daiozen (大王膳)

強くあらねばなりませぬ… 護るためにはどうしても!

母よ母よ

2014年09月24日 | 俳人 - 鑑賞
今朝のネット回りで私的にとても面白いと感じる句に出合った

■西国の畦曼珠沙華曼珠沙華

作者のお名前は存じ上げていたが、兎も角ネット検索
森澄雄氏 2010年8月18日鬼籍簿入籍 91歳。

語感と言い、リズム感と言い、光景が見えるようだ
私はなにも托鉢僧を見たのでなく、普通の人の普通の生活だ
特別なことでもなく伝統行事でもなく、日常の姿の人たちだ

曼珠沙華の世間のイメージは盆花・死人花など芳しくない
この芳しくないイメージを植えつけたのが誰かは知らないが
そりゃあ、毒花と言ってしまえば‥否定し難いか知れないが
それじゃあ何かい‥と反骨心が頭をもたげ睨み返したくなる

自然界に無かった毒を鷹揚に認める気はさらさら無いが
人間が余計なことしてバラ撒いた毒を認める気はないが
自然と上手に付きあってれば毒も薬に‥否いや止めておく
俗悪と比べられたんじゃあ、曼珠沙華が浮かばれまい

曼珠沙華曼珠沙華と唱える声が母よ母よに聴こえた私です
このように詠む人が人に悪さすることは滅多にあるまい
女性が詠む句とも想えないが、男性の句でもない気がして
それで森澄雄に関心が湧いてカテゴリーを作ってしまった

わたしは往々かん違いする人だから観察しなきゃ‥って
いやいや、長生きしなきゃ何もかもは解決しないままだな




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