The Society of Hormesis ホルミシス学会

STRUCTURED MICRONUTRIENT, US PAT/TH FDA (Med), JP FDA(Food)

がんになりやすい食べ物

2015-06-04 22:04:44 | 食品

がんと食べ物には深いかかわりがあることが分かっています。国や地域によって羅患しやすいがんの種類が違うのは、地域性や体質の違いだけでなく、食生活も関係しているのです。例えば、体質的には同じ日本人でも、海外に移住した日系人は現地の羅患傾向に近くなることがわかっています。とはいえ、特定の食品ががんを引き起こす、というよりも、食生活の傾向によってなりやすいがんが異なる、ということです。がんの予防という点では特定の食品を避けるよりは、バランスのよい食生活を心がけることが大切でしょう。

 

日本人の食生活とがん

日本人は世界的に見ても胃がんになりやすいことがわかっていますが、これも食べ物が関係しており、塩分の多い食事がその原因だと考えられています。地域的なデータでも、塩蔵魚や漬物などを多く消費する地域は胃がんの羅患率が高いのです。
確かに日本は醤油や漬物など塩分の高い食品が多く、ヘルシーだと言われる和食にしても、塩分だけはかなり摂取してしまいます。
また近年は、がんを抑制すると言われる新鮮な野菜や果物を食べる習慣が減っていることも、がんの羅患率や死亡率が上昇している原因なのかもしれません。
最近では醤油や味噌なども減塩商品が多数販売されているので、がんの予防のためには塩分を控えてしっかり緑黄色野菜をとることが大切です。

 

がんになりやすい食品とは?

どこの地域であっても、お酒、つまりアルコールの摂取量が多いところは食道がんになる確率が高くなっています。食道がんになるリスクは、毎日の酒量が増えれば増えるほど高くなっており、さらにタバコを吸う人は確率が高くなるため注意が必要です。また、熱い飲み物をよく飲むことも食道がんの羅患リスクを高めているという説があります。
日本人の死因として、胃がん以上に多い肺がんの場合は、タバコの影響は無視できません。タバコのニコチン自体ががんの発生を促すだけでなく、タバコを吸うことでがんの抑制要因であるビタミンCを破壊してしまいます。それもまたがんになる要因です。
また、万病のもとである肥満も、がんとは切り離せません。肥満は乳がん、大腸がんなどさまざまながんを誘発します。極端なダイエットは必要ありませんが、日ごろからバランスのよい体作りを心がけましょう。
また、国立がん研究センター・がん予防検診研究センターによると、大腸がんでは、赤肉と加工肉のとりすぎがリスクになるというのが、最近の研究結果で報告されています。野菜や魚などをとりまぜた、バランスのよい食事をとることが大切です。

http://mocosuku.com/201412045417/


がんからの生還は、医療界の黄金の規範(Money Rule)に対する反逆

2015-06-04 22:04:09 | がん

ガン産業の領域(化学療法、外科手術、放射線)の外側に、本当に効果的で安全なガンの治療法が沢山ある


Carbon Micro Coil (Helical Carbon)

ニューヨークタイムズのベストセラーになった『ノックアウト、ガンを治しているお医者さんとの対話』(Knockout: Interviewswith doctors who are curingcancer)の著者、スーザン・ソマーズが今、ガン産業全体を震撼させている。知識に基づき希望を伝える彼女の力強い、感動的なメッセージが、何百万人という読者の心に響いている。そして、読者は、従来のガン産業の領域(化学療法、外科手術、放射線)の外側に、本当に効果的で安全なガンの治療法が沢山あ ることを学びつつある。

「2010年には、ガンは世界最大の死因(殺人者)になります。皆が今のやり方のガン治療にはまり込んでいくのが心配です。ガン業界にとっては巨額な利益になることです。すでに今でも年間二千億ドルの規模になっています。このままでは患者の家族は破産します。死ぬためにお金をかけるだけです。お金をかけても、どうせ、ガリガリに痩せて、死ぬことには違いないのですから。だったら、私の本に書いてある方法を検討してみてください。ヒューストンのブルジ ンスキー博士(Dr. Burzynski)のことを調べてみてください。ニューヨークのゴンザレス博士(Dr.Gonzalez)や、ネバダのフォーサイス博士(Dr.Forsythe)のことを調べてみてください。どのお医者さんも、苛酷な化学薬品を押し付けることもないし、身体を痛めつけることもしません。別の方法を採用してます」

