諸葛菜草叢記

 "窓前の草を除かず“ 草深き(草叢)中で過ごす日々の記

小寒行進曲

2010-01-05 15:51:46 | 日記・エッセイ・コラム

 【小寒】 「冷気は最高ではないが、本格的な冬。」と暦に説明されております。天気図を見れば、日本海には、すじ状の雲がビッシリ張り付いております。将に本格的であります。しかし、まだ北関東の平野部は、張り出しが弱いのか風はそれほど強くありません。

 枯れ芝の 小高き丘に 登り居る子ら向かう空 青く極まる -夢 蔡ー

Img_0209

  「♪ お山の大将 / 俺ひとり / あとから来るもの / つき落とせ~#」

 作詞は、西条 八十ですが、歌のメロデーまで解る人はもう少なくなりました。【お山の大将】は、「子供の遊びの一つ。他の人を押しのけて、丘や塚などの上へ誰よりも早く登ることを競う。」〔国語辞典)、▼ 昭和30年ころまでは、「子供は風の子」なんて、屋外で遊ぶことが相場でした。坂上ったり下りたり、他愛ないと言えば、それまでですが、体力は付きました。子供は,他愛ないにも熱中するのがいいのです。ガキ大将は、知恵がまわり、小器用で、竹馬作りなど上手でした。数人の竹馬行列行進です。

  小寒に 畑うちなせる老農夫 鍬を杖にし腰をいたわる  ー夢 蔡ー

014_2

 昭和2年生まれ、83歳の源八郎さんです。牛蒡ーゴンボの作付けです。作業が遅れに遅れて、昨年末のやっと種を蒔き終わりました。寒さで芽が枯れないように、寒冷紗で畝を覆います。正月最初の手作業となりました。一畝は約30mですが、腰痛のため、息継ぎをしながら何回にも分けて進みます。若い農家〔~70歳〕の畑は、寒冷紗の中で、ごぼうは双葉を出しております。

 農林水産業の従事者は、今や全人口の3%に過ぎない。しかも、その50%以上は70才を越えている。

  自給率 上げる相談 3%では無理  ー夢 蔡ー