The Society of Hormesis ホルミシス学会

STRUCTURED MICRONUTRIENT, US PAT/TH FDA (Med), JP FDA(Food)

がん死者20%減、目標達成困難…受診伸び悩み

2015-06-09 23:18:46 | がん

国立がん研究センターは20日、がんによる死亡者数を2015年までの10年間に20%減らす国の目標について、達成は困難との見通しを明らかにした。

 喫煙率の減少が目標に届かず、がん検診の受診率も伸び悩んでいることから、現状では17%の減少にとどまるとしている。

 国は、がん対策基本法に基づくがん対策推進基本計画で、75歳未満のがん死亡者数(人口10万人当たり)を05年の92・4人から15年に73・9人とする目標を定めた。

 しかし、同センターがこれまでの実績などから推計したところ、76・7人と目標に届かないことが分かった。

 目標を達成するには、喫煙率を05年の24・2%から半減させ、同じく20~30%台だった胃がんや肺がんなど「5大がん」の検診受診率を50%に引き上げることが必要とされた。

 厚生労働省によると、最新の13年の統計では、喫煙率は19・3%、検診受診率は最も高い肺がん(男性)で47・5%だが、女性はすべてのがんで30%台に低迷している。同省は6月1日に初の「がんサミット」を開催し、たばこ対策の強化などを呼びかける方針だ。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150521-00050009-yom-soci


元島栖二著 図解カーボンマイクロコイル 日刊工業新聞社(2013.03.25.)

2015-06-09 23:18:19 | 著書



全147頁
ISBN978-4-526-07040-2
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肺がん 放置した方が長生き

2015-06-09 23:17:46 | がん

日本人の死因のトップは、がんである。 現在、厚労省は罹患者が多いがんのうち、がん検診を受けることで死亡率が20~60%も減少することが科学的に示されているとして、5つのがん検診(肺、大腸、胃、乳、子宮頸)を推奨している。厚労省のアンケートによると、過去1年間に何らかのがん検診を受けた人がいる世帯は現状20~30%程度だ。今年度中に受診率50%にすることが目標だという。

 しかし、世界を見渡すと、この5つのがん検診すべてを実施している国は少ない。大腸がんは国際的にも根拠が認められて多くの国が検診を実施しているが、胃と肺の検診に関しては、日本以外で胃は韓国だけ、肺もハンガリーだけというのが現状だ。

 厚労省は、これら5つのがん検診すべてに効果を示す証拠があるというが、海外では、実証研究によって「効果なし」と指摘しているケースが少なくない。

 医療の有効性を証明する方法としてもっとも信頼度が高い検証方法は「無作為化比較試験(RCT)」だ。海外ではがん検診もこの方法で検証され、有効性が疑問視される結果が相次いでいる。

 研究対象となる人々を無作為に選び、検診群と放置群の2つの集団に分け、罹患率や死亡率などを比較する。検診群は定期健診でがんが見つかるが、一方の放置群はがんが進行して症状が出ないと見つけられない。というと、日本人の“常識”なら前者のほうが死亡率は低いと考えるのが普通なのだが……。『患者よ、がんと闘うな』(文春文庫)などの著書がある、慶應義塾大学医学部放射線科講師の近藤誠氏が解説する。

「まず、肺がんに関しては、1986年に9000人を対象に行なわれたアメリカのメイヨークリニックの検証が有名です。結果は、発見された肺がんの数は検診群が勝りましたが、肺がんによる死亡数は放置群のほうが少なかった。1990年にチェコスロバキアでも6300人の喫煙男性に対して検証がされ、同様の結果が得られました。なお、肺がんによる死亡数は放置群が47人だったのに対し、検診群は64人でした。

 死亡数が増えた理由は、手術の後遺症で亡くなった、健康という検診結果に安心してタバコを余計に吸ってしまった、などが考えられます。いずれにせよ、無症状ならば放置していても問題ないということです」
http://www.news-postseven.com/archives/20121203_158121.html


中村勘三郎さん がん検診したことで死期が早まった

2015-06-09 23:17:25 | がん

近著『医者に殺されない47の心得』が108万部のベストセラーになっている医師の近藤誠さんは、25年間、独自のがん治療法を訴え続けてきた。

「初期であろうと末期であろうと、がん患者はなるべく臓器を温存したほうが生活の質も上がり、むしろ寿命が延びる」──それが近藤医師の考え方だ。さらに、がん検診について、すればするほど、がん患者にされてしまう。誤診や、検診による大量の被ばくにも大きな問題がある。がん検診をしても寿命は延びない、とその不必要性を説く。

がん検診をすると、患者にされてしまう可能性があるので注意が必要です。例えば日本では、胃がん細胞が上皮内にとどまった状態の非浸潤がんでも、がんと診断されます。しかし欧米では、周囲の健康な組織までがん細胞が浸み出すように増殖した浸潤がんのみをがんと定義しています。欧米では認められていない8~9割の症状を、日本ではがんと言っているのです」(近藤医師、以下「」内同じ)

 がんと診断されると、医師の勧めで手術や抗がん剤を施されることが極めて多い。また、がん検診は誤診も問題にされてきたが、近年は「検診自体に意味がない」というのが世界の医療の潮流だという。

「がん検診したグループとしないグループの死亡率には、変化がないというデータが出ています」

 CTやPET検診は放射線の被ばく量が多く、それが発がんの引き金になるという指摘もある。

 中村勘三郎さん(享年57)は自覚症状がない状態で人間ドックに入り、食道がんが見つかった。すでにリンパ節への転移があったが、食道全摘手術を選択。誤嚥により肺炎を併発、亡くなった。「検査でがんとわかり、手術を行ったことが死期を早めた」というのが近藤医師の意見だ
http://www.news-postseven.com/archives/20140221_242369.html