




水中花と言えば、私と同年齢な方(中高年)は、松坂慶子さんが歌っていた「愛の水中花」を思う浮かべるかもしれない。 これも愛~ あれも愛~ たぶん愛~ きっと愛~ と色っぽく歌われるとたまらない。
また、ある人は、子供の頃に縁日で買った水中花を思い出すかもしれない。風鈴、ほおずきそして金魚などの一角に水中花を売る店もあった。コップの水にゆれる花は、涼しく見る角度により花びらが変形して楽しい。
水かさの増した川に浸かったミズバショウは、水の屈折と水面のわすかな波紋があいまって実にきれいだ。もう何年もその写真を再度撮ろうとチャレンジしていが、なかなか遭遇しない。
その目に映る不確かさ、曖昧さが、物事を理詰めで考えがちな私たちへの自然の挑戦かもしれない。