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不利益

2018-03-03 22:05:04 | シェア
クリニックでの出来事から…



年末から受診されているうつ病の患者さん。

通院し始めてからずっと、仕事を休んでいたらしい。
毎日、仕事に行くフリをして、家を出て…
それを誰にも言えず…
勿論、院長にも言えず…

お給料が振り込まれていないことで、奥様が問い正したところ、仕事を休んでいたことが発覚。


発覚後、即、診断書が出て、休業補償を受けられるようになった。
ただ、傷病手当の給付開始は、医者がその事実を知った日から。



行けなかった…言えなかった…
隠している辛さと病気の苦しみ。
しんどかっただろうと想像できる。

けれど、残念ながら不利益を被り、損をするのはご本人。


院長はこの患者さんに
「本当のことを言ってくれなければ、あなたを助けてあげることもできない」と話されたようだ。




この方だけでなく、精神疾患を抱えている方だけでもなく、病気に苦しむ方はどなたもみんな頑張っている。
むしろ、頑張り過ぎているのかもしれない。

一人で考えて、自分の枠だけで物事をとらえ、途方にくれてしまう。
どうしていいのか、分からなくなる。
時間だけが過ぎて行く。



医療にかかり、薬を処方する主治医がいるのであれば、飾らず本当のことを話してほしい。
あなたが信じて命を預けたDr.なら、尚更のこと。

それが一番の近道。




医療もカウンセリングも同じ。
一緒にパズルを解いていくようなもの。

分からないことがあれば訊きあう。
感じることを伝えあう。


病気をどう受け入れ、向き合うか。

厳しい試練だけど、それが現実なら付き合っていくしかない。





「上手に病気と付き合えるようになろうね」
30年程前、体調を崩してお世話になったDr.からの言葉。

言葉の意味を理解できた頃、自分と身体を大切に想えるようになったかな。^^




  







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