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「リング」「発狂する唇」の脚本などで、その独自の世界観が注目されている高橋洋が、ピエロ・パオロ・パゾリーニ監督の遺作と同じタイトルを冠した長編第1回監督作品。破壊的人間の血をひく俎渡海(ソドム)家の子孫・市郎(浦井崇)が、“ソドムの市”なる極悪人へと変貌。18世紀の呪いを継ぐ妹・キャサリン(宮田亜紀)らソドム一味と共に、世界を混乱と狂乱にたたき落とす。
例えば「発狂する唇」における高橋洋のタッチは、常に狂気と笑いがスレスレのところで同居する、その絶妙かつきわどいバランス感覚にあった。監督作品「ソドムの市」にも、それは健在。いや、パワーアップしていると言っても良い。さながら地獄絵巻のような血みどろの光景が、これでもか!というほど展開される一方で、すこーんと抜けたようなハイパーなギャグの連鎖に思わず口元がゆるむ背徳の歓び。狂気の権化・ソドム一味の悪行の数々は、残虐を通り越して爽快でさえある。特撮映像もチープに決まったポイジィな快作。覚悟の上で楽しまれたし。(斉藤守彦)
同名のイタリア映画を検索していたら出て来たので、見た。
この映画の「市」は座頭市のパロディ。
全編ぶっ飛びの内容で、これまで真面目に映画を観て来た私の概念をぶち壊しにしてくれました…。
星4
いやー、映画ってやっぱり面白いわ。
是非観るべし!