野菜畑のひょうたん族

ひょうたん・たん・たん!大きくなあれ♪
野菜作りと日々の生活をやんわく綴ります。

オタク、何グモ?

2013-11-25 | その他
何気なく庭に飛び出すと、
いきなり頭からアミをかぶった。

左目の端にじゃりじゃりと節足的な足先を見つけた
瞬間、引っかかったアミをむしり取り、
超人的な片足跳躍で、おそらく3mは跳んだ



生まれて初めて、
囚われたハエの気持ちが分かった

そして、
本当に恐怖を感じたときは、声が出ないタイプだという
自分に気づいた。

驚きと恐怖の腹いせに、
残った糸を容赦なくほうきの柄先で切り、
無残にもちぎれた蜘蛛の糸は、
風に吹かれて空に舞った…


…はずなのに、
翌日、同じ場所に、
さらに立派に張り巡らされたアミの中に、
堂々とキザなヤツが居直っていた。

「もう、その手に乗らない」と、にらむと、
「どうぞ、お構いなく」と、にらみ返してきた。

切られてもせっせとアミ続ける職人の
芸術的な巣の出来栄えは見事だと思う。

が、

とてもじゃないけど、友達にはなれそうもない。
ところで、オタク、何グモ


空に消えた約束

2013-05-24 | その他


晴れわたる空に、西から東へ
飛行機がツーと一筋の雲を引いていくのを見つけると、
ちょっと酢っぱい思いがよぎります。


私が高校生の頃のこと、
今日のように青く晴れた日
お弁当を食べて眠気の差した5時間目の授業の前、
ふっと、隣に目をやると、
同じように空を見上げていた男子がいました。


