【資料】一橋大学院生自治会育児支援プロジェクト・アンケート結果概要
(期間:2007年2~10月)
回答数:8通
所属:社研(5)、法研(1)、言社研(2) (全員博士課程)
性別:男性(2)、女性(5)、不明(1)
お子さんの人数:全員1名
お子さんの年齢 0歳児(5)、1歳児(1)、2歳児(1)、小学校低学年(1)
パートナーの職業 院生(1)、研究者(1)、専業主夫(1)、会社員・公務員など(4)、雑誌校正(1)
【1、現在、育児は誰がどのように担当されていますか(担当されていましたか)。】
自分が主(4)、パートナーが主(1)、共同(3)
【2、育児支援制度(ベビーシッター、認可・無認可保育園、幼稚園、学童保育など)を利用されていますか(利用されていましたか)。】
利用していない(3)
利用している(保育園、自治体のファミリーサポート事業など)(4)
申請中(1)
【3、研究と育児を両立するにあたって、苦労されている(苦労された)のはどのような点ですか。】
育児には予想以上の費用がかかる。
学生は公立保育園の斡旋順位が低い。民間保育園は高い。
自分の時間がほとんど確保できない。夜まで大学に残れない。睡眠不足。
海外へ調査に行けない。
大学に子どもを連れて行けない。
周囲の無理解(ギリギリ時間をやりくりしているのだが、あまり研究していないと思われてしまうのが残念)
【4、大学に要求したい制度・設備(託児所・授乳室の設置、ベビーカーの貸出し、トイレへのオムツ替え台設置など)、大学に対する不満・要望などがあればご自由にお書き下さい。】
アメリカの大学のように民間と協力して大学内に託児所を作って欲しいです。
せめてゼミ/授業に出ている間や、図書館で調べ物をしている間子供を預けられるようにできたら…と思います。また、学生のアルバイトとして学内でのベビーシッターを募集してみるとかもどうでしょうか。
アメリカの大学にいた頃は、そのような制度が整備されていて、沢山の院生ママさんがいました。
構内に子どもを一時預かってくれる託児所があると非常に助かる。
友人によると、大学周辺の一時保育を探したが、1ヶ月の登録料が6万円近くするとのこと。
登録制でないところは、当日空きがあるかわからないので、利用が難しい。
常設の託児でなくても、学生であれば登録料なしで有料でシッターのサービスが利用できるようにするなども可能ではないだろうか。
オムツ替え台はすぐに設置してほしい。現在のところ、オムツを替えられる場所がない。
百貨店にある「赤ちゃん休憩室」のような、オムツ替え台と授乳コーナーがあるスペースがあるとよい。
現在、7ヶ月の子どもがおり、大学では休み時間に保健センターの部屋を借りて搾乳している。
保健センターの方には親切にしてもらって感謝している。
上記のような赤ちゃん休憩室や、子どもを遊ばせておけるような場所(カーペットを敷いてあるだけでよい)があれば、子どもとシッター(私の場合は夫)と一緒に大学に通えるので、ぜひこのような学生がいることを知っていただき、配慮していただきたい。
一橋大学は、構内で小さなお子さん連れをよく見かけます。
キャンパス内が子どもの遊び場として地域に開かれているのだから、学内での子育て支援も充実し、地域の子育て支援の拠点にぜひなってほしいと思います。
託児所、授乳室、オムツ替え台の設置。子連れで行ったときに車をとめられる駐車場。1日中とは言いません、授業時間、ゼミ時間、図書館で本を借りる時間だけでいいのでみてくれる人がいると本当にありがたいです。
気兼ねなく利用できるベビー・ルームの設置を望む。オムツの交換やウンチの処理、仮眠がとれる、プレイ・スペースもあると便利。それ相応に広い空間が必要だが・・・
ベビー・ルームを両性が利用できるよう、授乳室は別個に設けるか遮断された空間にすることが必要。ベビーカーや子どもの座席つき自転車のレンタルがあればうれしい。
所謂「休学」とは別個に、産休という枠を設けていただきたい。また、女性に特有の産休のみならず、育児参加者(男女問わず)への育休も可能であれば、設けていただきたい。
アファーマティブ・アクションに基づく就職斡旋をとまでは要求せずとも、もともと既婚・子持ちであるだけで、社会進出の機会が減るので、メインストリームで就職活動をするうえでの何らかの支援策を考えていただきたい。
院生のみならず、一橋教職員全般にも利用可能な施設として、授乳室(授乳のみならず、妊娠中の女性などが休養できるいわば女性ラウンジのような位置づけ。設備としては、授乳ができるようなソファーや搾乳物を冷蔵保管できるような小さな冷蔵庫、オムツ替えも可能なサイドテーブルなどで十分であろう。)および託児所(授業開講時間での保育。とくに、1限や5限などが提供されるとのぞましいのではないか。)の設置を願う。後者について採算が取れないようであれば、優先順位としては一橋関係者に与え、空きが生じた場合市民にも開放すれば、近隣地域との交流も保てて望ましいのではないか。
