daiozen (大王膳)

強くあらねばなりませぬ… 護るためにはどうしても!

草引けばねぎはねぎはに蚯蚓鳴く

2014年09月17日 | 蚯蚓鳴く杜
幸い~辛い \(◎o◎)/!

あなたは恐らくお気づきと思うけど
「幸」と「辛」の字はなんて似てるんだろうって
「辛」の鍋ブタを土に換えるだけで「幸」になるって
それでこの違いに人生訓とか教訓を観る人は多いようだ

園芸ブームの今は「やっぱり土に触れなきゃ」だろうか
辛くても「横棒一つ」で幸せになれるは分りやすいかな
じっさいの幸と辛の漢字の成立ちは無関係と書いてある
成立ちは無関係でもどこかつながりを感じたい気もする

ところで辛ければ必ず不幸になる訳ではないようで
辛い想いをしながらの登山したり・フルマラソンしたり
ホント人間って変な生き物だなあ
辛いカレーライス・キムチ・胡椒など欲しがる

そんなことよりナニを言いたいかというと
詰らないのは「無い物ねだり」で不幸感を脹らますこと
「名月をとってくれろと泣く子かな」と大人は思わない
無い物ねだりで不幸な想いをするのは損だもの

幸・不幸は心ひとつで一瞬に逆転する
「幸」は手枷(てかせ)を嵌められた状態を指すらしい
手枷されると不自由になる、それのどこが幸せだ?
それで私の耳に蚯蚓の鳴き声が聞こえたって訳です

手も足も耳も目も何もない蚯蚓は涙も出ないだろ?
だけど蚯蚓が鳴けば俳人・詩人の耳に鳴き声が届く
こんなこと考えてて温かい気持ちになっていた
泥んこのなかの幸せも格別ですねってお話しでした

 草引けばねぎはねぎはに蚯蚓鳴く

ねぎは : 根際



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