河童の茶屋

雑音に惑わされず
余計なことを考えず…日々、これ好日と信じて…
一期一会の出会いを楽しみましょう

第43弾・観音菩薩

2006年06月19日 09時33分58秒 | Weblog
梅雨の一休み?
    観音・・・音を観る。実に奥深い表現だ。世情の声・・・
    庶民の嘆き・苦しみ・呻き・悲しみなどを
    一つ一つ聴くには、大変である。
    そこで観る・・・即ち、観察するように観ることで把握する。

    菩薩は・・・修行という意味である。

    世情のあらゆる状況を観察する修行・・・これが、観音菩薩である。
    そして、救いの手を差し伸べる。

    キリスト教では『愛』が尊ばれるが、『愛』と『憎しみ』が同居する。
    仏教では『慈悲』が尊ばれる。

    『慈悲喜捨』という教えがある。
    人の苦しみ(悲)を抜いてやり、そして、その人が喜ぶ姿を見て、
    その人の苦しみを抜いてやったことを忘れる(捨てる)のである。

    私は仏教を信仰している。宗教の中で一番優しいと思っている。
    ある人が言った。『仏教は苦労人の信仰だ』・・・と。