中脳の黒質線条体の神経細胞の変化・減少により、運動を調整する働きを担うドーパミンが不足するために生じる神経変性疾患。加齢に伴って発症するが、原因はよく分からない
パーキンソン病の4大症状
- 安静時振戦
- 筋固縮(筋強剛) 力を抜いても動かせない
- 無動・寡動(動作緩慢) まばたきなどの顔の動きが無くなり表情なく見える 仮面様顔貌
- 姿勢反射障害 バランスが崩れた時に戻す反射が鈍くなる
初期症状は手足が震える安静時振戦が最も多くみられる
姿勢反射障害や無動・寡動に伴い、歩行中に前方に重心が傾き止まりにくくなる加速歩行、小股で歩行する小刻み歩行、歩き初めにすくんでしまうすくみ足が見られやすい
無動・寡動により、表情の変化が乏しくなる仮面様顔貌などが見られる
パーキンソン病患者の歩行の特徴
- 歩行や動作が遅くなり、手指の震えもあり、転倒しやすくなるので注意
- 姿勢が全屈して歩幅の狭い歩き方であり、歩き始めるのに苦労するが、歩き出すと止まりにくくつんのめる、平たんな道より障害物があったほうがスムーズに歩ける、などの特徴がある
進行を緩やかにするために、前向きな気持ちで生活することが効果的
減少したドーパミンを補充、受容、分解抑制するなどの薬物療法が中心。近年、効果的な治療法も開発されている
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