今から20年程前…息子が幼稚園に通っていた頃のエピソード。
当時、住んでいたのは過疎地。
全園児が15人もいた…かしら?!
近所に子どもがいないので、息子は幼稚園が大好き。
毎日、休まず通園です。
それが、ある日。
出掛ける時間になって、「行こう」と促すとシクシク…
理由を聞いても泣くばかり。
そんなことが数回あったでしょうか…
幼稚園から帰ったら、数キロ離れた友達の家に遊びに行くのが日課。
当然遊びに行くのだろうと、送って行く用意をしているとシクシク…
おおよその見当で「A君と何かあった?」と訊いたところ、更に泣きます。
ビンゴ!
A君は4月生まれ。
幼稚園で一番大きくて、少し乱暴な子。
対して、息子は12月生まれ。
争いごとが嫌いで、一番チビ。
半年以上の月齢差があり、A君は頭一つ分背が高いのです。
(小学校低学年頃まで、月齢差は影響します)
詳細は省きますが、頭の回転も手も早いA君から、「イヤ」なことをされていたようです。
それを「イヤ」とも言えず、「家で泣く」という行動になっていたようでした。
息子の承諾を得て、A君とA君のお母さんに息子の様子を話しに行きました。
話の内容にA君のお母さんは信じられない様子で、A君も否定していました。
次第に、幾つかの心当たりがお母さんにあったようです。
A君が泣き出しました。
息子は、当時流行っていたポケモンカードを返してもらいました。
が、A君は「もらった」とお母さんには、話していたようです。
過疎地。
幼稚園、小学校、中学校…
顔ぶれは変わらず、ずっと一緒に過ごすのです。
A君のお母さんにお願いしました。
これから長いお付き合いになる。
小さな集落、お互い嫌な思いをするのは避けましょう。
子どもらの間で、これからも「何か」があるでしょう。
気付いたことは伝えあいませんか?
A君のお母さんは快く聞き入れて下さいました。
(聞き入れざるを得なかったのかもしれませんが…)
で、A君と息子は…。
子どものこと、急に変わる筈もありません。
が、A君が息子にイヤなことを仕掛けた時、息子は唯一の反撃手段を行使したのです。
「噛む」私が息子に禁じていたことです。
A君にイヤなことをされた時に、「1回だけ噛んでもいい」と伝えていました。
A君のお母さんにも、「噛むかもしれない」とは伝えてありました。
A君は泣いて息子に謝ったそうです。
A君の左腕には、1ヶ月ほど消えなかったという息子の歯形が残りました。
(後ろから羽交い絞めにされ、殴られたので、目の前にあった左腕を噛んだようでした)
そしてA君はお母さんに「タッくんは強い」と言ったとのこと。
息子を伴って、A君とA君のお母さんに謝りに行ったのは、言うまでもありません。
幼稚園児のエピソードですが、これは今後「いじめ」につながりかねないと感じて、このような行動に出ました。
過疎地で高校入学まで、顔ぶれが変わらない…と言うのが、一番大きな理由でした。
地元民の夫は、我慢するように言いました。
世間体を気にしてのことです。
けど、息子を守るにはこれしか手段が考えつきませんでした。
結果的には、よかったのです。
A君宅とは、家族ぐるみでお付き合いをする関係になりました。
その後、息子は小学校2年生で転校するまで、休むことはありませんでした。
いじめ…何が原因で始まるのか分かりません。
今は、小学校でも「学校カースト」なるものもあるようで、日替わり定食の様に毎日違う誰かがターゲットになるようです。
いじめられている子どもは、なかなかその想いを言葉にはしないでしょうから、身近な大人が、子どもの「ちょっとした変化」に気付きたいものです。

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全園児が15人もいた…かしら?!
近所に子どもがいないので、息子は幼稚園が大好き。
毎日、休まず通園です。
それが、ある日。
出掛ける時間になって、「行こう」と促すとシクシク…
理由を聞いても泣くばかり。
そんなことが数回あったでしょうか…
幼稚園から帰ったら、数キロ離れた友達の家に遊びに行くのが日課。
当然遊びに行くのだろうと、送って行く用意をしているとシクシク…
おおよその見当で「A君と何かあった?」と訊いたところ、更に泣きます。
ビンゴ!
A君は4月生まれ。
幼稚園で一番大きくて、少し乱暴な子。
対して、息子は12月生まれ。
争いごとが嫌いで、一番チビ。
半年以上の月齢差があり、A君は頭一つ分背が高いのです。
(小学校低学年頃まで、月齢差は影響します)
詳細は省きますが、頭の回転も手も早いA君から、「イヤ」なことをされていたようです。
それを「イヤ」とも言えず、「家で泣く」という行動になっていたようでした。
息子の承諾を得て、A君とA君のお母さんに息子の様子を話しに行きました。
話の内容にA君のお母さんは信じられない様子で、A君も否定していました。
次第に、幾つかの心当たりがお母さんにあったようです。
A君が泣き出しました。
息子は、当時流行っていたポケモンカードを返してもらいました。
が、A君は「もらった」とお母さんには、話していたようです。
過疎地。
幼稚園、小学校、中学校…
顔ぶれは変わらず、ずっと一緒に過ごすのです。
A君のお母さんにお願いしました。
これから長いお付き合いになる。
小さな集落、お互い嫌な思いをするのは避けましょう。
子どもらの間で、これからも「何か」があるでしょう。
気付いたことは伝えあいませんか?
A君のお母さんは快く聞き入れて下さいました。
(聞き入れざるを得なかったのかもしれませんが…)
で、A君と息子は…。
子どものこと、急に変わる筈もありません。
が、A君が息子にイヤなことを仕掛けた時、息子は唯一の反撃手段を行使したのです。
「噛む」私が息子に禁じていたことです。
A君にイヤなことをされた時に、「1回だけ噛んでもいい」と伝えていました。
A君のお母さんにも、「噛むかもしれない」とは伝えてありました。
A君は泣いて息子に謝ったそうです。
A君の左腕には、1ヶ月ほど消えなかったという息子の歯形が残りました。
(後ろから羽交い絞めにされ、殴られたので、目の前にあった左腕を噛んだようでした)
そしてA君はお母さんに「タッくんは強い」と言ったとのこと。
息子を伴って、A君とA君のお母さんに謝りに行ったのは、言うまでもありません。
幼稚園児のエピソードですが、これは今後「いじめ」につながりかねないと感じて、このような行動に出ました。
過疎地で高校入学まで、顔ぶれが変わらない…と言うのが、一番大きな理由でした。
地元民の夫は、我慢するように言いました。
世間体を気にしてのことです。
けど、息子を守るにはこれしか手段が考えつきませんでした。
結果的には、よかったのです。
A君宅とは、家族ぐるみでお付き合いをする関係になりました。
その後、息子は小学校2年生で転校するまで、休むことはありませんでした。
いじめ…何が原因で始まるのか分かりません。
今は、小学校でも「学校カースト」なるものもあるようで、日替わり定食の様に毎日違う誰かがターゲットになるようです。
いじめられている子どもは、なかなかその想いを言葉にはしないでしょうから、身近な大人が、子どもの「ちょっとした変化」に気付きたいものです。

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