アイドルグループ・NMB48の城恵理子(じょう・えりこ、13)が学業に専念するためグループを卒業することが3日、明らかになった。同日、大阪・難波のNMB48劇場で行われたチームM公演で号泣しながら「私、城恵理子はNMB48を卒業します」と自ら発表した。卒業公演は後日行われる。
デビュー当初の前田敦子(21)をほうふつとさせる風貌から「ポスト前田」候補の逸材とされていた城の突然の卒業発表に衝撃が走った。
前田に憧れてNMB入りした城は、前田のようなセンターになるべく努力を重ねる一方、学業との両立がうまくできないことでジレンマに陥り、「私も、来年は中学3年生です。どうにか学業との両立ができるかいっぱい悩みました。たくさん悩んで、これからもっともっと前に進んでいくNMBにとっても迷惑をかけてしまうと思い、学業という道を選びました」と本人の意志で卒業を決意。公演前のGoogle+には「学校スキ」との書き込みを残している。
グループを卒業するものの「私は私の夢を諦めてはいません。自分自身、納得ができるように、これからも努力を続け前に進んでいきたいと思っています。また、どこかで皆さんとお会いすることができるなら、ちょっぴり大人になった私を見てほしいです」と話し、「必ず帰ってきます」とファンに誓った。
運営事務局も「城恵理子は、夢をあきらめたわけではありません。自分自身納得する形で夢をかなえることができるように、いつの日かNMB48に戻ってくると信じて、背中を押してあげたい」としている。
昨年5月にNMB48第2期生オーディションに合格した城は、劇場デビュー前の7月にAKB48の西武ドーム初日公演でいきなりソロ曲を任され、3万人を前に堂々と歌唱した大器。“次世代のエース”候補が多数選抜されたAKBの26thシングル「真夏のSounds good !」(5月発売)でもNMBの2期生として初めて選ばれたホープだった。
■城恵理子コメント全文
「私、城恵理子はNMB48を卒業します。
2期生が結成されてから約1年3ヶ月たちました。
すごく充実した日々でした。
沢山のチャンスをあたえて頂き毎日が必死な日々でした。
全てが初めての私は無心でここまで突っ走って来ました。
そんな私も、来年は中学3年生です。
どうにか学業との両立ができるかいっぱい悩みました。
またファンの皆さんの期待に応える為にはどうすればいいのかも悩みました。
たくさん悩んで、これからもっともっと前に進んでいくNMBにとっても迷惑をかけてしまうと思い、
学業という道を選びました。
私がここまでこれたのは
支えてくれたファンの方やメンバー、スタッフさんのお陰だと思います。
本当に有り難うございます。
私はNMB48が大好きです。
NMB48の存在が更に大きくなっていくことを願っています。
私は私の夢を諦めてはいません。
自分自身、納得ができるように、これからも努力を続け
前に進んでいきたいと思っています。
また、どこかで皆さんとお会いすることができるなら、
ちょっぴり大人になった私を見てほしいです。
残りわずかな活動ですが、これからもよろしくお願いします。
必ず帰ってきます。
本当にありがとうございました」