係りの方「足はどうですか?」
父は足を上下に動かしています。
係りの方「足首は動きますか?」
・・・動きません。ダメです。
私の心の声(それはムリ・・・どうしよう?)
父「左足でやります!」と必死に食いついていきます。
係りの方「右手でハンドルを支えられますか?」
父「はい。」
とこのような検査が行われ、
AT四輪車限定の免許を更新することが出来ました
係りの方から更新できることを聞くまで、私は心配で仕方ありませんでした。
もし、万が一、「これでは免許の更新は出来ません。」と宣告されてしまったら・・・。
父の受ける大きなショック、きっと希望の光も失って、
毎日のリハビリ、母との生活など、
すべてのことに自暴自棄になってしまうのではないかと考えると、
更新に来るのがとても恐ろしくてたまりませんでした。
もしそう宣告されたときにはどうしよう?とフォローの方法を考えても、
何にも思い浮かばず、父を慰める言葉も準備できずにいました。
それからは視力検査、写真撮影、1時間の講習・・・と順調に進み、
めでたく免許証を手にしました。
外に出ると空は晴れ渡り、
真っ青な空は私たちの心の色、そのものでした。
「新しく開通した高速道路を通って行こう!」とドライブも楽しんで、
3人で美味しくおそばのランチをして帰って来ました。
家に帰ってソファーに座り、一息つくと、
「ありがとな・・・本当にありがとうな」と涙を流して喜ぶ父に、こちらも胸を締め付けられる思いがしました。
本当によかったね。
私がそばにいるからこそ出来ること、もし、北京に行ってしまったら・・・
と考えるととっても辛くなります。
出来ることは何でもやってあげなきゃ、優しくしてあげよう・・・と心に誓い、
ひとりで泣いてしまいました。