てのしごと~ながくて風土~

2023年もよろしくお願いいたします✨

あかね珈琲店。

2020年11月15日 | つばたしゅういちさん・ひでこさん


去る2020年6月、愛知県春日井市は高蔵寺の自家焙煎珈琲の名店『あかね珈琲店』さんが、地域のみなさまはじめ多くの方々に惜しまれ閉店されました。

ご縁あって、オーナーさんの奥さんであるきこちゃんとお付き合いさせていただいていて、わたしもお店に何度か伺わせてもらって美味しい珈琲をいただきましたが、本当に本当に長い間お店のこと第一に考えてこられたきこちゃん!本当に本当におつかれさまでしたm(__)m

あかね珈琲店さんには、生前つばた修一さんもマウンテンバイクでご自宅から通われていて、きこちゃんのこととても可愛がられてみえました。

お店の隣にある素敵なキッチンガーデンは、まるでしゅういちさんとひでこさんのキッチンガーデンのようで、わたしも何度か遊びに行かせてもらっていますが、黄色いプレートやハブ茶などなどしゅういちさんとひでこさんの暮らしがそのまま再現されているような素敵な場所なんです。

お店が忙しくて自分の満足するようには畑も時間取れなかったと思うんだけど、これでようやく少しずつ畑に気持ちや時間がもっとゆっくり向けられるようになって満足ゆくまで畑ができるね…。

わたしも今子育てや仕事に追われているんですが、いつか満足するまで畑やるのが夢なんです✨

冒頭のお店の写真の左側に駐車場があるんですが、その奥に突如キッチンガーデンがあります。今は大根などがきっと大きくなっている頃ですよね。

あと、音楽が大好きでずっとフルートをされているきこちゃん。こちらもようやくやっとやっと、最近再開することができたそうです。

やっぱり自然を愛でることや音楽を愛でることがある人生って本当にいいものだな~ときこちゃんの生き方を見て心から思えます。

わたしなんぞはきこちゃんの足元にも及ばないけど少しばかりは近づけるといいな…。

閉店の際は、たくさんの方からの感謝のメッセージや花束でいっぱいだったあかね珈琲店さん。

本当に長い間だったので、わたしなんかにはわからないようなご苦労もきっとあったと思うのだけど、最高の締めくくりで、わたしなんかまで感無量です。。。

こちらからできることは少ないんだけど、涼しくなったしきこちゃんにたくさんパンを送らせてもらえたらいいなと思い、休日早起きして2回捏ね機を回してたくさんのミルクハースとベーグルを焼いて発送させてもらいました。


ラグビーボールのようなミルクハース。


イメージ通りに焼けた…涙!


これで捏ね機1回分精一杯の量✨


もう1回捏ね機回した分は全部ベーグル。大き目10個です!


こちらもイメージ通りに焼けた…。


まず、ベーグルを包装して10個並べます。すぐ食べない分はそのまま冷凍できるよう、1個1個ラップしてから包装してあります。


上にミルクハース。こちらもすぐ冷凍できるように包装済♡


お…重い、ずっしり。粉だけでも1.2キロありますからね💪

あ~できれば春日井まで行きたかった~!

きこちゃんとメッセージやりとりしてたのだけど、来年の畑シーズンにはかならずきこちゃんの畑に遊びに行くこと約束しました!

こころばかりのささやかなパンたちですが、きこちゃんの長年のお仕事少しだけでも労わせてもらうことができたらいいな~。

…本当に長い間の自家焙煎珈琲店のお店のお仕事おつかれさまでした、きこちゃん!

もうすぐ、つばたしゅういちさんの命日です。

2020年05月25日 | つばたしゅういちさん・ひでこさん

畑では、玉ねぎやニンニクが穫れ、気温がぐんぐんと上昇してゆく初夏です。

この季節になると、つばたしゅういちさんの命日だな~としゅういちさんのことが思い出されて、高蔵寺の方を見て手を合わせます。

2015年6月2日、津端修一さんはお昼寝をしたまま天国に旅立たれました。


2016年7月に、しゅういちさんのお宅にお伺いしたときの写真です。お土産の焼き菓子などをお供えさせてもらいました。ひでこさんにお茶やケーキをご馳走になり、たくさんお話できた、今となっては夢みたいな時間でした。

