皆さんお久しぶりです。
三隈川さんぽ、、月に1度、いや2度くらいはアップしたいでが、、^^。
↑傾いた西陽の中で、ヒドリガモがピュ~イ、ピュ~イと良い声で歌っています。
寒いけどこの声には心が温まります。
↑昔、七寶館(すいめい館)だった建物が取り壊しになっています。この後どうなるのでしょう。
三隈川の写真は全てスマホで撮影
でも今日は三隈川の話より、日田市内の写真家のお話しがしたくて^^;。
この方なしでは日田の前衛写真は語れません。
谷本のぼるさん(日田市在住)の写真展会場へ
1月27日~30日 パトリア日田
↑ もう、この作品ひとつを観ただけで感動です。
↑ 光と影を巧みに使って表現された純粋な銀塩世界です。美しい!!
↑ どれも写真ではなく、一見絵画に見えますよね。
でもここには谷本さんの熟練された創意工夫が施されている純粋アートです。
感動が少ないせいか、最近写真展や絵画展会場にあまり足を運ばなくなりました。
でも先週パトリア日田で開催された「谷本のぼる写真展」はとても興味ある写真展でした。
谷本さんの年齢は88歳!写真歴は70年以上です。
作品点数は50点近くあり、回顧展といっても良いくらい、見たことのない以前の作品から最近の作品までがずらりと並んでいました。
抽象から半具象の世界で一般的な風景写真とは一線を画しています。作品はご高齢であるにもかかわらず、今も瑞々しいんです。感動しました。それにしても会期が4日間とはもったいないです。
鑑賞者の私の感想としては、絵画であれ、書、彫刻、写真であっても垣根はなくいつも変わりませんが、谷本さんの作品をじっと見ていると、良い意味で抽象の世界に入り込んで行きそこには深淵で不思議なイメージが拡がっており、この光と影は見る人それぞれの心深くに入り込み、それぞれに違った光や形として動き出す夢の世界への入り口だと感じました。
作者自身の被写体に対して偶然の感動もあるけれど、きっと綿密な計算の上にこのような美しい作品が創りだされているのでしょう。
谷本さんは、大きな団体に引き込まれる事なく、ただひたすら自分の世界を追い求めています。ある意味それはとても勇気のいることであり、そこには必ず孤独な戦いが待っているのです。結果的に半世紀以上実行してちゃんと結果を出しているのです。
作品で受賞したり名声を得るための作品づくりという意識はだれでもあるでしょう。でも谷本さんはレンズを通して自分の伝えたいことを素直に消化し表現する、自己完結型かもしれません。一見するとわかりにくいと思いがちですが、それは決して偏った自己主張ではありません。何故そう思うのかと言えば、作品を観たらそれがちゃんとこちら側に伝わってくるからです。
デジタル技術は一切使わない、ネガ、ポジ、フラッシュ、色つきの透明フィルム、多重露光等々を駆使しながら追い込んでいく銀塩の世界です。
↑ご自身の作品をバックに1枚記念写真をお願いしました!
余談
谷本さんの記念写真を撮るとき、フラッシュは焚かないのですか?と言われました。
谷本さんと同じ、私も別の意味で頑固で^o^、どんなに暗くても極力フラッシュは焚きません。それにしても会場は暗いな~、あ~あ、やっぱ、、手持ちはブレる^o^;。
周囲の期待や他人からの評価などは一切気にしない、つまり自分の価値観を人様にゆだねることは決してないことが今回作品を鑑賞してよく伝わってきました。それは後から効いてくる重いボディブローの様な真実でした。でも会場を出るときには私の心の中を爽やかな風が通りすぎていきました。
出来たら福岡の美術館あたりで公開してほしいです。
※追伸
昨年、谷本さんからご紹介頂いた方がいらっしゃいます。同級生で親友とのことで、ある仕事を頂きました。その仕事の完了後お二人と私でテーブルを囲んだことがあります。そのご友人がまたとても元気な方で年齢は勿論88歳、お二人合わせて176歳のパワーには圧倒されっぱなしでした。その時は数え切れないほどの体験談や貴重なお話しを伺いしました。とても良いご縁を頂き感謝しています。
階段なんて2段ずつ登るくらい平気そうな谷本さんへ、これからもお元気で!