マンモグラフィーは、害の方が多い

「マンモグラフィーのことは『ノックアウト』に書いています。あまりにも衝撃的な事実なので、本には書きましたが、テレビでその話題を持ち出す気にはなりませんでした。マンモグラフィーについて否定的なことを言うのは、医療界の黄金の規範に反逆することになるからです。だからこの報道を昨日見たときにはワクワクしました。誰も(マンモグラフィーが起こしている害悪について)本当の事実を話していません。パンドラの箱を開けたくないのです。けなげにも マンモグラフィーを受けた沢山の女性が、マンモグラフィーでガンになったなんてことを・・・」

スーザンの本は、例によって、伝統的なガン業界とその強烈な仲間たち(主流メディア内部の若干の組織を含む)の激怒を買った。スーザンのメッセージが、伝統的なガン治療と化学療法の推進者から意地悪い攻撃を受けているのは、そのためだ。彼らは、『ノックアウト』に書かれた情報が、自分たちの(商売を続けるための)権威基盤を崩す脅威だと見ている。「私のメッセージは、巨大企業の利益を邪魔することになる」とスーザンは言っている。「でも、巨大企業が やっていることが私たちにとって良いことになるまでは、健康と人類の向上のために、私たちは声を大にして糾弾しなければなりません」(natural.news)

がん
http://cir.ncc.go.jp/
皮膚がんほくろ.tokyo.jp/category1/entry6.htm
jpop-voice.jp/cancer/daicho/i/1107/I/04.html‎
ja.wikipedia.org/wiki/悪性腫瘍‎
www.jcancer.jp/about_cancer_and.../「がん」について/主要五大がん‎

https://www.facebook.com/TokyoDdClinic


いくら抗ガン剤を使ってもガンは治らない---米国ガン治療学会 2002年

2015-06-04 22:02:55 | がん

●「米国ガン治療学会」の告白

2002年に開催された「米国ガン治療学会」で、そのハイライトとして「化学療法は患者にとって有用か」というテーマのもと、手術不能の肺ガン患者たちの臨床データが報告された。その報告によれば、肺ガンに効果が高いとされているシスプラチンを含め多種の抗ガン剤の組み合わせによる治療を施した患者グループと、全く何も治療しなかった患者グループとの比較では、前者の平均生存期間が7・7ヶ月、後者(無治療)が5・7ヶ月と報告された。つまり多額の治療費を払って苦しい思いをすれば、何もしないでいるよりも「平均して2ヶ月は延命できる」というものである。この数字は、実際の臨床研究に基づいてはじきだされたエビデンスであるだけに、非常に説得力がある。

しかし早い話、これは「いくら抗ガン剤を使ってもガンは治らない」というものであって、そこには「抗ガン剤治療の限界」がはっきりとあぶり出されている。この学会には世界中からたくさんの医師たちが参加していたと言うから、このようなエビデンスが報告されるということ自体、現代医学が「ガンは治せない」と正直に告白しているようなものであろう。

いったいなぜ現代医学はガンが治せないのか? と問いつめていくと、結局は「医学理論」の問題に行き着いてしまう。間違った医学理論からは間違った治療法しか出てこないのだ。しかもこれは「学問的な問題」といった悠長なものではなく、大勢の患者たちの「命に直接かかわる重大問題」だ。いや、これは自分の大事な家族の、自分の友の、つまり自分にとって大切な人たちのせっぱ詰まった命の問題であり、さらに言えば、いつか自分自身が直面しなければならないかもしれない問題でもあるのである。

http://www.facebook.com/TokyoDdClinic


がんより怖い慶応大病院がん治療-近藤誠生涯一講師

2015-06-04 16:20:34 | がん

「近藤誠」の画像検索結果近藤誠 慶応大学(アジア大学ランキング第53位/岡山大医同等)