D.ベビーカー貸し出し、トイレの設置について予算を特別に割り当てることには、上述Cが実現するのであれば、とりたてて必要性を感じない。
上述Cについては、米国留学先での制度を参考にしながら述べた。
夫婦ともに学生の場合、奨学金申請が困難。1人が奨学金申請と授業料免除申請をした場合、もう一人は申請できない。
連れ合いの大学には託児所があり、そこに預けることも考えているが、自宅から遠く乳児を連れて行くことは大変。その意味では一橋でも同じ。ただ、自宅近くでどうしても預かってもらえないとき、時間制の一時預かり制度があれば便利だと思う。また、授乳室があればよい。こういう意識になったのは、オーストラリアに短期で行く機会があり、向こうの大学では保育施設が当然のようにあったからである。また、今、博士課程は最大6年だと思うが、出産育児がある場合はこの期限を延ばしてほしい。
オムツや乳児用の食べ物も生協で売ってもらえるとありがたい。
<参考>
東京女子医科大学/保育とワークシェアにより女性医学研究者支援
熊本大学/地域連帯によるキャリアパス環境整備
京都大学/女性研究者の包括的支援「京都大学モデル」
東京農工大学/理系女性のエンパワーメントプログラム
日本女子大学/女性研究者マルチキャリアパス支援モデル
早稲田大学/研究者養成のための男女平等プラン
奈良女子大学/生涯にわたる女性研究者共助システムの構築
お茶の水女子大学/女性研究者に適合した雇用環境モデル構築
北海道大学/輝け、女性研究者!活かす・育てる・支えるプラン in 北大
東北大学/杜の都女性科学者ハードリング支援事業
*いずれも「女性研究者支援モデル育成」平成18年度採択大学
(http://www.morihime.tohoku.ac.jp/link.html)
筑波大学/ゆりのき保育所
(http://www.tsukuba.ac.jp/visitors/pdf/070507yurinokihoiku.pdf)
東京大学/東京大学で子育て(http://www.iam.u-tokyo.ac.jp/hoiku/05.html)
(期間:2007年2~10月)
回答数:8通
所属:社研(5)、法研(1)、言社研(2) (全員博士課程)
性別:男性(2)、女性(5)、不明(1)
お子さんの人数:全員1名
お子さんの年齢 0歳児(5)、1歳児(1)、2歳児(1)、小学校低学年(1)
パートナーの職業 院生(1)、研究者(1)、専業主夫(1)、会社員・公務員など(4)、雑誌校正(1)
【1、現在、育児は誰がどのように担当されていますか(担当されていましたか)。】
自分が主(4)、パートナーが主(1)、共同(3)
【2、育児支援制度(ベビーシッター、認可・無認可保育園、幼稚園、学童保育など)を利用されていますか(利用されていましたか)。】
利用していない(3)
利用している(保育園、自治体のファミリーサポート事業など)(4)
申請中(1)
【3、研究と育児を両立するにあたって、苦労されている(苦労された)のはどのような点ですか。】
育児には予想以上の費用がかかる。
学生は公立保育園の斡旋順位が低い。民間保育園は高い。
自分の時間がほとんど確保できない。夜まで大学に残れない。睡眠不足。
海外へ調査に行けない。
大学に子どもを連れて行けない。
周囲の無理解(ギリギリ時間をやりくりしているのだが、あまり研究していないと思われてしまうのが残念)
【4、大学に要求したい制度・設備(託児所・授乳室の設置、ベビーカーの貸出し、トイレへのオムツ替え台設置など)、大学に対する不満・要望などがあればご自由にお書き下さい。】
アメリカの大学のように民間と協力して大学内に託児所を作って欲しいです。
せめてゼミ/授業に出ている間や、図書館で調べ物をしている間子供を預けられるようにできたら…と思います。また、学生のアルバイトとして学内でのベビーシッターを募集してみるとかもどうでしょうか。
アメリカの大学にいた頃は、そのような制度が整備されていて、沢山の院生ママさんがいました。
構内に子どもを一時預かってくれる託児所があると非常に助かる。
友人によると、大学周辺の一時保育を探したが、1ヶ月の登録料が6万円近くするとのこと。
登録制でないところは、当日空きがあるかわからないので、利用が難しい。
常設の託児でなくても、学生であれば登録料なしで有料でシッターのサービスが利用できるようにするなども可能ではないだろうか。
