GHOST IN THE SHELL

攻殻機動隊って、名前は知っていたんですがなんとなーくタイトルからロボットアニメみたいなものを想像していたんです。でも全然違いました(^-^;)というかロボットもサイボーグもたくさん登場するんですが、超合金とか必殺技とかなぜかパイロットになる少年とか、そういうのは全然出てきません。
時代は2030年。電脳化技術が普及して、誰もが直接情報を共有できる時代。
順調に生きていれば自分もそこにいるであろう近未来のお話です。

2030年の世界ほどでないにしろ、現代もすでにネットが張り巡らされた情報化社会。
人の思考は情報になり、情報は瞬時にネットを駆け巡り、あっという間に共有されます。
情報の共有、並列化というと便利だねって感じですが、それは同時に思考の並列化でもあるわけです。
たとえば影響力のある有名人のTwitterなんかをリアルタイムで欠かさずチェックしてたりなんかする人たちは、まるで思考を共有しているかのような感覚になるんじゃないかと想像します。

まったく違う境遇に居ながら同じ情報、思考をいつのまにか共有する個人の集合体。個人は多様化しているのかそれとも同一化しているのか。もともとスタンドアローンなはずの個人が情報の共有によってまるでひとつの集合体のように振る舞い大きな勢力になる。パソコンを介してネットに繋ぐ現在ならブログの炎上や2chの“祭り”で済んでた事柄も、電脳で直接ネットしてより深く思考に影響を及ぼしていたら…？なーんてことを考えてみたり。



関係ないけど、出てくるクルマがみんなエンジンってのもなんか良いです。
あれ？もしやあれがうわさの擬似エンジン音？！