あまりエッセイ本は読まないのですが、タイトルが面白かったのと、比較的好きな芸人さんだったので購入してみました。
岩井さんが体験したことや感じたことが、短編として綴られている。どれも実際に起こったことであり、どの作品も惹きつけられる魅力があった。
特に面白かったのが「恐怖に怯えたタクシー運転手の怪談話」かな。具体的な内容は本編で確認してほしいけど、衝撃の事実を知った時のタクシー運転手の顔を見てみたいな(笑)
何気ない日常かもしれないが、あたかも事件が起こったかのように綴っているのが面白いポイント。岩井といえばハライチのコンビで、どうしても澤部のほうに注目が集まりがちになってしまうが、ネタ作りを担当していることから"笑い"を作り出すことに関しては一級品という感じで見ている。
澤部という"素材"を活かすには自分が目立つのを控えたいし、かといって何も目立たなければ「ハライチ」としての価値も失われてしまう。澤部の陰に隠れてるけど「何か持ってるんじゃないか?」と思わせるところが岩井の魅力かなと思う。
どの作品も共感できる部分が多かったのは、僕も似たような人間だからかなと思っている。人とコミュニケーションをとることは極力避けたい、だけど人との繋がりは大事にしたい。外に出ると人と接する機会が増える、だけど家にいるよりかは外に出たほうが楽しい。とにかく"変化"が起こることを望んでいるのだ。
コロナ禍で外に出る機会が減ったので非常にもどかしく感じるが、その中でも毎日が同じことの繰り返しではないはずだ。そう思い、今年に入ってから毎日日記をつけることにした。何もない日は一言で終わるかなと思っているが、今日現在で短文で終わった日は一度もない。決して充実した日ばかりではないが、毎日同じことの繰り返しではないんだなと文章にして改めて思い知らされた。
とりあえず年内を目標に日記を続けたいと思っているが、できることならこの先も続けるくらいの気持ちでいたい。ちなみに日記をつけている方法はノートとかでなく、Googleカレンダーに書いている。買いなおす必要が無く、経済的かつ過去に振り返ることも可能。
またこういった独特の感性を持つ人の作品とか読んでいきたいな。
じゃこの辺で
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