「第5回AKB48じゃんけん大会」が17日に東京・日本武道館で開催され、NMB48の渡辺美優紀(20)が決勝戦でAKB48の小嶋陽菜(26)を下して5代目のじゃんけん女王に輝いた。歓喜の渡辺は今年、数々の試練に直面し、絶体絶命のピンチを迎えていたという。ステージ上で見せた涙に隠されていたものは?
優勝特典がこれまでの「新曲のセンター」から「ソロデビュー」に変更された今回のじゃんけん大会。内田眞由美(20)、篠田麻里子(28)、島崎遥香(20)、松井珠理奈(17)に続き、じゃんけん女王に輝いたのは渡辺だった。
ファンの“みるきーコール”で祝福された渡辺は目に涙を浮かべながら「応援してくださったみなさんに、やっと恩返しができるんじゃないかと思って、すごくうれしいです」と感謝。
夢のソロデビューについては「私は歌がうまい方ではないので」と謙遜しながらも「かわいさでは負けない。秋元(康)先生が、私が輝ける曲を作ってくれると思いますが、きっと何でもかわいくなっちゃうと思います。かわいらしさを伝えられる自信がある」と“みるきー節”で決意を語った。そんな渡辺をステージ上で総監督の高橋みなみ(23)は「いろいろ試練もあったけど…おめでとう」と見つめていたが、あえて“試練”と語ったのはなぜか?
「渡辺は、今年3月に週刊誌で恋愛スキャンダルが報じられた。それが原因で、今年の総選挙は前年15位から18位に順位を下げ、選抜入り(16位以内)もできなかった。渡辺は壇上のスピーチで『たくさん心配をかけた』『絶対に恩返しできるように頑張る』と涙を流しました」(関係者)
スキャンダル報道が原因で一時期、所属しているNMB内で孤立していたことも。グループで“二大巨頭”といわれる中心メンバー・山本彩(21)との間に大きな衝突もあったという。
「報道前、スキャンダルなどについて山本に『私は大丈夫だよ!』と言っていただけに、山本は許せなかった。特に渡辺は2月に(NMBの)チームB?へ異動し、SKE48との兼任も決まったばかり。同じところに泊まっていた山本も疑われてしまったこともあり『こんな大事な時にどうして!』などと怒りは相当だったと聞いています」(前同)
握手会で一部ファンから激しい叱責を受けたり、ネット上でのバッシングもあり、渡辺はスキャンダル報道後は精神的に不安定な状態に。「グループを辞めるとまでは言いませんが、アイドル活動に後ろ向きになっていた」と前出の関係者は振り返る。ただ、その後、総選挙のスピーチでファンを前に「たくさん心配をかけた」と謝罪したように“試練”に向き合うようになっていった。
「実は4月のさいたまスーパーアリーナでのNMBコンサート時、ステージで『謝罪する、謝罪しない』と選択を迫られた渡辺は“謝罪しない”という道を選んでしまった。しかし、それをずっと後悔していて、『私はダメでした』と今も謝罪の気持ちを明かしている。メンバーも苦しんでいる姿を見て、許しています」(同)
幾多の試練を経験し“頂点”に立った渡辺。十字架を背負う新女王の巻き返しに注目だ。