 医者が信じられない。頼りになるはずなのに、不信感しか持てなくなりそうだ。このままでは、病院に行くのも怖い。そんな暗い気分にさせる、知りたくなかった医療の現実を見せつけたのが、『がんより怖いがん治療』(小学館刊)だ。がん治療、がん検診、医者の裏側を赤裸々に明かしたのは、『患者よ、がんと闘うな』(文藝春秋刊)で日本の医療界を敵に回した近藤誠氏。40年間にわたり医者として活動してきた慶応義塾大学病院で見てきたことや経験してきたことなどから、医療界の真実の姿を浮き彫りにする。


■ともに怖い、手術と抗がん剤治療

 第1章と第2章で明かされるのは、がん治療の怖さ。次のような実態を知れば、怖くなるだろう。勘三郎さん(歌舞伎俳優の中村勘三郎さんのこと)は、食道がんの手術から約4か月後に亡くなった。真の死因は食道の全摘手術にある。胆汁や消化液を誤嚥し、ARDS(急性呼吸窮迫症候群)を引き起こしたのは、手術によって胃や気道の機能に障害を起こした結果だからだ。(※同著より)

 がんに冒された食道を全摘出し、胃袋を引き上げて代用食道を作る大手術の結果が「術死」。誰にでも起こり得ることだけに、手術への不安がかき立てられる。ならば、抗がん剤が安全かといえば、そうともいえない。

 抗がん剤が効かない最大の原因は、がん細胞を殺すと同時に、正常細胞を殺してしまうことにある。(中略)最も危険な側面は、生命に関わる重要な臓器に害を与えることだ。骨髄、循環器、呼吸器、消化器、泌尿器、中枢神経などの機能を低下させる。その結果、体は異常を来して、ひどくなると死亡する。(※同著より)

 手術も抗がん剤も信じられない。がん治療が信じられないものになっているのは、患者第一ではない医療界の体質にあった。手術は、19世紀に始まったときから、がん治療の最新、最良の技能と見なされ、医療界に君臨してきた。(中略)手先が器用で手術がうまければ、論文など書かなくても、つまり研究しなくても、出世の道が開けるのが外科である。(中略)よって、切除できそうががんは手術になって、臓器が取られてしまう。(※同著より)

 抗がん剤治療の恐ろしさは、新薬の実験台(被験者)にされることだ。(中略)第2相試験の実験台に選ばれるのは、もう何をしても治る見込みのない患者たちだ。対象になるのが、乳がん、胃がん、肺がん、卵巣がんなど、もともと抗がん剤が効かない種類のがんだからである。さらに、すでにほかの抗がん剤を使って効果が見られない患者を選んでいるからである。(中略)しかし、治る見込みがないなら、残された人生をできるだけQOLを保ちながら、穏やかに暮らしたい人も多いだろう。それを医者は、ゼロに等しい効果をちらつかせて、実験台にしてしまうのだ。(※同著より)

 がん患者は、出世と実験のために利用されるということか。医療界には、病に苦しむ人を救うという崇高な理念は微塵も残っていないのか、と絶望したくなる。

■がん検診に意味はなし

 しかし、がん治療よりもある意味で恐ろしいのが、がん検診だ。第3章では、がん患者がつくり出される現実を示す。健常者をがん患者に仕立てるのは、治療より怖い。こんな信じられないことがまかり通っている現実に、背筋が凍る。

 がん検診に意味がないことは、日本のがんによる死亡者がいっこうに減らない事実を見ればわかる。厚生労働省の統計では、がん死亡者が1950年以降、増えつづけているのだ。定期検診や人間ドックが普及し、「早期発見・早期治療」が推奨されている。検診推進派が言うように、早期がんを早期治療すれば、進行がんにならないのだとしたら、日本では早期がん患者が増えているのに、なぜ死亡者は減らないのだろうか。早期発見されるがんの多くが「がんもどき」であるからだ。(※同著より)

「がんもどき」とは、他臓器に転移しておらず、放置しても転移が生じないがんのこと。「がんもどき」をがんとして取り扱い、治療に持って行くのは、医療は産業でもあるからだ。「医は算術」という側面が露骨なまでに表出している。