でも、夢ではなく、今もしゅういちさんやひでこさんの存在がわたしの励ましになってくれています。



わたしがはじめてお宅にお伺いできたときには、亡くなれて1年経った後だったのですが、ひでこさんのお宅にはたくさんのプレートやお道具がそのまま残されていて、まるで隣でしゅういちさんが『ここはね…』と、お家の中をわたしたちと一緒に案内してくれているような錯覚に陥ってしまいました。


こちらはしゅういちさんの書庫の扉。



ご自宅の敷地内のいたるところにたくさんの手書きの看板やプレートがあって、しゅういちさんのお人柄やなにか体温みたいなものまで感じられるようでした。

つつましく、確かな暮らしを感じました。

ご縁あって、しゅういちさんのことを耳にできる機会に恵まれ、津端ご夫妻の書籍なども家にあるので、折に触れてしゅういちさんやひでこさんの暮らしに触れることができます。

わたしは40代ですが、今までの人生でも、結婚してからも、子どもを育てていく中でもいろいろなことがそれなりにありましたが、それらのすべてがしゅういちさんやひでこさんの時を超えてメッセージをもらっているようで、読むたびに心の中にわいてくるものがあります。

しゅういちさんが亡くなられてから出版された、

『ふたりから ひとり~ときをためる暮らし それから~』


これはひでこさんのお家に持ってうかがったので、ひでこさんにおふたりのスタンプを押してもらっています。


ひでこさん、ありがとう…。

このなかで、ひでこさんのしゅういちさんに対する気持ちがとても温かく、娘として、妻として、母として、ひとりの人として生きるわたしになにかすごいメッセージを送ってくれています。

何度もこの本のことはこちらのブログで乗せさせてもらいたいと思っていたんです。

でも、うまく書ける気がしなくて・・・。

わたし自身気持ちがまとめれなくて・・・。




迷ったまま4年も経ちました。

今、しゅういちさんの5回目の命日にあたって、まとまってなくて、とにかく記事にさせてもらいたいなと思って、漠然とした内容でホント、わたしなんかが恐縮なんですが、記事にさせてもらいました。

ひでこさんは、しゅういちさんの心の中を大切にとらえられて、まるでお母さんのような、大きな心でしゅういちさんを支えられていました。

しゅういちさんのような天才のような方が、ひでこさんの大きな心で支えられていたんだな~と思った時、このご夫婦がなぜこんなにもみんなを魅了するのか理解できたような気がしました。


本の一部、抜粋させてもらいますね。

私が思うに、小さいときに母親の愛情を受けないと、どこか心の中にさびしいところがあるのね。

 子どもは小学校に入るまでは親が親身になって、肌身離さず身の回りのことをやってあげないと、ずっとひきずると聞きますよ特別なことをしなくてもいい、男の子はとくにそうで、大切に育ててあげないと。娘の旦那さんを見ていると、そう思うの。お母さんが大切に育てたから、まともな人間に育っているなと。お父さんは、どこか、まともじゃないもの、フフッ。

『さみしがりや』 36ページから一部抜粋



私は「ご新造として夫を第一に考えて大切にする」と、小さい頃から教えられて育ち、徹底的に体にそれが沁み込んでいたから。それがよかったんじゃない。支える側に回って、それに徹しようとごく自然に思っていたし。はなこは「わがままなおじいちゃんを世話して…」とそういうふうに見ているみたいだけど、わがままとは違うのよ。まだ若いからわからないけど、発想がユニークなの。とりようがいろいろあるからね。それも個性の一つであって、通り一篇、「わがまま」という言葉ではくくれないの。

今度、はなこに会ったら「そういうのはわがままとは言わないの」と教えようと思って、すごくデリケートで、そういう人と結婚したんだと、考え方を変えればいいのよ。いいようにとるか、悪いようにとるか。いいようにとってごらんなさい、もう、気持ちは晴れ晴れとしちゃうから。まあでも、わがままと言っちゃえば、わがままなのよ。アハハッ。(2015年9月)

『モラトリアムだった時代』 45ページから一部抜粋

 やっぱりね、人間はやさしさが一番よ。お金とかじゃない。お金がないと苦労するかもしれないけど、「苦労する」ということを、自分から言ったらいけない。そりゃあ、苦労させられると、もう嫌だと言う感情は誰でも抱くだろうけど。

その知人は夫婦として、もうしゃべることもないって。ひとりになって平気なのかもしれないけど、歳をとっての離婚はやめたほうがいいと思うのよ。男の人は、若いときは力があるから、また好きな人と結婚したらいいけど、六十を過ぎてひとりで生活をはじめるのは哀れよ。

