かあちゃんのはしっこライフ

東京のはしっこに住んでいるかあちゃんの
あれこれです。

『コンビ二人間』・・・ネタバレありです。

2016-07-29 | 本・音楽
芥川賞受賞作
村田沙耶香さんの『コンビ二人間』を
読みました。

ユニーク

感覚が小さい時から人とは違う
(そのために、家族はとても気をもみます。)
コンビ二店員の古倉恵子。
大学を卒業しても、アルバイト先のコンビ二で
働き続けること18年・・・。

結婚をしていないことや、アルバイトであることなどで
周囲の雑音が大きくなっていき
自分も少しは変わってみようとします。

確かに、彼女の感覚は理解しにくい部分がありますが
自分が家族の心配の元になっていることを理解し
彼女なりに心配をかけないようにふるまえる面もあり
頭のいい人なんだと思います。
ただ、きっとそれが表立って見えないので
とっぴな部分ばかりが、クローズアップされてしまうんだな~

紆余曲折あったけど、『コンビ二人間』として
生きていこうと決めた彼女に、清清しさすら感じました

単行本、発売中です。




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読みました~「永い言い訳」

2016-07-10 | 本・音楽
映画監督の西川美和さんの作品。
直木賞候補にもなってましたね。


奥さんを突然の事故で亡くした
作家の津村啓(本名衣笠幸夫)。
きちんと向き合っていなかった為に
心の底から泣くこともできず
その状況をもてあます中、
同じ事故で亡くなった奥さんの親友の家族と
係ることで、少しずつ向き合えるように
なっていくお話でした。

重いテーマなんですが、
描写が時にコミカルで
くすっと笑わずにはいられませんでした

相手がいなくなってしまった以上
どうあがいても、答えは出ない・・・
それでも、残された自分は落としどころを
見つけて、生きていくしかない。

家族だからということに甘えず
ちゃんと向き合って生活しなくちゃいけないな~と
思いました。

映画を見ているような展開の仕方だと思いましたが
今年の10月には映画が公開されるんですね!
もっくん(本木 雅弘さん)が主演とか。
イメージぴったりなので、是非見に行こうと思います

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オムライス日和 ~BAR追分

2016-04-24 | 本・音楽
美味しそうな題名の本を読みました

伊吹有喜さんの作品。
2015年7月に出版された『BAR追分』の続編です。

今回は夜のバーではなく、お昼のバールが主な舞台。
相変わらずな「ねこみち横丁振興会」の人々が
おりなす、ハートフルな1冊です

色々迷いながらも一歩前進の
シナリオライター志望の宇藤くんに、ほっとしました。

この本を読んだ後は、オムライスが食べたくなりますよ
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よく聴いています。

2016-02-14 | 本・音楽
今さらなんですが、
外出時によく聴いているのが
Michael Bublé(マイケル・ブーブレ)の
『To Be Loved 』


声とちょっと懐かしい感じの曲がぐっと来ます。
「It's A Beautiful Day」を聴くと
スキップしたくなりませんか?
(しないよ!本当にはしませんが)

懐かしい感じの曲といえば
Meghan Trainor(メーガン・トレイナー)の
『Title』も好きです。
とってもキュートですよね

そういえば、16日はグラミー賞の授賞式だ!
結果に注目
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世界のブックデザイン2014–15

2016-01-16 | 本・音楽
「印刷博物館」で開催されている
『世界のブックデザイン2014–15』を見に行ってきました。

有楽町線の江戸川橋からてくてく歩いていきました。
この道は、車では通ることがあるのですが
歩くのは初めて

川沿いに1本入ると、雰囲気がぜんぜん違います。
とっても静かな住宅街(朝だったせいもあると思いますが・・・)
いいにおいがします

老舗っぽいうなぎやさんでした。

「印刷博物館」はトッパン印刷のビルにありました。






見るだけじゃなくて、実際に本を手にとって
見られるところがすばらしい

外国の本は見る機会がなかなかないので
うれしいです。

オランダで出版された「不思議の国のアリス」は
挿絵の感じが日本で見られるものと違っていました。
京都国立博物館・朝日新聞社/編の「国宝鳥獣戯画と高山寺」は
京都国立博物館の図録。
鳥獣戯画のマメ本が付いていて、欲しい~と思いました。
中国の子ども向けの紫禁城のガイドブック?は
イラストがとってもかわいくて、わかりやすそうでした。
これまた、欲しい~。157元となっていました。
スターウォーズ柄の英和・和英辞書もありました。

もっとじっくり見たかったのですが
映画の時間があったので、1時間ほどで切り上げました。
また行きたいな。

2月28日(日)まで開催されています。
入場料は、なんと無料です。


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