わが家の大みそかに長年続くルーティンは墓参りです。
いつの頃からかは覚えていません。ただ、小学校に入学する年の元旦に父方の祖母がなくなり、1月1日に墓参りはないだろうということで、前日の大みそかにすることになったことは確かです。
実家からお墓がある寺まで約1時間半。乗り換えが2回で最寄駅から徒歩約15分。私は一人っ子なので、成長とともに面白くないひと時となっていました(ご先祖様、申し訳ありません。ただ、男の子は親との会話がだんだんとなくなるものです。当時はスマホなどなく、電車の中の楽しみも限られていました)。
夕食で覚えているのは、実家近くのお寿司屋さんへ行ってカウンターで注文。生ガキの軍艦巻きや、生きていた車エビをその場でしめた握りが特に印象に残っています。
週休1日、日曜しか休みではなかった時代。わが家では日曜日の夕食は外食でした。父(夫)だけでなく、母(妻)も家事(仕事)を休みましょう、ということの延長です。
その後、母は1階の台所でテレビを見ながらお雑煮の準備。父と私は2階の部屋で、やはりテレビでのんびりと。紅白歌合戦(紅白)が21時から始まっていたときは、19時からのニュースが終わったあとの世界のマジックショーを見ていたと思います。
紅白そのものは、リアルで見た記憶があまりありません。小学生の頃は21時だったら眠たくなっていたはずですし、中学・高校と進むと興味がない歌は聞きたくなくて自分の部屋で好きなことをやっていたと思います。
今年も墓参りはすませました。実家に立ち寄りその報告をし、さきほどわが家に帰ってきました。夜は興味あるテレビを少し見た後、21時には眠っていしまう思います。焼酎のお湯割りでほろ酔いになっているはずですので。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。良いお年をお迎えください。