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オーロラの森へ

2009-11-08 10:53:00 | concert


 ミンナさんのカンテレの音色や歌声がまだ耳に残っていますけれど、来週の日曜日、11月15日は札幌の「北海道クリスチャンセンター」で、「日本カンテレ友の会」主催の交流コンサートがあります。

 昨年発足した「日本カンテレ友の会」は、フィンランドのカンテレ奏者による日本での演奏会、ワークショップなどの機会の充実をはかることとともに、国内のカンテレ奏者、愛好者の交流をはかったり、おたがいに情報交換をしたり、ということも会の大切な活動目的としています。
 
 広く一般の方に聴いていただきたいのはもちろん、ご自身でカンテレを弾かれる方にも、ぜひお運びいただきたいコンサートです。
 カンテレを弾く人も次第に増えてきて、コンサートやライブ、それぞれのお教室の発表会などが、ずいぶん頻繁に開かれるようになってきましたけれど、お互いの演奏を聴く機会は案外少ないもの。
 いろいろなカンテレのスタイル、さまざまな色合いの音色、音楽を、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。

 札幌近郊を基盤に活動するカンテレ奏者や、最近演奏活動を始められた方たち、私のところや佐藤美津子さんのお教室でカンテレを学んでいる方たちに加え、シベリウス音楽院から北海道教育大岩見沢校に留学中の、パイヴィ・オッリカイネンさんも演奏して下さいます。

 パイヴィさんは、カンテレがメイン楽器で専攻は音楽教育学。ジャズやポップスをこれからカンテレで弾いていきたい、とのことで、このあいだお会いしたときにはフィンランドのロマンティックなラブソングをカンテレの弾き語りで歌ってくれました。とても素敵なヴォーカルも、どうぞお楽しみに!

 入場無料。終演後は茶話会も予定されています。

☆11/15(日)

 カンテレコンサート~オーロラの森へ~
 「日本カンテレ友の会」交流コンサート

【時間】16:00開演、18:00終演予定(終演後茶話会を予定しています)
【出演】北海道で活動するカンテレ奏者・カンテレ愛好者
    パイヴィ・オッリカイネン (シベリウス音楽院在学中)
    佐藤美津子、あらひろこ ほか
【ところ】北海道クリスチャンセンター5Fチャペル(札幌市北区)
【主催】日本カンテレ友の会
【料金】無料。どなたもお気軽にお越し下さい。(当日直接会場へどうぞ)
【ご連絡・お問い合せ】あらひろこ 0134-62-4339  arahiroko@hotmail.com
           佐藤美津子  011-661-5371




ミンナ、東京へ。

2009-11-06 10:27:00 | concert
 札幌のコンサートのあともミンナさんは大忙しで、立て続けに回った道南の江差町、函館市での演奏会もとてもよい時間だったと聞きました。函館にミンナと一緒に行った14年前のことも思い出して、懐かしい。

 昨日は北海道フィンランド協会主催の送別会があって、楽しかったあれこれに話を咲かせ、別れを惜しみました。

 北海道での公演日程を全て終了し、日曜日は東京でのコンサートです。

 ミンナさんの札幌でのワークショップやコンサートを通して、奏でるミュージシャンによって、カンテレはほんとうに違う表情を見せるということを、あらためてしみじみ感じました。

 小型カンテレのトラッドや即興演奏、コンサートカンテレでのフォークや彼女のオリジナル曲、うつくしい歌。ぜひお聞き逃しなく。

KANTLE from FINLAND 
~ミンナ・ラスキンネン カンテレコンサート inTOKYO

【日時】11月8日(日)14時開演
【ところ】Salon ’d TOSHIN
     (東京都中央区八重洲1丁目7番4号 矢満登ビル(株)東振化学内
      東京駅八重洲北口を出て徒歩3分)    http://www.toshinkagaku.co.jp/access/index.html

【入場料】日本カンテレ友の会会員2000円、一般2500円
【お問合せ】日本カンテレ友の会事務局
      suomiho@j06.itscom.net 044-722-6062(FAX)



十六夜

2009-11-04 18:59:00 | diary
 ここしばらく、なぜかいろいろなことが集中して、しかもあまり重ならずに行きたいライブにほぼ行くことが出来てしまった結果、まるで怒濤のイベントウィークのようでした。

 先週末の土日、富良野の朗読イベント。

 かえってきた翌日からは、終日レッスンだった一日をのぞいて、録音とその関連準備。

 金曜はEPOさんライブを聴かせていただく。広がりがあって伸びやかなAQUANOMEの音楽。大地に根ざそうとするような今のEPOさんの今の音楽に加えて、私が若いころにヒットしていた「ダウンタウン」や「う・ふ・ふ・ふ」なども、ギターとパーカッションだけで聴かせてくださる。「ダウンタウン」は昔、学祭バンドでカバーしたこともあったっけ。二十年以上前のEPOさんの音楽と今のEPOさんの音楽。なんだか感慨深いものがありました。
 そして余談ながら、私には、私に似ていない、きれいな若い叔母がいるのですけれど、EPOさんがなんだかその叔母に似てみえて、勝手に親近感をおぼえながら拝見していたのでした。

 土曜日は、札幌中央図書館に、作家の朝倉かすみさんと、yom yom編集長の木村由花さん、書評家の豊崎由美さんのトークイベント「三つの読書」を聴きに。三者三様、とても面白くて興味深い、いいトークイベントでした。むっくさん、とてもいい企画でしたね。ほんとうにお疲れさまでした。

