掲示板の方でも少し話題が出ましたが、パワステのコントローラが壊れたためコントローラを外して擬似重ステ?な状態でしばらく乗っていました。油圧は掛かっていますのでアシストは有りますが、速度感応の制御が一切なくなりEPSソレノイドによる絞り部が全開の状態だと思われます(たぶんZ32のEPSで一番重い状態)。
こんなことを書くと、またビンボーくさいことをやって…ちゃんと直せよ!と思われそうなんですが、これがですね、案外悪くないんです。もともとZ32のパワステは軽すぎてフィーリングがあまりよくないと感じていたのですが、さすがに重ステ化しようという気にはなりませんでした。そこへいくとこのコントローラ取っ払い状態は走り出せば適度に重くて案外良い感じ。もちろん低速域では純正よりもだいぶ重いわけですが、正直、気になるのは狭い駐車場での切り返しくらいなんです。
この時期の日産EPSに関して、こちらのページにまとめられています。このページはY31シーマに関するサイトのコンテンツですが、同世代のため構成はほぼ同じで、おそらく制御方法も同じと思われます。ピンアサインも同じです。
EPSソレノイドは一般に比例ソレノイドと呼ばれる類のもので、電流値に応じて変位します。パワステの場合はコントローラが出力する電流値に応じてEPSソレノイドが絞りを調節し、フルード流量を制御しているというわけです。
そしてのプログラムは…というと、右のコントローラ出力電流-車速グラフのように、停車時に最大(1.0A程度)、車速が上がるにつれて下がっていき、約170km/hで最小値となります。この図は先述のY31のサイトからの引用ですが、おそらく出典はY31の整備要領書もしくは新型車解説書等だと思われます。
なぜかZ32の整備要領書にはこれに相当する図がありません。おそらく似たようなものだと思いますが…新型車解説書をお持ちの方、もし載っていたら教えてください。→コメント欄で教えていただいた英語版マニュアルの図です。Y31と似てはいますが、少しセッティングが異なるようです。Y31に比べて電流値を早めに下げてフィーリング重視ということなのか…な?
で、EPSソレノイドが電流で制御されているということは、ここに任意の電流を流せばパワステのアシストを任意にコントロールできるのでは?と思ったわけです。スイッチひとつでパワステオンオフ…なんか楽しそう(笑)
というわけで、とりあえず実験してみました^^
試作した回路はとても単純で、3端子レギュレータLM317を利用した定電流回路です。
抵抗がたくさん並んでいるのは容量の大きな抵抗が無かっただけです(^-^;) ソレノイドには1A程度流すため、それなりに容量が要ります。レギュレータにけっこう発熱するのでヒートシンク装備。また、運転席からオンオフできるように配線を伸ばしてスイッチがつけてあります。車両との接続カプラは壊れたコントローラから外してしまいました。おかげでクルマにはカプラーオンです。
ではでは実験。テスターで計測しながらテストです。
まずはキーオンで電源をいれます。お…電圧6Vくらい、電流1Aくらい。良い感じ!
ではではエンジンをかけて、ハンドルを据え切り!
…おおー!軽い軽い!!
ひとまず実験は成功です(^o^)
慣れもあって、こんなに軽かったっけ??と思ってしまいました。
とりあえず1A程度でやってみましたが、車庫入れとはいえもう少し控えめの方がやりやすいかも。まあこれはいろいろ試してみます。とりあえず動くことがわかったので今回はおkです。
ひさしぶりに軽々パワステに乗ってみて、やっぱり極低速域はこっちのが楽だな~と思う反面、少し走り出せばスイッチOFF状態で十分、というかそっちのが好みなことも改めて確認できました。やはり、ある程度は手ごたえがないと…
ただ、完全手動でON-OFFっていうのはちょっと面倒なので、手動でON、すこし走って(20km/hくらい?)OFFってな感じに出来るといいんじゃないかな~?などと考えています。
実験その2に続きます。
こんなことを書くと、またビンボーくさいことをやって…ちゃんと直せよ!と思われそうなんですが、これがですね、案外悪くないんです。もともとZ32のパワステは軽すぎてフィーリングがあまりよくないと感じていたのですが、さすがに重ステ化しようという気にはなりませんでした。そこへいくとこのコントローラ取っ払い状態は走り出せば適度に重くて案外良い感じ。もちろん低速域では純正よりもだいぶ重いわけですが、正直、気になるのは狭い駐車場での切り返しくらいなんです。
EPSコントローラ | EPSシステム図(Z32HICAS無し 整備要領書より) |
コントローラ出力電流-車速(Y31後期) |