女の人も自立して生きられるなら、それもいいとは思うけど……、いまの女の人は割合、そういう風に考える人が多いみたいね。

誰かと一緒に暮らすのって、そりぁ、むずかしいわよ。いまの若い人から見たら、うちのお父さんなんて自由奔放。好きなことをやってきて。でも、離婚は考えたことはなった。わたしは食べさせてもらおうと結婚したから。幸い、こうしなさいと言われたことはなかったし、けんかをしたこともなかった。けんかの材料がないし、言うことはまともでね。

ひとりより、二人がいいよ、ぜったい。ひとりになってごらんなさい、長いわよー。この年になって、私、はじめてひとりになって、そうおもったの。小学校の頃からひとりが好きで、いつもひとりだったから、ひとりは苦にならなかったけど、今回の一人は、さびしいというより、いままでに経験したことがない感情よ。

『いいところだけを見る』51ページから一部抜粋





…こんな風なひでこさんに支えられたしゅういちさん。しゅういちさんが建築家としてなそうとしていたこと、考えられていたことは、これからの未来で実現されていくといいのにと思わされてなりません。

しゅういちさんの暮らしや想いが、これからの子どもたちの未来につながっていきますように…。

母であり妻であるわたしたちは、それを支えていけますように・・・。

しゅういちさんの命日を前に、願ってやみません。

わたしは、ひでこさんのお宅にお邪魔したときにたくさん写真を撮影させてもらっていて、今までブログであげさせてもらっていたものもあるけれど、まだできてないものもたくさんあって、そういう写真を、ご縁あってこの記事に来てくださった方とシェアできたらいいなと思っていました。



とりとめもなくですが、写真、貼らせていただきますね。


座ったり、立ったり、いつもみんなを気にかけてくれるひでこさんでした。


ふふっ!わたし字を書くのってあんまりあれだから…と言って、お二人のハンコをおしてくれました。



美味しい紅茶と、忘れられない美味しさのバターケーキでおもてなししてくださいました。


お話がとまらなかったな~✨


本当に本当に美味しくて…。


なくなってしまうのがかなしい~と思うほど。


水戻し中のどなべ。わたしもどなべばかり使っているんですが、ひでこさんもたくさんどなべ持たれてみえて、よさを教えてくださいました。


おすすめのみりんと料理酒!なんと我が家も同じもの使ってたんです🙌


しゅういちさんのために、塩分を計って台所仕事されていらっしゃいました。


本当に丁寧なひでこさんです。


海生堂さんは、福井にあってわたしの実家(石川県)でも海生堂さんの海藻類、たくさん使わせてもらっていて、金沢から荷物を送ってもらう時によく入れてもらっています。



名古屋生活クラブさんの宅配でも扱いがあるので、ありがたいな~✨


お醤油につけた梅も出してくださいました。


美味しい~♡


さてさて、リビングから出てほかのお部屋へ…。


食材庫にも案内してくれました。


ひでこさん、容器、ガラス瓶多いですね~というと、そうね~わたしは昔からあるものしか使わないから~って言われてみえました。

やっぱりガラスの容器などがいいですね~。


天井には、名古屋市栄にある百貨店さんの袋がいっぱい!


ちょっと外にでるとおなじみの黄色い手書きのプレートがいっぱい!

隣でしゅういちさんが話してくれているよう。


7月の日差しです。


機織り部屋。きれいな糸がいっぱい。


トマトが干されていましたよ。


ここが造成された住宅地だったなんて…。わたしにとって、衝撃なことでした。


おなじみ、しゅういちさんの燻製場!