 しかし今や、がん検診は多くの人の生活を支えている。検査料を稼ぐだけでなく、発見したがんを治療することで二重に稼ぐことができる。がん検診からがん治療に至るコースは、病院の大きな収入源になり、医者や職員を養っている。(中略)しかし病気になる人の数は、毎年だいたい同じである。市場規模は決まっているのだ。そこで新たな市場として、健康な人を病人に仕立て上げようとする。そのための手段が検査。(中略)今や健康な人たちが、医療産業にとって米であり石油なのだ。彼らがいないと医療産業は回っていかない。(※同著より)

 本来、「医は仁術」であるべきなのだろうが、産業としての側面もあることは理解できる。しかし健康な人を病人に仕立てるのは詐欺そのもの。医療機関に対する信頼が、音を立てて崩れていくような衝撃を受ける。

■不必要な検査や医療は受けないで

 第1章から第3章は、高い専門性を利用し、がん治療でやりたい放題のことをしている医療界の印象を強く印象づけたが、第4章以降は、間違った治療や検診に立ち向かう著者の戦いにシフト。どのように戦い、その過程で達した新境地が中心になっている。

 苛烈な戦いに、著者には味方する者などおらず、孤独な戦いを強いられる。そのため採用した戦法が、メディア利用し患者を味方につけることだった。『文藝春秋』にある論文が掲載されるとき、二人の娘に対して語ったことが、戦いの苛烈さを物語っている。

 原稿を編集部に渡し、輪転機が回っている頃、ぼくはふたりの娘を呼び寄せて語った。「パパはこれから外科を相手に一戦かまえる。それで、いろいろ迫害されて、うちは貧しくなるかもしれない。覚悟しておいてくれ」と。(※同著より)

 そして、戦いは無傷では済まず、代償が伴う。著者が支払った代償は、出世の道を完全に断たれたことだった。覚悟を決め、万年講師の道を受け入れた著者だが、覚悟を決めた人間は強く、しぶとい。万年講師生活で得られた時間を使って最新の医学論文を読み込み、メディアを利用してこれまでのがん治療やがん検診を真っ向から否定する言論活動を活発に展開する。その真骨頂といえるものが、『患者よ、がんと戦うな』であった。

 面白くないのが、真っ向から否定された医療界。なりふり構わず著者を潰しにかかる。しかし、そんな医療界をよそに、患者は著者に味方し、著者の外来を訪れる新患は後を絶たない。セカンドオピニオンを求めて来る人が多いことから、著者は治療をせず相談だけを受けるセカンドオピニオン外来を開く。医療界との戦いから著者が読者に伝えたかったことは何か。それは、次の記述で明確に示されている。

 人は自然にまかせて生活するのが一番健やかに、長生きできる。だから読者には、不必要な検査や医療を受けないようにしてもらいたい。そのためには医療や治療法の知識以外に、医療業界の有り様について知っておくことも必要だろう。知らないとカモにされるのである。ほかの業種ならカモられたところで、お金や財産を失うだけだが、医療では最悪の場合、命がなくなる。(※同著より)

 医療は産業。治療代と検査代を稼ぎたい病院に、製薬会社や医療機器会社の思惑も絡む。様々な思惑が絡む複雑な構図の中で病院の言いなりにばかりになっていれば、助かる命も助からないことだってある。長生きしたければ、賢くなるしかない。これが、著者が読者に伝えたいメッセージである。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150314-00010001-dime-soci

船瀬俊介 ガンで死んだら110番 五月書房(2008)
近藤誠 大学病院が患者を死なせるとき 講談社(2003)
近藤誠 大病院「手術名医」の嘘 講談社(2004)
近藤誠、清水とよ子 医療ミス(2003)





近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来

www.kondo-makoto.com/

近藤誠 - Wikipedia

ja.wikipedia.org/wiki/近藤誠

何度でも言う がんとは決して闘うな - 本の話 - 文藝春秋

hon.bunshun.jp › 自著を語る

「病院は金のためなら平気で子宮を奪う」異端医師・近藤誠氏の ...

www.sankei.com/premium/news/141206/prm1412060011-n1.html

日本の年間40万人の癌死の内大半が治療死--日本の医療レベルは一流自画自賛

2015-06-04 16:20:11 | がん

「がん検診・治療ワールド」の画像検索結果

がん検診・治療ワールド結成でやりたい放題

日本人の死因の多くは「がん」によるものだが、その多くが「がんもどき」であるとし、『がん放置療法のすすめ―患者150人の証言』 (文春新書)などの著書がある医師・近藤誠氏が、がん治療の現状を解説する。