EPSソレノイドは一般に比例ソレノイドと呼ばれる類のもので、電流値に応じて変位します。パワステの場合はコントローラが出力する電流値に応じてEPSソレノイドが絞りを調節し、フルード流量を制御しているというわけです。
そしてのプログラムは…というと、右のコントローラ出力電流-車速グラフのように、停車時に最大(1.0A程度)、車速が上がるにつれて下がっていき、約170km/hで最小値となります。この図は先述のY31のサイトからの引用ですが、おそらく出典はY31の整備要領書もしくは新型車解説書等だと思われます。
コントローラ出力電流-車速(Z32 英語版マニュアルより) |
で、EPSソレノイドが電流で制御されているということは、ここに任意の電流を流せばパワステのアシストを任意にコントロールできるのでは?と思ったわけです。スイッチひとつでパワステオンオフ…なんか楽しそう(笑)
というわけで、とりあえず実験してみました^^
試作1号 | カプラはリサイクル |
試作した回路はとても単純で、3端子レギュレータLM317を利用した定電流回路です。
抵抗がたくさん並んでいるのは容量の大きな抵抗が無かっただけです(^-^;) ソレノイドには1A程度流すため、それなりに容量が要ります。レギュレータにけっこう発熱するのでヒートシンク装備。また、運転席からオンオフできるように配線を伸ばしてスイッチがつけてあります。車両との接続カプラは壊れたコントローラから外してしまいました。おかげでクルマにはカプラーオンです。
ではでは実験。テスターで計測しながらテストです。
まずはキーオンで電源をいれます。お…電圧6Vくらい、電流1Aくらい。良い感じ!
ではではエンジンをかけて、ハンドルを据え切り!
…おおー!軽い軽い!!
実験はドキドキ | POWERST-SW ON!! |
ひとまず実験は成功です(^o^)
慣れもあって、こんなに軽かったっけ??と思ってしまいました。
とりあえず1A程度でやってみましたが、車庫入れとはいえもう少し控えめの方がやりやすいかも。まあこれはいろいろ試してみます。とりあえず動くことがわかったので今回はおkです。
ひさしぶりに軽々パワステに乗ってみて、やっぱり極低速域はこっちのが楽だな~と思う反面、少し走り出せばスイッチOFF状態で十分、というかそっちのが好みなことも改めて確認できました。やはり、ある程度は手ごたえがないと…
ただ、完全手動でON-OFFっていうのはちょっと面倒なので、手動でON、すこし走って(20km/hくらい?)OFFってな感じに出来るといいんじゃないかな~?などと考えています。
実験その2に続きます。
グラフの折線ポイントの数値だけ書いておきますね。
0~12km/h=1.1A 30km/h=0.8A
50km/h=0.6A 175km/h=0.25A
私の以前のZ32は、純正の制御系は総撤去して、EPSソレノイドバルブに直接配線して、ボリュームコントローラで電流制御する様にしてましたね。
数ヶ月前に、自分のZ(H3/TT/MT)もパワステコンピューターが壊れて、ハイキャス・ABSが動かなくなり、何故か運転席側PWのAUTO機能が動かなくなったので、中古品に変えて様子を見ています。
それ以来、無事に動いてますが、時々重い時もあり、また再発しそうな雰囲気も。。。
情報ありがとうございます。私も電流可変式にしようと思ったのですが、ちょうどいい可変抵抗がなくてとりあえず実験しちゃいました。パワステ切り替え式だとしても1A仕様は思ったより軽すぎなので、もちょっと下げる予定です^^;
ハリーさん
はじめまして。ハイキャス付きだとコントローラは違うんですよね。某所ではハイキャス無し用コントローラが壊れやすいとのことでしたが、ハイキャスつきでも壊れましたか…中古品は不安ですが、この手のコントローラの定価って、びっくりするほど高いんですよね(笑)
MAZさん
情報ありがとうございます!早速某所で探してみたところありましたので貼っておきました^^
売ったら、いい小遣いになるんじゃないですか?
あはは、需要ありますかね^^速度制御までできたら考えます(笑)
とりあえず次は可変式で実験してみます。
2週間程前、突然、重ステ状態(油圧は効いている)になり、ディーラーにて診断頂いた結果、パワステコントロールユニットを交換致しました。
HRDさんの記事を拝見させて頂いて、同症状だったような気が致します。
記事、楽しく拝見させて頂いております。
Z32オーナー gokigensan-pictures
こんにちは、ブログ拝見しました。
この症状、けっこう多いみたいですね。gokigensan-picturesさんのはコントローラが変更になった後(品番が黒い文字で印字のタイプ)ですよね?壊れやすいのは赤ラベルの前期と思っていましたが、そうでもないみたいですね…^^;