野菜畑のひょうたん族

ひょうたん・たん・たん!大きくなあれ♪
野菜作りと日々の生活をやんわく綴ります。

イチゴ

2010-04-12 | 野菜
イチゴ農園に行くと、
プリプリの
大きなイチゴが
真っ赤なのから青白いのまで
たわわに実っている。

4月はもう収穫も終わり頃で
1月頃のピークに比べるとほんの少し
小さめだが、
甘さは変わらず、おいしい。

6年前、
イチゴの苗を
何の気なしに
庭に植えた。

キンモクセイがそのころ
まだ「1本の棒」状態で、
すっからかんに空いた棒の
前に
イチゴを植えた。

その翌年から、
さみしいキンモクセイの周りを
イチゴがぐるっとおおい、
かわいい実をつけるようになった。

「小さいけど、
 野いちごじゃないよ!」
って、
ころころ葉っぱの間から顔を覗かせる。


今年もまた
イチゴたちがいつのまにか
花をつけていた。

その上で
6年かけて大きく成長した
キンモクセイが葉を茂らせている。

6年間、
イチゴたちとキンモクセイは
どんな話をしていたのだろう。

日陰の身になったイチゴたちは
きらきら太陽の光をさえぎる
キンモクセイをまぶしく思っているのだろうか?

老人ホームに咲く花

2010-04-11 | 季節・花
老人ホームに行ったとき
もうひとつ
心に残る花を見つけた。

名前は知らないが、

数本植えると
どんどん株が増えて
あっという間に群生するらしい。


雑草のようにたくましいのに
花は可憐できれいだ。

んんっ??

どこかで似たような…
  
最近の女性のようなのかも。

私の周りには
きれいな人ばかり。
これはきれいに装ったというのかもしれないが
ひと昔の、やぼったい女性は見たことがない。
そして口調も強く、
自己主張もする。

ずいぶん強い女性が増えたなあと思う。

老人ホームでは、
散っていく桜の下で
風雨に負けない、
強い花が
ここに住む人々の
心をいやしているのかもしれない。

あら汁

2010-04-08 | 料理
今、ぶりと鯛がよく釣れるという。

父がまた釣ってきてくれたので
あら汁を作った。

具は大根、白菜…、
そのときにある野菜はなんでもよいが
今回は適当な物がなかったので
長ネギと豆腐。

魚のだしがよくきいて
しょうがで生臭さも消え、

「うまい!」の一言。

外食で
新鮮な魚が食べたいときは
たまに
近くの漁師さんの店に行く。

そこは、
伊勢エビや魚を漁師さんが釣ってきて
その日の新鮮なうちに
料理して食べさせてくれる。

運がいいと、
たわしのようなホタテや
皿からはみ出た姿揚げ、
酒のつまみはザルで出てくる。


伊勢エビコースは値もはるが
それでも都会ではありえない価格だと思う。
食べきれないほどの量だし。


最近はよく父が釣ってきてくれるので
その店には行かないが、
伊勢エビ解禁のころには
また行きたいなあ。

花見~桜~

2010-04-05 | 季節・花
少し風が強いと
花びらが散ってしまうから

桜が咲くと
早く見に行かなきゃと、
気持ちがせっつく。

今年は少し遠出して
うわさの
老人ホームの桜並木を見に行った。

どんなうわさかというと
その老人ホームは、
高台にあり、
桜の向こうに海が見えて
それは美しいという。

天国みたいな光景…

そんなら是非見に行こうと、
晴れた昨日、
友達と一緒に見に行った。



桜並木が桜色に太い線を描いた
その向こう

海と空が互いを映して
抜けるような青に続いた。

「きれいだねえ…」
ありきたりの言葉しか出ないが
私たちも同化して
きれいになったような気分。

まさに絵のような風景。

何十年か経って
余生を暮らすときは
こんな海が見えるところに
いつか私も住みたい。

大根の花

2010-04-04 | 野菜
畑の隅でそのまま残った大根が
きれいな花を咲かせている。

大根の花は
菜の花を白くしたような感じだが
よく見ると

紫も混じって
かわいらしくもきれいだ。



子供の頃
近所がぐるりと畑だった頃
菜の花が畑を黄色く染めた。
そして、時折その中に白い畑があり、
私はそれが白い菜の花だと思っていた。

今はすっかり
畑はコンクリートに埋まり
マンションが建ち
走り回る子供の姿もなく
笑い声も聞こえない。


わずかなうちの畑が
黒い土に恵まれ
南国の太陽の応援で
実りを期待されて頑張っている。

大根も花を咲かせてくれたから
種を採っておくことにしよう。

ひょうたんの種

2010-04-03 | ひょうたん
ひょうたんの種をもらった。

今年の「ひょうたん」がいよいよ
今日からスタートだ。

もらったのは、
実は種ではなく
去年のひょうたん。
1年間ずっと水につけておいたもの。


古いひょうたんの中で種ができていた。

うちでの小槌を振るように
シャカシャカ振ると、
小さな口から

古い水と一緒に
ポロッ、ポロッと
ひょうたんの種が飛び出してくる。

だ円の顔に小さな耳が二つ付いているような
少し変わった形をしている。

だからこそ、
あのひょうたんの形になるのかも。

野菜畑とは少し離れた場所に
6個植えた。
今日から1週間後くらいに
また別の場所に植えるつもりだ。

今年こそはひょうたんが
無事成るように
かぶせた土に手を合わせた。