daiozen (大王膳)

強くあらねばなりませぬ… 護るためにはどうしても!

普通って?

2011年06月17日 | 詩心
これは【蜘蛛の糸(欲)】からの続きです。


◎『蜘蛛の糸』の意味を述べている途中ですが、挿入します。


私は【普通】について、

茂木健一郎の宇宙/たま』のコメント部分で触れましたが、

ここで『普通』の意味、もっと詳しく述べておきます。

つぎの(1)~(4)は辞書から拾った「普通」の解釈です。


(1)社会・世間にざらにある状態を「普通」と表現します。

(2)平均水準として見られる傾向を「普通」と表現します。

(3)一般にそう思われている水準を「普通」と表現します。

(4)エリートでない凡庸のレベルを「普通」と表現します。



文学の場での日本語の曖昧表現は奥ゆかしいとされていても、

議論する場の日本語の好い加減さには困らされるほうが多い。

殊に国会発言や法学者の説明責任無視の行為が犯罪的なのは、

日本語の長所を詭弁として悪用するゆえに悪質となるのです。

詭弁遣いの先鋒となっているのは国会議員や高級官僚である。



そもそも詭弁を許す体質が日本社会には…普通…に見られる。

お解りでしょうか?この…普通…は(1)~(4)のどれか?

エリートとされる連中が詭弁を多用している事実は否めない。

曖昧さは断固として弾劾すべきなのに被害者は泣寝入りする。

歴史的にみて、いちばんの被害者となってきたのは庶民です。



この構図から透けて見えるのが『長い物には巻かれよ』体質。

つまり庶民を弾圧してきた歴史の呪縛はまだ解かれていない。

しかも庶民同士も『長い物には巻かれよ』の体質を引きずる。

しかも殆んどの人が自分には無関係みたいな顔で暮している。

それは「イジメ」となって小学生から大人まで蔓延している。



イジメが『普通』になっているなら、日本人は異常なのです。

エリートから庶民までイジメが普通のことになっている日本。

イジメの意識なく、イジメル日本人はイジメを認知できない。

これですこしはアナタのイジメ体質を認知できたでしょうか。

普通のあなたがイジメ体質を支えていると認知してください。



これでイジメ体質の「普通の日本人」については、

四種類の『普通』の中の(1)~(3)に当てはまりました。

それゆえに『普通』でない日本人の中に正常な人は存在する。

異常を『普通』と呼ぶ感覚のほうが異常だとお解りでしょう。

本来、正常な感覚こそが『普通』でなければならない筈です。

日本の実情に従って『普通』と言う時、異常を意味している。



日本の『普通』が異常だと解れば、つじつまが合ってきます。

政治家の歯切れの悪さ、司法の歯切れの悪さ、官僚も役所も。

詐欺師がゴマカシ逃げ回って歯切れの悪いのは嘘つきだから。

説明責任を果たさぬ歯切れの悪い政治家・司法・官僚・役所。

いったい、どこの詐欺師が庶民のために役立つと思いますか?



真面目に正直に生きられなくした詭弁家はマッチポンプです。

普通の庶民は真面目…こんなセリフを詭弁家はヌケヌケ使う。

真面目な普通の庶民をだまし続けてきたのは詭弁家の政治家。

その結果『普通』の意味は異常を意味するようになっていた。

『普通』が正常を意味する時、庶民の暮しは安定し楽になる。



なお、

庶民の自覚に立つとき、あなたは賢くなって騙されなくなる。

だが騙す側に取り入ろうとして、あなたは不幸になるのです。

あなたは人を騙すような悪人には向いていないと思いなさい。

あなたはイジメに向いてないし、悪人向きにも出来ていない。

お人好しのあなたが悪人の仲よし・仲間になれるワケがない。



庶民が幸せを手に入れる最大唯一の道具は『正直』なのです。



「蜘蛛の糸」を正しく理解するためには正しい言葉による。

正しい言葉…すなわち、あなたと私は同じ言葉を必要とする。

同じ言葉は詭弁に依らず、庶民を幸せにする言葉のことです。

政治家や法学者・官僚が好んでつかう詭弁は役に立ちません。

遠まわりに見えても必要ゆえに『普通』について述べました。



今の日本は詐欺師政治家が広めた「詭弁」で言葉が乱れてて、

それで庶民同士の言葉も乱れてしまって会話になっていない。

あたかも日本社会がバベルの塔のごとく、言葉が乱れている。

言葉がかき乱されて人々の心が一つになる邪魔になっている、

邪魔してる詭弁家、詭弁政治家・詭弁法学者・官僚なのです。



国会議員が国会で誠実に語り合うとき社会は平和になります。

しかるに国会議員が真実の証言を拒否しているのが今の日本。

国会で真実を言わない政治家の存在を許している日本の大人。

この不正義を正そうとしなければ、日本人は不幸で当りまえ。

犯罪の生みの親は『自分ではない』と言える人々は安心です。


すこし余談に入りましたけど、必要と思って述べています。




つぎは【エリート】へ続きます。



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