 日曜がミンナ・ラスキネンさんのカンテレワークショップ。

 街にも初雪が舞った月曜は、ミンナさんのコンサート。
 
 昨日の火曜日は日中は家族とでかけて、夜はLAUのライブ。

 フェスティバルやジョイント・ライブでもないのに、こんなに続け様にいろいろなミュージシャンのコンサートやイベントに行くのはまれなこと。とても得るものが多かったと思うのですけれど、どのライブも、どのイベントも、それぞれにいろいろな意味でよくって、まだしばらく時間をかけて反芻、咀嚼していくことになりそうな気がしています。

 それにつけても、EPOさんにしてもミンナにしても、朝倉さん木村さん豊崎さんにしても、音楽や文学に、ずっと向き合っていらした方たちの過去と今に触れられるようなことが続いて、感慨を憶えることの多いことでした。
 そしてまた、音楽や文学を紹介するために、コンサートをつくったりイベントを企画したり、本やCDをつくったり貸し出したり、そういったことに真剣に関わっていらっしゃる方たちにお会いする機会も続いて、なんとも頭の下がる思いです。
 
 イベントウィークも今日はちょっと一段落。今夜はきれいな十六夜の月が高くのぼっています。

 さてさて、次のイベントは、11月15日クリスチャンセンターで、「日本カンテレ友の会」の交流コンサート。いろいろなカンテレ奏者や愛好家が出演してお互いの演奏を聴くことのできる楽しい一日をと企画しました。シベリウス音楽院から北海道教育大学岩見沢校に留学中のパイヴィさんも出演してくださいます。入場無料。

 そして今月末にフィンランドに行ってくることになったので、そろそろ準備を始めなくては。

LAU in Sapporo

2009-11-04 14:26:00 | diary
 昨夜は、スコットランドからのケルト音楽バンド、LAUのライブに行ってきました。

 2年くらい前にネット上で初めて聴いてたいへん興奮して以来、とても楽しみにしていたライブ。

 アコーディオンとフィドル、ギター&ヴォーカルの3人編成。緻密でエキサイティングで切れがよくて、そしてちょっとマッドな演奏、素晴らしかった。ダイナミズムの大きいバンド。びしっと決まるブレイクもかっこいいなあ。あの7拍子が、特にたまりません。

 アンコールでは、Mちゃんに連れ出されて(?)、つい(?)踊ってしまいました。(ただし端のほうでね。)

 オープニングアクトの千年楽団も、お芝居を見ているようでとても楽しかった。

 スヴェング、ヴェーセン、そして今回のラウーと続いている、素晴らしすぎるライブシリーズ「北方圏の"Alive"音楽」を開催して下さっているコンカリーニョの高橋さん、すばらしいアーティストを日本に、そして札幌に、連れてきて下さっているミュージックプラントの野崎さんには、ほんとうに頭が下がります。心からの拍手と感謝を。このライブシリーズ、ほんとうにほんとうに、ずっと続いていってほしいです。。。。

 そして、11月19日には、今度はマーティン・ヘイズ&デニス・カヒルという、またまたすばらしいケルト音楽ライブが札幌で。きっとまたぜんぜん違う美しさでしょう。聴きたい・・・。
 


フィンランドの森から

2009-11-03 08:49:00 | kantele
 昨夜は、札幌で、ミンナ・ラスキネンさんのコンサートでした。

 前半は小型カンテレ(3台の5弦カンテレと11+4弦)と歌のみで、トラッドと彼女のオリジナル、即興で。

 2台のカンテレを並べて弾くマルティ・ポケラの「小径にて」や、カレリアの伝統的な15弦カンテレ曲 Plassimitz Soitanda、ヴァラモ教会の鐘など、大好きな小型カンテレ曲をいろいろミンナの演奏で聴くことができて、うれしいな。
 Plassimits Soitanda に続けてカレワラの詩にミンナが曲をつけた「つばめ」の弾き語りが、とりわけ美しくてじんとしました。

 「秋の鶴」は、今年の秋、鶴や白鳥が集まっている光景をみて、ああこれを曲にしようと思ったと彼女が話してくれた新しい作品。少し日本的にも聴こえる音階にナイロン弦カンテレの音がよくあっていました。
 
 後半は大型カンテレで、カンテレの高音側を手前に置くペルホンヨキスタイルのトイヴォ・アラスパーの曲から。そのあとトラッドの歌をアカペラで。そしてカンテレの向きを変えて、ミンナの曲で「別れのうた」。この曲は、彼女のおばあさまが亡くなられたときに作られた惜別の曲で、91年のミンナの最初の北海道公演でもたいへん印象深かった美しい曲です。このあとも、「トナカイの子守歌」、「海辺で鳩のように孤独(鳩のようにひとりぼっち)」「陽気な少年のマトゥスカ」「子馬のポルカ」と、なつかしいあのコンサートでもプログラムに入っていた曲をたくさん弾いてくれました。

 そして最後の曲は、前日のワークショップで歌を練習した「林檎の木は枝をのばして」。客席の合唱隊も、リフレインに参加。

 ミンナのあたたかい人柄が伝わってくるようなコンサート。すてきでした。


 写真は一昨日のワークショップから。

 今日は道南の江差町、明日は函館でのコンサートがあって、8日は東京でのコンサートです。お近くの方はぜひ聴きにいらしていただければと思います。http://hello.ap.teacup.com/kanteletomonokai/20.html