野菜畑のひょうたん族

ひょうたん・たん・たん!大きくなあれ♪
野菜作りと日々の生活をやんわく綴ります。

今日は クリスマス

2024-12-25 | 季節・花
今日はクリスマス❣

主役は、この数日にしか食べられないケーキですね。
もちろんゴテ焼もセットです。

見るからに甘そうなチーズケーキは、
ふっくらとなめらかな舌触りで、
この頃、歯医者さんにお世話になってばかりいる私には
食べやすくて優しい味です。

二人で食べるので、小さめで十分なのですが、
大きさにクレームが来ないように慎重に分けます。

明日からは、
お正月に向けて、街並みの彩もガラッと変わるのでしょう。

流れゆく季節の中で、
ささやかに家族と小さな幸せを積んでいく、
来年も、再来年も…
しばらくはそうあってほしいと願いながら

1年ぶりにチーズケーキをいただいたところです。

夏の風物詩!六月燈

2023-07-21 | 季節・花
幼い頃、浴衣を着せてもらい連れて行ってもらった
六月燈。
ごった返す人波の中、迷子にならないようにと
母に手を引かれて歩いた。


母の背中から、見上げた空間に灯籠が並んでいた。
灯された文字や描かれた絵たちが、
夜空にみゅ〜と動き出し、
それは、まるで幻想の世界のようだった。

あれから何十年と六月燈に行くこともなく時はすぎ、
コロナ禍で行けなくなってしまってから、
再開したら、もう一度行ってみようと決めていた。

今年、照国神社の六月燈が開催。
私は心躍らせ、浴衣を着て行ってみた。
人混みも心地よさを感じた。
重なる灯籠に浮き立つ子どもたちの文字や絵が、
恋しい人に会えたような感動があった。

そして、
新しい浴衣に袖を通してはしゃぐ私を
優しく手を引いてくれたあのときの母に
会えたような気がした。


黄金の香り

2013-11-09 | 季節・花
時は夏をかけめぐり、
秋が来たのに気づいたのは、
黄金の香りが
小さなこの界隈をすっぽり囲った時でした。


庭にでんと居すわり、
どうどうと咲き誇る金木犀は、
すっかり我が家の顔です。

夏までは葉を生い茂り、着々と支度しつつも、
沈黙を守った彼女は、
前触れもなくいきなり演奏を始めるのです。



香りのセレナーデは、
きらきらと輝くメロディとなり、
回りを巻きこみながら、
恋心を打ち明けます…

彼女は、ちょっとばかり
気位が高いので、
言葉のないメッセージを、
黄金の香りにたくすのです。



甘い甘い思いは誰に届けたの?

友だちの秋風と
こっそり話していたのは何だったの?



夜には、泣き騒ぐ虫たちの声に、
静けさを感じられないほどだと驚き、

南国に霜が降りるころまでの
長い長い秋は、もうとおに来ていました。


七夕の願い事

2013-07-07 | 季節・花
今日は七夕。
晴れたら天の川を渡り、出逢える牽牛と織女のように、
恋人たちが出逢える日であるといいですね。

お話では牽牛と織女は夫婦なのですが、
1年に1度だけしか逢えないなんて、
悲しいお話です。




この宇宙の壮大な物語が、
本当にあるのなら、

1つ叶えてほしい願い事があります。


戦争から経済復活を目指して昭和時代を必死で働き抜いた
祖父母は60年近く夫婦として連れ添い生きてきました。

その祖父が昨年亡くなり、
祖母は今年の何もかもを初めて1人で過ごす日々です。

口には出しませんが、きっと
喧嘩していた若かりし日々を、
子どもを一人立ちさせた後、一緒に温泉地を旅した自由な日々を、
そして夫(祖父)を介護していた数年間の多忙な日々を、
繰り返し思い出していることと思います。