すぐ隣にこんなプレートが。


蓋にもかわいいペイントが。ステンシルかな。


玄関はありません、お好きなところからどうぞ!のリビング。外のテラスからすぐリビングになっています。


豊かな雑木林。影ができて涼しい。


ひとつひとつ、大切に育てられていたんだな~。


書庫の中。さすが整理整頓、模様替え好きなしゅういちさん。


はなこさんのアルバムもたくさんおさめられています。


外に出ると、果樹も実ってきていました。




人生フルーツ。また映画みたいな~。


本当に、本やテレビ、映画の中で見るそのままの暮らしがありました。


また、本を見ながら、しゅういちさんのことを偲びなから命日をお迎えしたいと思います。


ひとつひとつ、短いお話が綴ってあって、時間のない時でもちょっとだけ読めるのでとてもいいんですよね。

それなのに、いつも心に深く感じるものがあり、胸に染み入るお話です。

…本当にとりとめもない記事になってしまいましたが、ようやく4年の時が経って、写真だけでもたくさんご紹介させていただくことができました。

最後まで、こんなつたない記事を読んでくださった方々、お付き合いいただきありがとうございました。

しゅういちさん、安らかに・・・。

愛知県春日井市高蔵寺の『あかね珈琲店』きこちゃんからのお便り。

2020年01月24日 | つばたしゅういちさん・ひでこさん

愛知県春日井市の『あかね珈琲店』。

こちらのオーナーさんのおくさまであるきこちゃんからまたお便りをいただきました。

何度もこちらでもきこちゃんのことはご紹介させていただいていたのですが、つばたしゅういちさんもこちらの珈琲店に通われてみえて(ご自宅からマウンテンバイクで!)、きこちゃんととっても親交が深かったのでした。

きこちゃんの畑もしゅういちさんのことご存知の方は「!!!!」ときっとなるような素敵な畑です。いたるところに黄色のプレートがあって…。

もちろん、つばたひでこさんもきこちゃんとお付き合いがあり、きこちゃんも何度もひでこさんのお宅にうかがわれてみえて、そんな長いお付き合いをされてみえたかたです。

わたしはしゅういちさんとお会いしたことがなかったのですが、ひでこさんのお話などからしゅういちさんがきこちゃんのことをとても可愛がられてみえたのはすぐわかりました。

…だって、ひでこさんときこちゃんはいろいろと似ていらっしゃるところがいっぱい…!

なんでもとびっきりに美味しく作って、笑顔と一緒にみんなにプレゼントしてくれるところや…

食材などのことをとってもよく知って見えて、材料選びやお取り寄せの天才だったり…

台所道具のセレクトも天下一品で、ひでこさんやきこちゃんの使われているお道具はもう間違いないものばかりで…

最後に、おふたりとも何気なくお話されている姿がとっても可愛くて…

…たくさんの共通点があるのです…!

そんなきこちゃんから、実は今回またまた素敵なお道具をいただいてしまいました✋

それはななななな~~んと、バーミックス…!

まさにそろそろ買おうと思っていたタイミングだったのです!

いろいろとお道具を整理されていて、もう使わないのでmauちゃんブログにバーミックスのこと書いてあったけれど使わない?って連絡いただいたんです。

そして…

ひゃ~~~~✨

実はこないだのクリスマスにも、ポタージュを作ったのですが、もう15年以上使ってしまったミルミキサーの樹脂の部分が朽ちてきていて、もうダメだ!と思っていたところだったんです。

ああ、本当にこれにはお世話になったなぁ…。

ミキサーではジュースやスープを作ったり、畑の大量のバジルをジェノベーゼソースにしたり…。

ミルではお茶やコーヒー、唐辛子、ゴマなどを挽いて…。

そんなお世話になったテスコムさんのミルミキサーも、いよいよバーミックスにレベルアップして代替えです…!

あ、ちなみにわたしが愛用しているフードプロセッサーなんですが、こちらもきこちゃんが使われている「あじのさと」を買いました!

やっぱり道具選びってとっても考えるのですが、きこちゃんが使っているものは間違いナシです✨✨

こちらは棕櫚(しゅろ)のタワシとへちまスポンジ。

棕櫚のタワシは、きこちゃんに教えてもらって知ったのですが、すごい耐久性が高くていつまでもいつまでも丈夫で長持ちしてくれます。

野菜を洗う時も傷つけず、またきれいに洗ってくれるので本当に絶妙です。

へちまスポンジは、春日井で農業をされているみほこさん(みほこさんもひでこさんとご親交が深かった方です)が作られたものだそうで、みほこさんはプラスチックを生活の中から減らせたらいいなあとお考えのようで、いろいろとこういう自然のものを加工されて生活の中に役立てられてみえるそうです。

みほこさんはbitoさんともご親交があり、bitoさんのマーケットではお野菜が並ぶこともあります💕

…記事を書いていて、高蔵寺に行きたくなってきてしまいました!!

そして最後に…。

最ッ高~~に香りがよくて美味しい美味しいきこちゃんのお店の珈琲もたくさん包んでくださいました…涙

あ、きこちゃんは、名古屋市名東区の『コモン』さんのオーナーさんとも昔からの知り合いなんです…!