彼はそのころ、
学校でもハバをきかせた集団の1人で、
同じ中学校というだけの
ただのクラスメートでした。

当時から大人しく無害だった私には、
ほとんどの男子は口を利かない中、
彼だけは冗談を言ってくるくらい
よく話しかけてくれていました。

彼は教室の窓から見える
四角い空に右から左へ1本引かれた雲の筋を見つめたまま

ぼそりと


「きみの名前を空に書いてあげるよ。」

と言ったのです。



私は思いがけない言葉にびっくりして振り返り、
空を見上げたままの彼を見ました。

そんなオトメチックな言葉をかけられるなんて
私は心臓を突然ぐるぐる巻きにされたようでした。

私は小さく

「うん。」

とうなづきました。


白い軌跡は、やがて青い空ににじんで消えて行き、
チャイムの音で我に返った2人は、
5時間目の授業を普段通りに受けました。

2人だけの約束は、
その後1度も話題になることはありませんでした。




その彼は高校卒業後、
航空自衛隊に入隊し、
パイロットになったと風の便りで聞きました。


それから6年ほど経ったころでしょうか。
街で人気のパスタ店で、
高校からの親友とランチを楽しんでいた時です。

「ねえ、あれ、同級生じゃない?」
友達がフォークで指した方に顔を向けると、

そこには、
航空自衛隊の真っ白な制服を来た彼がいました。
彼がにこやかに見つめていたのは、
中学生時代、校内美女ランキングで常に1位だった
マドンナでした。

あの頃も中学生ながら、
「美しい」という言葉がピッタリの彼女は、
さらに透き通った肌と、
はっとするくらい黒く密やかな瞳で、
彼を見つめていました。

まるでそこだけ別世界、
パスタ店の1角だけ異次元空間。

私は話しかけられないまま、
パスタを巻きながら、
頭の中に、あの空を見上げた時を思い起こし、
気付いたのです。

空に書きたかったのは、
マドンナの名前、
だったのだろうと。

なぜなら、彼女を見つめる目は、
あの空を見つめていた目と同じだったから。


きっと、
彼女の名前を書いてあげたんだよね。
だからこうして、
彼女と一緒だったんだよね。


私はぐるぐる巻きにして
だんごになったパスタを口いっぱいにして、
やっと気付いた勘違いと一緒に、
一気に飲み込みました。


一人相撲の約束はとうに消えてしまったけれど、
淡い思いだけ胸にしまっています。

風邪がもたらしたもの

2013-04-24 | その他
今春はインフルエンザにもかからず、
花粉症も軽くてよかったと思っていた矢先、

季節の変わり目が
いたずらに気温をもてあそぶので、
風邪でダウンしてしまった2週間。


家族のいなくなった家、
一人ぼっち、長い長い眠りの中、

夢うつつのフワフワの頭の中に、
過去のできごとが浮かんでは消え、
寄せては返す波のようにまた浮かぶ同じ情景。


忙しい「今」が満杯の毎日では、
思い出しもしない幼いころのこと。



熱を出して学校を休むと、
仕事を休めない母が出かける前に
必ずいつも枕元に置いてくれたチョコレート。


縁側に腰掛けてお絵かきした庭の花とクレパス。


夏の暑い昼下がり、扇風機を回しながら
母の横で昼寝をしたときの固いゴザの寝心地。





やがて、

駆け巡る思い出は「今」で立ち止まり、

これからの人生は、何を大切にして、
どんなことに時間を使えばいいのだろうと
白い天井に問い続けた。



2週間ですっかり哲学者になった私は、
久しぶりに乗った体重計の数字に驚き、
青ざめた顔が映った鏡の自分を見て
しばらく笑っていないことに気づいた。


病気が治ったらまず始めるべきことは何なのか、
ずっと考えてきたのに、

来月出席する結婚披露宴に着る服のサイズに合わせて
取り合えずはダイエットすることから
頑張らなきゃいけないという

現実はキビシー

鏡の中の私は苦笑い


長嶋茂雄さんに国民栄誉賞を

2013-04-05 | その他
野球界に尽力した、
長嶋茂雄さんと松井秀樹さんの、
国民栄誉賞W受賞が話題になっていますね。


「わが巨人軍は不滅です」
という長嶋さんが残した有名な言葉がありますが、
私はそれよりもっと好きな言葉があります。

20年以上も前に創られたポスターが、
当時自宅に貼ってありました。

まだ将来が決まらず、
希望と不安と迷いでいっぱいだった若かりし頃
そのポスターを私はずっと見つめていたものです。


ある教室の黒板の前、
白いチョークで書かれた言葉を背に、
教壇に立った長嶋さんがにこやかに、
そしてまっすぐに私に伝えていました。

「夢は人生の宿題です」

あなたがもし、夢を持てたなら、
それはあなたの人生をかけて、
必ずやりとげなければならない宿題なのです。

長嶋さんがそう言っているようでした。

ポスターはいつの間にか、
なくなってしまいましたが、
私はいつまでもその言葉が頭の奥に残っています。


人はたぶん、
人生の中で大なり小なりいくつか夢を持つでしょう。
その夢を1つ1つ、
成し遂げるよう、全力で取りかかること。
途中で諦めたり、何かのせいにしてやめたりしないこと。

夢を持ったことは自分に課した宿題なのです、と。



長嶋さんの功績、言葉、存在が、
硬球を握ったこともない、小さな私にさえ、
20数年の間夢に向かっていく力を沸かせてくれました。

国民栄誉賞とは、
これまでの偉業をたたえるとともに、
人の心や行動を動かすエネルギーを
これから先もずっと、与え続けてくれることへの
感謝の表れなのだと思います。


私は、
いくつになっても、これからも
目を閉じてまぶたに浮かぶ黒板に
私だけの宿題を書いていきます。



ホワイトデーにほしいもの

2013-03-14 | その他
今日はホワイトデーですね。



今日も好きです
明日も好きです
でこぼこ坂も
ふたりで歩けたらしあわせなんだよ!

ラジオから流れる恋の歌が身にしみます。

義理チョコからのお返しは、
つまりお返し義理クッキーですから、
そこにはお金とプレセントの箱が飛び交うだけ。
もらった個数を自慢するなんてナンセンスです。

本命への思いや感謝を伝えるという、
本来のホワイトデーのみのお返しだけでいいと思うのです。


そういう私は、毎年家族からもらうだけですが、
今日はおいしそうなクッキーがあったので、
自分用に買っちゃいました。

それこそ、本末転倒、無意味でしょうか?
それが何か?

