軽井沢one beauty 片山農園の日々雑感

軽井沢で農業をしながら、ちょっとしたことをブログに書いてます

つまりまくり

2017-04-22 23:56:00 | 農業
18日の夜から19日の明け方まで降った雨。
あの雨で未だに渇かない畑がある。
それは発地たんぼだ。
発地たんぼ地帯は粘土質の湿地である。
それを畑にすべく、オトンが若かりし頃に30アールに区画されたたんぼに暗渠排水パイプを地中に埋設した。
この畑の3分の2はキャベツを定植してあるのだが、残りの3分の1の暗渠排水パイプ最後尾あたりがまったく渇かないのだ。
こりゃ暗渠排水パイプのどこかつまっているんだな?と暗渠排水パイプの最後尾辺りを掘り返す。
掘り返すと容易く書くが深さ70センチはあるかな。
もう少し掘っただけで、水が涌き出る。
約5メートル間隔でまた畑を掘り返しパイプを探し当てる。
またもパイプから水が涌き出る。
この先がつまっているんだな。とまた5メートルほど先を掘ってみる。
またまたパイプから水が涌き出る。
散歩中のおじいさんが「何しているの?」と質問してきたので「パイプがつまっているようなので、その場所を探しだしてます」
「そりゃあ大変だわ」と去って行った。
これを繰り返し25メートルぐらいした所でパイプが涌き出ない場所を遂に発見!
この辺がつまっているんだな?と水の涌き出る場所と水が涌き出ない場所の中間を探しだしパイプを30センチほど切断。
パイプの中はスギナの根が入り込み、その根はパイプ内をとぐろ状に巻き付き、それが水と一緒に出てくる赤渋を塞き止めていたようだ。
これで水がひけていくと思ったが、最後尾から涌き出る水は相変わらずだ。
途方に暮れる。
これ全部つまってるの?
さて、どうする?
で、結局全てのパイプを掘り出すことにした。
パイプの回りは水捌けが良くなるようにと軽石を入れてある。
その上の層までをバックホーで掘り後は手堀。
まぁこれがつまってる。
5年ぐらい前にパイプ掃除したのにすごいなこりゃ~
午前中に散歩してきたおじいさんがまた散歩して来たので「結局ダメでした」と言うと笑いながら「こりゃひどいね」と言ってまたまた去って行った。
パイプを全部暗渠から出しつまった赤渋などを洗い流し再び埋設。
今回は次回を想定して、地中に排水枡も埋設。
作業はバックホーの力で人力なら3日はかかるだろうが、一日で何とか終わることが出来た。

それが終わってから消防団8部のポンプ操法大会の選手を集めて、練習日程を決める会議を行った。
今年は選手を決めるのになり手が居らず苦労をした。
その中には先日お母さんが亡くなられた団員も快く選手を受け入れてくれた。
まずは「消防団から花出さなくてすみません」と謝罪。
本来僕が謝る必要あんのか?
「出てましたよ」
「あれは8部。うちらが出した花。本来消防団からも出ないといけないの」
「そうなんですか?」
普通新入団員セミナー、何も分からず入りたての団員に新入団員セミナーで慶弔規程説明したって覚えている別けない。
でも、幹部で新入団員セミナーなんども出ていれば、その点を流してしまうのは幹部は本当に失礼。
今日のパイプ以上に幹部と団員とのパイプラインはつまってますよ。
通りが悪いわ!


なんだその慶弔規定 - 軽井沢one beauty 片山農園の日々雑感