こういう風にいろいろと輪がひろがっていて、こういう方たちとわたしもお付き合いを重ねていかせてもらっていることに感謝しています。ありがたいご縁です✨

こうしている今もきこちゃんと連絡取り合っていて、なかなかすぐに会える距離ではないけれど、いつもいつも近くに感じています。


つばたしゅういちさんも愛した、多治見のうなぎ。

2019年12月28日 | つばたしゅういちさん・ひでこさん

もうかれこれ2~3年、多治見のうなぎこと書きたいな~って思っていました。

あっという間に時が経ちますね。。。

2016年につばたひでこさんのお宅にお邪魔させていただいたときに、ひでこさんからしゅういちさんはうなぎが大好物で、多治見にうなぎを食べに行くことを楽しみにされていたことをうかがいました。

多治見には、有名なうなぎ屋さんがたくさんあります。

美濃焼とともに発展してきた多治見。多治見は全国的にも夏場の暑さが格別な場所だし、主要産業の窯業は、とても重労働でスタミナが必要です。元気が出るうなぎが盛んに食べられたのもうなずけます。

しゅういちさんとひでこさんがよく行かれてみえたお店は、多治見の『澤千(さわせん)』さん。

ひでこさんにお話をうかがってから、きっときっと家族全員で澤千さんに行こうと思っていました✨

2年前の結婚記念日にも実は澤千さんにうかがっていて、こちらでご紹介させてもらいたいな~と思いつつこんなに時間が経ってしまったという…💦

その時の画像がこちです✨

結婚記念日の夜、子連れのため早めの時間に予約させてもらいました。

と~っても洒落たお店構えでした✨創業は1901年だそうで、その当時の趣にモダンさを取り入れた空間にされているそうです。

家族全員ひつまぶしをいただきました✋

ひつまぶし、名古屋周辺の方はみなさんもちろんご存知だと思いますが、わたしは名古屋に来るまで知らなかったので、一応食べ方を簡単に…。

一膳目はおひつからそのままいただいて、二膳目は写真の中央にある薬味(わさび、山椒の実、アサツキなど)をお好みでかけていただき、三膳目はお茶、またはお出汁をかけていただくという3段構えの美味しさを楽しんでいただきます✋

最初は三膳も食べるのがびっくりでお腹がパンッパンでした!でももうひつまぶしはこういうものとお腹も解ってきているので、そういうお腹になりました👍

と~ってもお上品なお味で美味しかったです!

お吸い物もみんなつけさせていただきました。これまたよい香り~✨

本当に素敵なお店なので、お客さまのおもてなしにもぴったりだと思います✨

澤千さんのサイトはコチラです。

しゅういちさんはうなぎやシュウマイが大好きだったそうで、わたしはうなぎやシュウマイをいただくたびに、しゅういちさんのことを思い出してしまいます。

多治見で、もう一軒よく行かせていただいているうなぎ屋さんがあります。

それは、『うな千』さんです✨以前にもこちらのブログにてご紹介させていただいたことあると思うんですが(いつかのGWに多治見に小さな旅をしたんです)、家族でわいわいがやがや気軽にうなぎを食べに行くのにぴったりのお店で、しかもとっても美味しいので、すっかりファンになってしまいました。

以前もいただきましたが、上丼。

丼は特上、上、並、小とありますが、上でもかなりのうなぎの量で食べきれないので今後は並にしたいと思います💦相棒くんはもちろん特上。うなぎ1尾以上はいっているかも…。

お楽しみの肝焼き~!こちら、甘辛くて、子どもたちも大好物です♡

こちらも有名なお店で開店前から行列がつくられるようなお店ですので、行かれる時はお時間に余裕を持たれて行かれるといいかなと思います👍

実はこの写真、先月の結婚記念日の写真です✨

多治見までせっかく行けたので、またまた『モザイクタイルミュージアム』に寄ってまいりました!

相変わらずたくさんの人が訪れていて、臨時駐車場まで車を停めに行って、ようやく見れました👍

そのあとは紅葉を見に、多治見で有名な紅葉スポット、虎渓山の永保時(えいほうじ)まで行ってきました。

わたしたちの結婚記念日は11月の下旬なので、いつも食事がてらこの日に家族で紅葉を見る…って感じになっています。

今年もきれいな紅葉が見れてよかったな~。

昨年は晴天の下、紅葉を楽しみましたが今年はこんなに雲が多い夕方でした。

でも、これはこれで薄曇りの中に鮮やかな赤が映えて素敵でとても楽しめました♡

池には立派な鯉がたくさんいて、こちらも鮮やかな美しさでした。

…実はこの日の昼食、子どもたちがつくってくれたんですよ。お昼なので簡単にカレーだったんですが、わたしよりも上手に作ってくれて本当に美味しかった~…。ありがたい…。

