花のアート写真工房

Ⅰ:透明水彩画集
Ⅱ:旅エッセイ(海外編)

【アートに対する情熱は、青春そのものです!】

マレーシアフォトエッセイ~その4:アートの街・ジョージタウン

2014年03月23日 10時01分56秒 | 旅エッセイ⑫~マレーシア
   

           
   
                                                   
      

 夕食は、ジョージタウン内のレストランで海鮮中華を食べた。インド人のウェートレスがとてもかわいかった。眉と眉の間に赤丸が付いていた。それは、ヒンドゥー教信者がする「ビンディ」と言うらしい。赤色は既婚者、黒色は独身者、白色は信仰心の深い人や儀式でするという。街角では、年配のご婦人でも黒のビンディをよく見かけた。はじめはピンとこなかったが、後でなるほどと解った。分かりやすいが個人情報そのものだ。彼女は、まだ若いのに既婚者である。我々は、写真を撮りまくった。ガイドの呉さんにそのわけを通訳していただき、彼女に日本でもらったポケットティッシュをお礼に渡した。と言うのは日本のテレビで、日本に来た外国人のお土産で喜ばれる物のひとつとしてポケットティッシュをあげていたからである。街角で見かけるポケットティッシュ配りは、日本特有である。

 翌日、ジョージタウンにある名所(コーンウォリス要塞、涅槃仏寺、ペナン州博物館など)を巡った。コーンウォリス要塞で、ガイドさんがドリアンのアイスクリームがおいしいよと言うと、皆こぞって食べた。特有の臭みもなくこれが本当にドリアンが入っているのかと疑った。その店の横に置いてあったごみ箱はたちまちその包装紙でいっぱいになった。宝石店でも民芸品店でも、日本のバスツアーでよくみかける買い物ツアーののりである。

 昼食後、ジョージタウンの街を歩いて、壁画・針金アートを探し巡った。NHKの「世界ふれあい街歩き」感覚である。途中、インディアナストリートの表示板があって行きたかったが、仲間のひとりが体調を崩していたので寄り道せずに先に進んだ。そもそも、私は、最初に食事したところをきちんと把握しなかったため、方向音痴になった。
 ショッピングに向かう途中の現地の3人連れの若い女性に、ガイドブックに載っている壁画の写真を見せ道を尋ねた。英語での説明では理解しないと思ったのか?彼女たちは、ちょっと遠いが歩けますかと聞いて、一緒に目的地まで連れて行ってくださった。一つ間違えば、私たちは路頭に迷うところで、大変ありがたかった。お礼にチップを渡そうとしたが、かたくなに断った。その親切は、私たち日本人の忘れかけている「おもいやり」を感じた。それからは、ガイドブックやネットで紹介されなかった壁画アートも鑑賞することがで大満足である。

 今日の街歩きの最終目的地である水上生活をしている集落に行った。各桟橋ごとに一族が暮らしており、その中でも一番大きい周一族の桟橋を観光した。ちょっと異臭の漂う中をとおって、桟橋の先端部分で一休みをした。周囲を見渡しも我々のみが、汗だくであった。Tシャツの汗ジミが、まるで地図のように浮き上がった。あまり汗をかかない現地の人からすると、その光景は異様に思えたに違いない。

  

                
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