「仕事は単調でおもしろくない」という気持ち。この気持を持続したままでは、慢性的なマンネリ状態に陥り、成長が止まることが推測されます。
ルーティン的な仕事をしている人に対して、「この仕事から何がわかりますか」という質問をしても、「ウーン」と唸って黙ってしまう人はおりませんか。
「何も思わないのか」と思っても、本人を責められない部分はあります。自己完結しているならば。
このとき、問題意識をもって仕事をしてもらうために、「問題意識をもって仕事をしろ」という上司からの指導は、あまり有効ではないです。というか、工夫が欲しいです。
これが有効かと思う指導は、その人の前後にある仕事。周辺にある仕事との関係性を示し、その関係性から派生している問題点を上司が示唆することです。というのは、本人は自分の業務そのものについて、問題点を指摘されるのは面白くない。特に、本人がノープロブレムと思っていればなおさら。
さらに、他人との協働を嫌う人もいますから。
ですから、最初は「私には関係ない」という態度を示すかもしれません。しかし、ここが指導のポイント。スタンドアローンの視点からの脱却。ここにもっていくことです。
細分化・専業化している今日の業務ではあるのですが、一方でシステムとして考えて働く習慣が必要ではないかと思います。
但し、これを行うには上司の根気は要りますよ。テコでも動かない人がいますので。
そうならないために、若い時からこの訓練は必要かと思います。