いつまでも作品創作を続けて頂きたいと思います。
もう怪物としか言いようがありませんネ^^;。
三隈川さんぽ、、月に1度、いや2度くらいはアップしたいでが、、^^。
↑傾いた西陽の中で、ヒドリガモがピュ~イ、ピュ~イと良い声で歌っています。
寒いけどこの声には心が温まります。
↑昔、七寶館(すいめい館)だった建物が取り壊しになっています。この後どうなるのでしょう。
三隈川の写真は全てスマホで撮影
でも今日は三隈川の話より、日田市内の写真家のお話しがしたくて^^;。
この方なしでは日田の前衛写真は語れません。
谷本のぼるさん(日田市在住)の写真展会場へ
1月27日~30日 パトリア日田
↑ もう、この作品ひとつを観ただけで感動です。
↑ 光と影を巧みに使って表現された純粋な銀塩世界です。美しい!!
↑ どれも写真ではなく、一見絵画に見えますよね。
でもここには谷本さんの熟練された創意工夫が施されている純粋アートです。
感動が少ないせいか、最近写真展や絵画展会場にあまり足を運ばなくなりました。
でも先週パトリア日田で開催された「谷本のぼる写真展」はとても興味ある写真展でした。
谷本さんの年齢は88歳!写真歴は70年以上です。
作品点数は50点近くあり、回顧展といっても良いくらい、見たことのない以前の作品から最近の作品までがずらりと並んでいました。
抽象から半具象の世界で一般的な風景写真とは一線を画しています。作品はご高齢であるにもかかわらず、今も瑞々しいんです。感動しました。それにしても会期が4日間とはもったいないです。
鑑賞者の私の感想としては、絵画であれ、書、彫刻、写真であっても垣根はなくいつも変わりませんが、谷本さんの作品をじっと見ていると、良い意味で抽象の世界に入り込んで行きそこには深淵で不思議なイメージが拡がっており、この光と影は見る人それぞれの心深くに入り込み、それぞれに違った光や形として動き出す夢の世界への入り口だと感じました。
作者自身の被写体に対して偶然の感動もあるけれど、きっと綿密な計算の上にこのような美しい作品が創りだされているのでしょう。
谷本さんは、大きな団体に引き込まれる事なく、ただひたすら自分の世界を追い求めています。ある意味それはとても勇気のいることであり、そこには必ず孤独な戦いが待っているのです。結果的に半世紀以上実行してちゃんと結果を出しているのです。
作品で受賞したり名声を得るための作品づくりという意識はだれでもあるでしょう。でも谷本さんはレンズを通して自分の伝えたいことを素直に消化し表現する、自己完結型かもしれません。一見するとわかりにくいと思いがちですが、それは決して偏った自己主張ではありません。何故そう思うのかと言えば、作品を観たらそれがちゃんとこちら側に伝わってくるからです。
デジタル技術は一切使わない、ネガ、ポジ、フラッシュ、色つきの透明フィルム、多重露光等々を駆使しながら追い込んでいく銀塩の世界です。
↑ご自身の作品をバックに1枚記念写真をお願いしました!
余談
谷本さんの記念写真を撮るとき、フラッシュは焚かないのですか?と言われました。
谷本さんと同じ、私も別の意味で頑固で^o^、どんなに暗くても極力フラッシュは焚きません。それにしても会場は暗いな~、あ~あ、やっぱ、、手持ちはブレる^o^;。
周囲の期待や他人からの評価などは一切気にしない、つまり自分の価値観を人様にゆだねることは決してないことが今回作品を鑑賞してよく伝わってきました。それは後から効いてくる重いボディブローの様な真実でした。でも会場を出るときには私の心の中を爽やかな風が通りすぎていきました。
出来たら福岡の美術館あたりで公開してほしいです。
※追伸
昨年、谷本さんからご紹介頂いた方がいらっしゃいます。同級生で親友とのことで、ある仕事を頂きました。その仕事の完了後お二人と私でテーブルを囲んだことがあります。そのご友人がまたとても元気な方で年齢は勿論88歳、お二人合わせて176歳のパワーには圧倒されっぱなしでした。その時は数え切れないほどの体験談や貴重なお話しを伺いしました。とても良いご縁を頂き感謝しています。
階段なんて2段ずつ登るくらい平気そうな谷本さんへ、これからもお元気で!
いつまでも作品創作を続けて頂きたいと思います。
もう怪物としか言いようがありませんネ^^;。