昨夜は地元善通寺市内での観望会がありました。
小学生がたくさん来られていて、遠くは髙松市内からお母さんと子供3人の家族が来ていました。先日の地震の影響で、予約していたまんのう天文台が閉館していた為こちらに来られたとのことでした。
しかし、空はほとんど曇天の様子で夏の大三角もまともに見えず、見えていたのは牛飼い座のアークトゥルスぐらいでした。西の低い空にやっと顔をみせた金星も、鉢伏ドームからは見えない、また、南の低い位置の月も山陰にさえぎられて望遠鏡を使っての観望はできませんでした。
しばらくは、見え隠れしながらもすこし顔を出した、北斗七星と夏の大三角の説明です。
私は今回も電視観望です、薄明中は極軸も合わせられず、薄雲でプレートソルブもできない状態でした。やっと20時過ぎにベガ付近の雲が開き始めたので、M57から電視観望をスタート。といってもあとはM27で終了です。南天の散光星雲M16, M17, M20, M8は鉢伏天文台からは観望できません。
眼視だと晴れているように感じるデネブ付近。5cm150mm(F3.0)の広角で北アメリカ星雲を狙いましたが、散光星雲は薄雲に弱いことを再認識させられました。輝度の低い散光星雲を薄雲のなか見る方法はないのだろうか?。