何気なく庭に飛び出すと、
いきなり頭からアミをかぶった。
左目の端にじゃりじゃりと節足的な足先を見つけた
瞬間、引っかかったアミをむしり取り、
超人的な片足跳躍で、おそらく3mは跳んだ
生まれて初めて、
囚われたハエの気持ちが分かった
そして、
本当に恐怖を感じたときは、声が出ないタイプだという
自分に気づいた。
驚きと恐怖の腹いせに、
残った糸を容赦なくほうきの柄先で切り、
無残にもちぎれた蜘蛛の糸は、
風に吹かれて空に舞った…
…はずなのに、
翌日、同じ場所に、
さらに立派に張り巡らされたアミの中に、
堂々とキザなヤツが居直っていた。
「もう、その手に乗らない」と、にらむと、
「どうぞ、お構いなく」と、にらみ返してきた。
切られてもせっせとアミ続ける職人の
芸術的な巣の出来栄えは見事だと思う。
が、
とてもじゃないけど、友達にはなれそうもない。
ところで、オタク、何グモ
いきなり頭からアミをかぶった。
左目の端にじゃりじゃりと節足的な足先を見つけた
瞬間、引っかかったアミをむしり取り、
超人的な片足跳躍で、おそらく3mは跳んだ
生まれて初めて、
囚われたハエの気持ちが分かった
そして、
本当に恐怖を感じたときは、声が出ないタイプだという
自分に気づいた。
驚きと恐怖の腹いせに、
残った糸を容赦なくほうきの柄先で切り、
無残にもちぎれた蜘蛛の糸は、
風に吹かれて空に舞った…
…はずなのに、
翌日、同じ場所に、
さらに立派に張り巡らされたアミの中に、
堂々とキザなヤツが居直っていた。
「もう、その手に乗らない」と、にらむと、
「どうぞ、お構いなく」と、にらみ返してきた。
切られてもせっせとアミ続ける職人の
芸術的な巣の出来栄えは見事だと思う。
が、
とてもじゃないけど、友達にはなれそうもない。
ところで、オタク、何グモ
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