介護の技術・知識のまとめ

研修で学んだこと、職場で経験したことなどをまとめた場所です

パーキンソン病

2021-03-24 10:38:43 | 高齢者に多く見られる症状・疾病

中脳の黒質線条体の神経細胞の変化・減少により、運動を調整する働きを担うドーパミンが不足するために生じる神経変性疾患。加齢に伴って発症するが、原因はよく分からない

パーキンソン病の4大症状

  • 安静時振戦
  • 筋固縮(筋強剛) 力を抜いても動かせない
  • 無動・寡動(動作緩慢) まばたきなどの顔の動きが無くなり表情なく見える 仮面様顔貌
  • 姿勢反射障害 バランスが崩れた時に戻す反射が鈍くなる

初期症状は手足が震える安静時振戦が最も多くみられる

姿勢反射障害や無動・寡動に伴い、歩行中に前方に重心が傾き止まりにくくなる加速歩行、小股で歩行する小刻み歩行、歩き初めにすくんでしまうすくみ足が見られやすい

無動・寡動により、表情の変化が乏しくなる仮面様顔貌などが見られる

パーキンソン病患者の歩行の特徴

  • 歩行や動作が遅くなり、手指の震えもあり、転倒しやすくなるので注意
  • 姿勢が全屈して歩幅の狭い歩き方であり、歩き始めるのに苦労するが、歩き出すと止まりにくくつんのめる、平たんな道より障害物があったほうがスムーズに歩ける、などの特徴がある

進行を緩やかにするために、前向きな気持ちで生活することが効果的

減少したドーパミンを補充、受容、分解抑制するなどの薬物療法が中心。近年、効果的な治療法も開発されている

 

 


コメントを投稿