この地に住んでから35年の年月が過ぎました。
町の方に住んでいる人達からは陸の孤島と言われるほどの場所でした。
いろんな事がありました。
駅に出る道は最初はこのけんか坂と呼ばれるこの道でした。
細い道を車で両方から来た時どちらも譲らずよくけんかになったということです。
しっかりした道が出来た今でも、このけんか坂は抜け道として
使われていてそう呼ばれています。
もう退避場所も作られけんかするような事も無くなリました。
その中ほどに小さな地蔵小屋がありお地蔵さんが赤い前垂れをしておられるのです。
その道をいろんな思いをしながら何度歩いた事でしょう。
この素朴なお地蔵さんは何時も見守ってくれていたのかも知れません。
桜の咲く頃またお参りに行きますね。