1年に1回だけ逢えるのなら、
その夫婦の歴史の場面の中から1つだけ切り取って
2人が仲よく過ごしたときに 逢えるようにしてあげたい。






今年も私は、一人で七夕飾りを作ります。
わっかをつなげて、短冊に願いを込めて、
思いを伝えられたらいいなと思います。



父さんの願いは、もっぱら
ドッジボール大の「スイカ」が
バスケットバール大になり、
いつか丸かぶりできる 「スイカ」 に生長してほしいこと。


これも私が短冊に書いておきましょう。


緑の親指姫

2013-05-01 | 季節・花

花の中でちんまりお座りになった、
緑の親指姫。

そよ吹く風にさえ押されまいと
きゃしゃな足で
まだ軟いうす緑の背中をささえ、
一応大人になりましたって
宣言中ですね。

ようこそ、
うちの畑デビュー。

春雨じゃ濡れてまいられよ

2013-04-03 | 季節・花
春雨がぼしょぼしょ降っています。

4月になった今、
寒くもなく暑くもなく、
冷暖房の要らないエコな時期とはいえ、
風が強いですね。

庭に置いていたプラスチックの椅子が、
玄関まで転がっていました。

どこの桜か、花びらが迷いこんで、
庭の隅で重なり固まっていました。

季節をまたぐ優しい雨のはずが、
異国の空から一気に吹き寄せる嵐の雨となって、
とまどっている私達に容赦なく降り下りてきます。

しかし、
家の窓から見上げる山々が、
青々と色づき始めているのに気付き、
どこにでも春の使者が来ているのだと嬉しくなりました。

なんてったって春雨じゃ、
みなみなさま、濡れてまいられよ。

桜満開、春爛漫、ちょっとお庭で一人酒

2013-03-23 | 季節・花
連日、東京の桜が報道されています。
隅田川沿いの桜並木は本当に、美しい。

桜は、1つの花だけでも美しいのに、
その花々たちがスクラム組んで、
春の日差しに顔を一緒に向けていると、
その力強く開いた姿が胸にズンときます。

明日は散るかと、覚悟を決めて、
最終試合で燃え尽きるまで気を張っているようです。

私も花見に行きたい!
けれど、花見に行く時間と余裕と、
花を愛でる友達がいません、残念ながら。


今、うちの庭には、
荘厳なる桜に匹敵する花があります。




岩ツツジです。


春の柔らかな日を浴びて、
薄紫がやさしく咲いています。

ひときわ目立つその美しさは、
桜の時代を飛び越えてもう、
陽気な4月への準備を始めたようです。

今夜は一人で、
ビール片手に岩ツツジで乾杯と行きますか。

もうすぐクリスマスです!

2012-12-11 | 季節・花
年々、時が経つのが早くなっているような気がします。

ついこの間クリスマスツリーをしまったはずなのに、
また昨日、押し入れからツリーを取り出して、
飾り付けをしました。

ここ10年来参加している、踊るサンタさんは、
いつものにこやかな笑顔で、
おしりを振り振り踊っています。

我が家には近所の子供たちがちょくちょくやってくるので、
この名物?!ツリーとサンタは、
毎年「うわあ~」と感激してくれる12月の風物です。

あと半月の間、夕方からライティングして
小さく灯るかわいい光が
大きなツリーを彩ります。

何よりも私自身癒されています。




春うらら

2011-03-05 | 季節・花
近くの公園に
ひかん桜が満開


このころになると
春のきざしに心浮かれて
ぷらぷらと近所を散歩したくなるものの

もうひとつの春のきざしは
「花」ならぬ「鼻」がムズムズ。
1回くしゃみすると
立て続けに何回もクシャン、クシャン、クシャン、クシャンクシャン……

3回くしゃみが出ると誰かが噂しているというけれど
私の場合、10回ぐらいは出るので

噂どころじゃない!!
花粉症!!


頭がふわふわするのも
春(花粉症)の訪れか。


それでもやっぱり

寒さを乗り越えて
何百もの固い蕾をほころばせ、
何かを期待させる
ピンクの花々が咲き誇る桜の木の下で


私もピンクに染まりたい。
ん~ この春は何かいいことあってちょうだい~

満開の桜にお願い事すると
かなうって、

誰も言ってなかったっけ??

