諸葛菜草叢記

 "窓前の草を除かず“ 草深き(草叢)中で過ごす日々の記

1203年 序章

2013-01-04 22:03:57 | 日記・エッセイ・コラム

 “ 只の年 またくるそれで よかりけり ”<星野麦丘人> ▼「いかにねて おくるあしたに云う事ぞ きのうを“こぞ”と けふを“ことし”・・」 <後拾遺集>-ご案内の“去年今年”(こぞことし)の来歴であります。世の中は、あわただしく動いておりますが、日々は世事と疎遠の生活をしておりますと、去る年と来る年の境目が解らなくなります。(*注 今年は、神社に居る役目でしたがー夢蔡ー

ー0:00am 平成25癸巳年が明けました。ー

年玉の 多きを願う 娘(こ)ありて ー夢蔡ー

鈴緒(すずお)重きに 媼(おうな)は振れず ー甲斐伍ー

20130104_029_2 ▲ 郷 社 【雷 電 神 社】 建立は、西暦1215(順徳天皇ー建保6年)とされる。天正元年(1570)、正月25日 大雷が、神木を直撃するー。すると神木の裂け目から一条光り共に黄金像が現れた。村の守護神=【大 雷 神】となった。 ▼境内の杉の老木の皮を剥ぎ取り、ふところに入れておけば、雷除けの守護符となる。● なお、配祀神には、有名どころでは、スサノウ命・大国命・日本武尊・菅原道真命が祀られている。何を<願掛け>しても叶うでしょう。ー

<小泉稲荷にて・・>----

初みくじ 読み返しつつ 結びけり ー夢蔡ー

  “運命”の音 いかに響くや ー部糖弁ー 

20130104_017 ▲ 運勢 吉  ○ 一度思い定めたことはわきめもふらず一心になさい。何事も成功します。○ 願望 おそいが思う通りになる。 吉  ○ 学問 努力すれば よしーー

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五円玉 十個投げ入れ 初参り 来福あまた 欲張りし吾 ー夢蔡ー

“年立つやもとの愚がまた愚にかえる” <一茶> ▲ 一年の愚行がが終わったあとに、またも新しい愚行が始まりました。

20130104_050 ▲ 市民の森公園 「猿岩石」    なんとなく“哀愁”をおびた顔です。 (←立ち止まって見ておりますと、こちらを哀れんでいるようにも感じますーー) 

ー 「愚」 <会意文字> おろか。禺(←猿の形象)+心 から構成されている。*補注 現代の生物学では、チンパンジーと人類の遺伝子の差異は、2~3%とされております。「人間+心」で「ぐ」と言う<会意文字>が出来ないことを心がけるが大切でししょう。 (←「猿の惑星」伝言板より)

ー「衣装にしろ、思想にしろ、やたらと老人が流行を追いまわすのはみっともない。・・しかし、自分が何処に立っているか、人々がどこへ行こうとしているか、は知らねばならぬ。」<ゲーテ 箴言集> ▼ 「愚者も千慮をすれば、必ず一得あり」= (愚かな者でも、多くの事を考えていればうちに、たまには良い考えをだすものだ。ーー

  箴言を 肝に命じて 年新た  ー夢蔡

         ----序章ーー<了>ー