daiozen (大王膳)

強くあらねばなりませぬ… 護るためにはどうしても!

クサンティッペを支持しませんか?

2014年10月11日 | 詩心
                   

トライ(7)」でも触れたが、あなたはソクラテスの妻の悪妻説にこれまでどう対応してきただろうか?悪妻説を検証しようとせず支持してきたのならそれは検証するまでもなく当然のこととして、あなたは悪妻説を勇気づけてきたのです。つまりソクラテスを否定し、妻クサンティッペを否定する言動です。

あなたの言動が善ならあなたは善の結果を得るが、あなたの言動が悪ならあなたは悪の結果を必然的に得る、結果の責任は善悪に係わらず当人が負う、その意味において誰かに結果を恩に感じるのは当らず、誰かを恨むこともまた当らない。善悪の結果は当人の善悪の言動から生れるだけのことですからね。

ソクラテスはソクラテス自身の言動に対応した賞罰を得る、クサンティッペはクサンティッペの言動に対応した賞罰をえる。それは山を登れば疲れて頂上に至れば癒されるように誰のものでもない疲れであり癒しな訳で、それを誰かに肩代わりさせられるだろうか!?無理に肩代わりさせようとして論理破綻する。

論理破綻して心が狂えば「身から出た錆び」「因果応報」ということを分ろうとしない。ソクラテスを否定する言動を当然のことのように済ますとき、あなたはソクラテスを否定する夫を持つだろうし、クサンティッペを否定する思想に抗うことができるだろうか?クサンティッペの自由を捨てさったあなた。

想えば日本の現代女性がDVを受け容れてきた根底には女性の権利や自由を認めなかった思想‥それはソクラテスを否定し・クサンティッペを否定した報いでしかなく、ご自分で蒔いた種を刈り取っているだけのこと。現代女性はクサンティッペのように生きるべきで、男性はソクラテスに倣うべきではないのか。

ソクラテスを否定する男性を恋人にする女性は奴隷として男性に尽くすべきだと言っているに等しく、つまりどんなDVを受けても身から出た錆びと甘んじて生きる思想になるのです。男性も同じ、ソクラテスを否定するときあなた自身の権利を放棄して強い者に鞭打たれながら生きる途を選んだと知らなければならない。


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