元旦の大雪

2011-01-05 | 季節・花

今年のお正月は、
積雪25㎝の大雪。

これは南国、鹿児島にしては歴史的記録らしい。


元旦の朝

真っ白に雪化粧した
自分ちの庭が
そのまま
 
お隣も、

その次の畑も、

またまた遠くにそびえる山々も

全部つながって白い幕を引いていったみたい。


「世界が一つ」
という感覚は
こういうのかもしれない。

南国の久しぶりの雪は
すっかり人々を家の中に押し込んで

街を行く車は
数えるほどだった。

一瞬の思い

2010-10-23 | 季節・花
とうとう、やってきた。
今年も。

ある日突然、
扉をあけると、
やってくる。


一瞬で世界が変わる

  …私はそう感じる。


金木犀の香りが
私の周りを、
私の家を、私の街を
包むとき。



私の家の金木犀と
2.3件離れた家の金木犀と
自転車でかけても10分はかかる病院の
金木犀たちは
人間には分からないように
コンタクトを取っているにちがいない。

秋のよき日に
一斉にドッキリをかけるごとく
この街を
甘い香りで覆うと。


目を閉じてじっとたたずみ
深呼吸すると、
金木犀の香りは
矢のごとく脳を駆け巡り
心の奥にしまっている
大切な想いを呼んでくる。


香りに伝えたい言葉が乗せられるのなら
その香りを誰に届けますか?
どんな言葉を伝えたいですか?

私は、一番大切な人に
「大丈夫だよ。私が守ってあげる。」

と伝えたい。

みつの味

2010-05-19 | 季節・花
つつじのみつはおいしい

つつじの花のめしべを抜くと、
その先っぽに
甘いみつが付いていた。

子供のころ
学校の帰り道に
咲いているつつじを
友達と一緒に
よく取ったものだった。


今考えると

よく平気でそんなことをしていたなあ
と反省することだけれど…

あのころは、
あれはあれで
楽しかった。

赤いつつじ。

満開のつつじ。

両手を広げてかかえるほどの
大きなつつじは

おしくらまんじゅうしているように
絹のようにつややかな
花びらを寄せ合って

輝く紅色を魅せている。



おいしいつつじは
めでるつつじになった。

みつの味は
あのままなのか分からないけれど。

薔薇が咲いた

2010-05-17 | 季節・花
子供のころ、
庭のかたすみには
母が植えた小さな薔薇が咲いていた。

一枝に2、3個
ピンポンほどの
かわいらしい赤い薔薇。

梅雨前に毎年花を咲かせ、
そのたびに
私は

そのころ小学校の音楽で覚えた

「バ~ラがさいたあ
 バ~ラがさいたあ
 真っ赤なバ~ラがあ♪」

を幾度も歌ったものだった。



薔薇は赤色しかないと思っていた。
一人でさみしいときは
薔薇を見ると癒された。

だって、
「さ~びしかった僕の心は
 明るくなった」
          から。

歌の力はすごい。
そのままで美しい薔薇は
口ずさむ言葉と一緒に
心まで
満たしてくれた。


帰りの遅い家族が
帰ってくるまでの
白い時間を
私は薔薇の花のお絵かきで
埋めた。


今、

うちの庭では、赤い薔薇より
オレンジ色の薔薇が満開だ。

けれど
やっぱり
赤い薔薇が
なつかしくって
 いい。


老人ホームに咲く花

2010-04-11 | 季節・花
老人ホームに行ったとき
もうひとつ
心に残る花を見つけた。

名前は知らないが、

数本植えると
どんどん株が増えて
あっという間に群生するらしい。


雑草のようにたくましいのに
花は可憐できれいだ。

んんっ??

どこかで似たような…
  
最近の女性のようなのかも。

私の周りには
きれいな人ばかり。
これはきれいに装ったというのかもしれないが
ひと昔の、やぼったい女性は見たことがない。
そして口調も強く、
自己主張もする。

ずいぶん強い女性が増えたなあと思う。

老人ホームでは、
散っていく桜の下で
風雨に負けない、
強い花が
ここに住む人々の
心をいやしているのかもしれない。

花見~桜~

2010-04-05 | 季節・花
少し風が強いと
花びらが散ってしまうから

桜が咲くと
早く見に行かなきゃと、
気持ちがせっつく。

今年は少し遠出して
うわさの
老人ホームの桜並木を見に行った。

どんなうわさかというと
その老人ホームは、
高台にあり、
桜の向こうに海が見えて
それは美しいという。

天国みたいな光景…

そんなら是非見に行こうと、
晴れた昨日、
友達と一緒に見に行った。



桜並木が桜色に太い線を描いた
その向こう

海と空が互いを映して
抜けるような青に続いた。

「きれいだねえ…」
ありきたりの言葉しか出ないが
私たちも同化して
きれいになったような気分。

まさに絵のような風景。

何十年か経って
余生を暮らすときは
こんな海が見えるところに
いつか私も住みたい。