 * * *
 海外では最近、がん検診による“過剰診断”が問題になっている。米国の比較試験では、検診を受けた群の肺がん死亡者が未検診群を上回った。他の比較試験でもがん検診の有効性が否定されており、スイスやカナダなど、科学的知見から各種がん検診をとりやめる勧告を出した国も多い。

 ところが日本では病院、医師、医療機器メーカー、厚労省などが「がん検診・治療ワールド」を結成し、過剰診断で健康な人を「がん患者」に仕立てている。そして「がんもどき」を「治すべきがん」として、手術や治療など「医療介入」を始める。最大の問題は、その「がん治療」が患者の寿命を縮めることだ。

 たとえば手術と放射線治療で治療成績に差がない部位のがんでも、外科医は手術で切除したがる。しかし、人間に本来備わっている臓器を摘出すれば、当然患者の体全体に悪影響が生じる。手術によって患部の抵抗力が落ち、がん細胞が増殖する危険もある。

 抗がん剤もリスクだらけだ。急性白血病や悪性リンパ腫、小児がん、睾丸腫瘍、子宮絨毛がんは抗がん剤で治る可能性があるが、がんの9割を占める肺がん、胃がん、前立腺がん、乳がんなど固形がんに抗がん剤を投与すると、正常な細胞まで破壊する。吐き気、脱毛、食欲不振などの症状が出る他、最悪の場合は骨髄、循環器、消化器など生命にかかわる重要な生体機能を低下させ、患者を死に追いやる。

 日本の年間40万人近いがん死のうち、大半がそうした「治療死」と考えられる。つまり、がんが怖いのではなく、がんの治療とそれを行なう医者が怖いのである。

 多くの日本人はがんと診断されると思考が停止してしまい、医者の言いなりになりがちだ。がんと告げられれば大きなショックを受けるだろうが、患者は自分でできるだけ正確な情報を集め、押し寄せる不安には知性と理性を用いて対抗してほしい。


http://www.news-postseven.com/archives/20150201_296316.html


中村勘三郎さん がん検診したことで死期が早まった

2015-06-04 16:19:36 | がん

近著『医者に殺されない47の心得』が108万部のベストセラーになっている医師の近藤誠さんは、25年間、独自のがん治療法を訴え続けてきた。

「初期であろうと末期であろうと、がん患者はなるべく臓器を温存したほうが生活の質も上がり、むしろ寿命が延びる」──それが近藤医師の考え方だ。さらに、がん検診について、すればするほど、がん患者にされてしまう。誤診や、検診による大量の被ばくにも大きな問題がある。がん検診をしても寿命は延びない、とその不必要性を説く。

「がん検診をすると、患者にされてしまう可能性があるので注意が必要です。例えば日本では、胃がん細胞が上皮内にとどまった状態の非浸潤がんでも、がんと診断されます。しかし欧米では、周囲の健康な組織までがん細胞が浸み出すように増殖した浸潤がんのみをがんと定義しています。欧米では認められていない8~9割の症状を、日本ではがんと言っているのです」(近藤医師、以下「」内同じ)

 がんと診断されると、医師の勧めで手術や抗がん剤を施されることが極めて多い。また、がん検診は誤診も問題にされてきたが、近年は「検診自体に意味がない」というのが世界の医療の潮流だという。

「がん検診したグループとしないグループの死亡率には、変化がないというデータが出ています」

 CTやPET検診は放射線の被ばく量が多く、それが発がんの引き金になるという指摘もある。

 中村勘三郎さん(享年57)は自覚症状がない状態で人間ドックに入り、食道がんが見つかった。すでにリンパ節への転移があったが、食道全摘手術を選択。誤嚥により肺炎を併発、亡くなった。「検査でがんとわかり、手術を行ったことが死期を早めた」というのが近藤医師の意見だ
http://www.news-postseven.com/archives/20140221_242369.html


胃がん--今いくよ

2015-06-04 16:19:14 | がん

先日5月28日、漫才コンビ、今いくよ・くるよとして活躍した今いくよさんが、胃がんのため67歳で亡くなりました。いくよさんは昨年2014年9月に体調不良を訴え、検査したところ胃がんが見つかりました。手術はせず抗がん剤治療などを行っていました。