久しぶりにブログに戻ってきたのに、
ちょっとさびしい出だしになってしまいましたね(~_~;)

震災復興への祈り

2011-03-24 | その他
震災にあわれた方々の
深い悲しみや生活への不安を
いったい何が、誰が消してくれるのだろうと
心が痛む。


こんなに悲しい春があるなんて
今まで思ったことがなかった。


ここ数日で咲きだしたモクレンの
白く光る花弁が
切なくさびしく感じるのは私だけじゃないだろう。




ガレキの山だけ残ったTVの画像を見て

ずっと昔
大水に襲われた後
家の壁や家財道具、畳も床も
真黒な泥に覆い尽くされて
異様な異臭に呆然と立ち尽くした時のことを思い出した。

災害は一瞬なのに
復興への道のりは延々と続く。
希望と絶望は紙一重で
先の見えない不安は
涙も引いてしまうくらい、こわい。
嘆きの声は喉もとで満杯になり
心臓の音が時折はやくなる。




被災された方々の
心の痛みは
私などには到底計り知れないけれど

でも、
それでも

今日を生きて
明日を生きて

がんばってほしいと
心から思う。

熱い思いと桜島

2011-01-13 | その他
鹿児島の象徴、桜島。

お正月の桜島は、
すっかり雪化粧して、海に映え
息をのむほど美しかった。


日頃、桜島が見えないところにいるせいか
たまに桜島を目の当たりにすると、

ココは薩摩、
私は薩摩おごジョなんだ、と
自覚したりする。

篤姫

西郷隆盛



長渕剛



どの時代の薩摩人も

大きな桜島を見ながら

夢、理想、希望、、、
熱くなる何かを膨らませたのだろう。

桜島の噴煙は
「行って来い!」と
背中を押してくれたのかもしれない。


いくつになっても
頑張れる何かをもっていたいと思う。

私も。

秋祭り

2010-11-10 | その他
夏までは
口蹄疫の騒ぎで
あらゆるお祭りが中止になっていたけれど

やっと
わが町にも
お祭りが戻ってきた。



焼きトウモロコシをぱたぱたすると
砂糖醤油の味がただよう甘い空気

寒かろうがなんだろうが
子どもらが群がる かき氷

家に持って帰ったら
絶対かわいそうなことになるって
分かってるけど
何匹もすくいたい、金魚

子どもらが走りより
100円玉を何枚も
小さな手に握りしめて
お目当ての景品にたどり着くまでと
ひいちゃう クジ。

どれもこれも
私が小さいころからずっと
変わらない

そしてこれからも
きっと変わらない

わが町の秋祭り。



年をとって
舞台の前にビニールシートしいて
おばあちゃんずわりして

毎年毎年繰り返す
太鼓の音に
わが胸が一緒に響くとき

やはり
「ここで、生きてきてよかった…」
と思うのだろう。

柿と空

2010-08-06 | その他
夏真っ盛り。
きらめく青い空!!


本格的な
夏がやってきました。


柿の木の枝から覗く空は
南国のテーマのように
白い雲とマッチングして
何十年もの前から変わらない。


あまり気にかけていなかったけれど、
うちの青柿はじっくりと
長雨の間、実を作りあげていたのです。

感心、感心。

秋には食べられるよねぇ。

そうそううちには実のなる木ばかりだから
楽しみの実りがこれからぞくぞく登場します。


ダイエットで100円貯金

2010-02-23 | その他
ダイエット歴15年。

ジョギング、ヨガ、骨盤体操、フラフープ、
クッキーダイエット、サプリメント、ダイエット下着…
いろいろ試してみたけれど、
ほとんど効果なし。
というか、

変わらない。

15年前からずっと
「あと5キロ痩せたい。」
そう思い続けてきた。
だから、友達がこれよかったよ、と薦めてくれたり
TVや広告のうたい文句に期待したりして
何度も試してきたのだが、

結局、変わらなかった。

私はきっと、形状記憶能力に長けているのかもしれない

そこで最近は、「プラス健康」を考えた。

うちの栄養たっぷりのほうれん草で
朝ジュースダイエット!!
100グラムのほうれん草にいろいろ混ぜて
一気にジューサーで作ると結構な量で
おなかいっぱいになる。


そして、
頑張って飲んだ?ので、ご褒美に
飲むたびに100円貯金することにした。

健康に痩せて、貯金も貯まったら
温泉旅行でもしようかなぁぁぁ