オムツ替え台はすぐに設置してほしい。現在のところ、オムツを替えられる場所がない。
百貨店にある「赤ちゃん休憩室」のような、オムツ替え台と授乳コーナーがあるスペースがあるとよい。
現在、7ヶ月の子どもがおり、大学では休み時間に保健センターの部屋を借りて搾乳している。
保健センターの方には親切にしてもらって感謝している。
上記のような赤ちゃん休憩室や、子どもを遊ばせておけるような場所(カーペットを敷いてあるだけでよい)があれば、子どもとシッター(私の場合は夫)と一緒に大学に通えるので、ぜひこのような学生がいることを知っていただき、配慮していただきたい。
一橋大学は、構内で小さなお子さん連れをよく見かけます。
キャンパス内が子どもの遊び場として地域に開かれているのだから、学内での子育て支援も充実し、地域の子育て支援の拠点にぜひなってほしいと思います。
託児所、授乳室、オムツ替え台の設置。子連れで行ったときに車をとめられる駐車場。1日中とは言いません、授業時間、ゼミ時間、図書館で本を借りる時間だけでいいのでみてくれる人がいると本当にありがたいです。
気兼ねなく利用できるベビー・ルームの設置を望む。オムツの交換やウンチの処理、仮眠がとれる、プレイ・スペースもあると便利。それ相応に広い空間が必要だが・・・
ベビー・ルームを両性が利用できるよう、授乳室は別個に設けるか遮断された空間にすることが必要。ベビーカーや子どもの座席つき自転車のレンタルがあればうれしい。
所謂「休学」とは別個に、産休という枠を設けていただきたい。また、女性に特有の産休のみならず、育児参加者(男女問わず)への育休も可能であれば、設けていただきたい。
アファーマティブ・アクションに基づく就職斡旋をとまでは要求せずとも、もともと既婚・子持ちであるだけで、社会進出の機会が減るので、メインストリームで就職活動をするうえでの何らかの支援策を考えていただきたい。
院生のみならず、一橋教職員全般にも利用可能な施設として、授乳室(授乳のみならず、妊娠中の女性などが休養できるいわば女性ラウンジのような位置づけ。設備としては、授乳ができるようなソファーや搾乳物を冷蔵保管できるような小さな冷蔵庫、オムツ替えも可能なサイドテーブルなどで十分であろう。)および託児所(授業開講時間での保育。とくに、1限や5限などが提供されるとのぞましいのではないか。)の設置を願う。後者について採算が取れないようであれば、優先順位としては一橋関係者に与え、空きが生じた場合市民にも開放すれば、近隣地域との交流も保てて望ましいのではないか。
D.ベビーカー貸し出し、トイレの設置について予算を特別に割り当てることには、上述Cが実現するのであれば、とりたてて必要性を感じない。
上述Cについては、米国留学先での制度を参考にしながら述べた。
夫婦ともに学生の場合、奨学金申請が困難。1人が奨学金申請と授業料免除申請をした場合、もう一人は申請できない。
連れ合いの大学には託児所があり、そこに預けることも考えているが、自宅から遠く乳児を連れて行くことは大変。その意味では一橋でも同じ。ただ、自宅近くでどうしても預かってもらえないとき、時間制の一時預かり制度があれば便利だと思う。また、授乳室があればよい。こういう意識になったのは、オーストラリアに短期で行く機会があり、向こうの大学では保育施設が当然のようにあったからである。また、今、博士課程は最大6年だと思うが、出産育児がある場合はこの期限を延ばしてほしい。
オムツや乳児用の食べ物も生協で売ってもらえるとありがたい。
<参考>
東京女子医科大学/保育とワークシェアにより女性医学研究者支援
熊本大学/地域連帯によるキャリアパス環境整備
京都大学/女性研究者の包括的支援「京都大学モデル」
東京農工大学/理系女性のエンパワーメントプログラム
日本女子大学/女性研究者マルチキャリアパス支援モデル
早稲田大学/研究者養成のための男女平等プラン
奈良女子大学/生涯にわたる女性研究者共助システムの構築
お茶の水女子大学/女性研究者に適合した雇用環境モデル構築
北海道大学/輝け、女性研究者!活かす・育てる・支えるプラン in 北大
東北大学/杜の都女性科学者ハードリング支援事業
*いずれも「女性研究者支援モデル育成」平成18年度採択大学
(http://www.morihime.tohoku.ac.jp/link.html)
筑波大学/ゆりのき保育所
(http://www.tsukuba.ac.jp/visitors/pdf/070507yurinokihoiku.pdf)
東京大学/東京大学で子育て(http://www.iam.u-tokyo.ac.jp/hoiku/05.html)