同日に俳優の今井雅之さんが54歳大腸がんで亡くなったという報道があり、ここ数日がんで亡くなる有名人の訃報が続いています。3人に1人はがんで亡くなる時代となった現代、がんは他人事ではなく身近な病気になりつつあります。

がんの死亡順位では、男性は第1位が肺がん、2位が胃がん、3位が大腸がん、女性は第1位が大腸がん、2位が肺がん、3位が胃がん、となっています。
胃がんは、日本人に多いがんで、肺がんに抜かれるまでは、がんの死因ではトップでした。現在、罹患率では、患者数が最も多いのが胃がんです。男女比は、2対1と男性に多く、男女とも60代に発症のピークがあります。
早期発見が非常に有効とされ、100%治癒することも可能であると言われています。


◆胃がんはどこにできる?
胃は、みなさんご存知の通り、腹部にある袋状のもので、食道と小腸の間にあります。
食道から胃への入り口部分を噴門部、胃から十二指腸につながる出口部分を幽門部(ゆうもんぶ)といいます。胃の壁は、5層に分かれています。
主な役割は、食物を一時的に貯蔵することと消化する働きがあります。
食べ物を食べると喉から食道を通って胃に入ります。胃に入った食べ物をしばらくは貯めておき、段々固形状の食べ物を砕いて細かくして、胃液と混ぜ合わせ消化して、少しずつ十二指腸に送り出します。
胃がんは、胃の壁の最も内側の粘膜内の細胞が、何らかの原因でがん細胞になったものです。
細胞の分類としては、腺組織と呼ばれる上皮組織から発生する腺がんです。分化型と未分化型とがあり、治療方針も違ってきます。胃がんの最もできやすいのは幽門前庭部です。


◆胃がんの原因は?
生活習慣は、胃がんの発生に大きく関係しています。特に食生活ですが、胃がんを引き起こす一番の要因は、塩分の摂りすぎです。一度に多量の塩分をとると胃壁の粘液を溶かしてしまいます。
そうなると発がん物質がしみこみやすくなるといわれています。また野菜や果物の摂取不足も指摘されています。最近になって、ヘリコパクター・ピロリ菌という細菌が胃の中にすみついて、胃がんの原因になっていることがわかってきました。
この菌は50歳以上の日本人の約8割が保菌しています。感染している人すべてが胃がんになるわけではありませんが、除菌療法が胃がんにかかるリスクを低くするという結果がでたため、除菌療法が推奨されています。
また、タバコやストレスも胃がんを発生させる要因にあげられています。


◆胃がんの症状とは?
胃がんの初期症状は、何となく続く胃の不快感や食欲不振、胃や胸のもたれ、吐き気やゲップ、体重減少、黒色の便が出る、貧血による倦怠感やふらつきなどがあげられます。
これらは、日常生活ではよくあることなので、そのまま放置してしまうことがあります。
さらに進行してくると、嘔吐、吐血、血痰、下血、体重の急激な減少、不眠、口内炎や舌炎、息切れや動悸、などの症状がでてきます。


◆胃がんにならないためには
40歳を超えたら、無症状でも内視鏡やX線検査による健康診断を定期的に行うことが早期発見につながります。自覚症状がなく早期に発見された人の5年生存率は97%で、胃がんは、早く見つけさえすれば完全に治せる病気になっています。

また、胃は、食べ物が直接入ってくるところですから、食生活と密接に関係します。
日本人の伝統的な食生活である、漬物、塩辛、塩蔵魚卵、味噌汁など高塩分食品を取っていると胃がんになりやすいことがわかってきています。

塩分を控えめにすることがポイントです。また、野菜や果物をたくさん食べて、ビタミンCとカロテノイド(赤や黄色の食べ物に含まれている)の摂取量が多い人は、胃がんの発生は低く、肉類、チーズ、パンやバターなどいわゆる欧米型食生活と胃がんの関連は出ていません。

野菜、果物、大豆食品、海藻、きのこ、牛乳、豆、ヨーグルトなど、バランスよく摂取する食生活を心がけましょう。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150702-00000002-mocosuku-hlth