わたしはなによりも、食事の準備を代わってもらえることがうれしいので、何が欲しい?と聞かれるとご飯を作ってほしいと必ず答えます。

こんな美味しいカレーが食べられるなんて幸せ~。

ありがとう~m(__)m

ちなみに、相棒くんへのプレゼントは、通勤用のリュックにしました。彼はこのブランド?メーカーが大好きらしく、使って1か月たった今、このリュックがだめになってももう一度同じものが欲しいと言っていました。

わたしは、もう何年か欲しかった傘をいただきました✋

名駅のゲートタワーにある『トラディショナルウェザーウェア』の傘です。

とっても高価で、きっかけがないとなかなか買えなかったんですが、部品が壊れても修理しながらずっと使えるところや、丈夫なつくりがたまらない魅力で、ついに…♡

色はサンドベージュにしました。

本当に相棒くんにも傘をと思っていたのだけど、昨年買ったばかりのリュックの使い勝手が悪いのでやっぱりリュックがいいということになりました💦

男性用の傘は、これまたすご~~~~~くカッコよく紳士な感じの傘で、英国紳士の雰囲気プンプンで最高です…!できれば傘をプレゼントしたかったのですが、本人がリュックがいいので仕方ないですね~。

なかなか高価なので、またなにかの機会でないとポンとは買えないですね~😢

でも最近、こういうファッション小物新調できてなかったので、うれしいです✨

 

 

 

…って、全部先月のことですが、ようやく記事にすることができました💦いつものことなんですが記事にできるまでのタイムラグがすごい・・・💦

近々、パンドール丸武さんのシュトーレンのこと書かせていただきたいんですが、ちゃんとできるかな!?今年もクリスマスに、丸武さんの極上のシュトーレンをいただけたんです💕

そして気づけば2019年もあと残すところ3日です✨

は、早い…。

今年の年末年始は寒いらしいですね~❆みなさまお身体大事になさって、どうぞ楽しい年末年始をお過ごしくださいね⛄


あかね珈琲店きこちゃんからの手紙。

2018年02月14日 | つばたしゅういちさん・ひでこさん

生前、つばたしゅういちさんも通われていた春日井市高蔵寺の「あかね珈琲店」の美味しい自家焙煎珈琲さんたち。

…日曜と月曜(祝日)の連休を前に、おやつやらパンやら5人分の食事の足しになるようなものをせっせと作っていた土曜日の午前中…ピンポンとチャイムが鳴り、宅配さんが荷物を届けてくれました。

なんだろうと送り状を見ると、春日井のあかね珈琲店のきこちゃんからでした…!

きこちゃんだ~!とさっそく中を確認させてもらうと、心のこもってお手紙と一緒に、あかね珈琲店さんの美味しい自家焙煎珈琲やら収穫されたばかりの柑橘やら、立派な煮干しやら、以前もいただいたことのある波照間の上等の黒糖やら、どっさりと美味しいものが入っていたんです

きこちゃんと会いたいな~お店に顔出させてもらいたいな~と思ったまま、昨年春に会って以来すっかりご無沙汰したままで気になっていたので、こうしてお手紙送ってくれてすごくうれしかったんです…!

きこちゃんも相変わらず忙しかったみたいで、あっという間に過ぎた1年のことや近況などを手紙にたくさん書いてくれていました。

いつも、わたしのことを思ってくれている気持ちや気遣ってくれる気持ちがとても伝わってきて、お手紙一生懸命読んじゃいます…!

追伸で、きこちゃんのお店に10年前勤めてみえた「やっちゃん」が3番目のお子さんを連れて遊びに来てくれたことが書かれていました(こういう訪問は、お店されている方にとってすごくうれしいことなんじゃないかなと想像します)。

やっちゃんは、建築のことで津端修一さんのことを調べられていた時、この「ながくて風土」のブログにたどり着いてくださったようで、しかも記事にたくさんきこちゃんのことが書かれていて「あ、これは奥さんだ!」と記事の中できこちゃんを見つけてくださったそうです!

…この「ながくて風土」でたくさんのご縁をいただきましたが、こうしてきこちゃんとやっちゃんがこのブログをきっかけに、しゅういちさんのお話されてみえたことなど本当にうれしいなあと思いました。

やっちゃんは、つばたしゅういちさんとひでこさんのドキュメンタリー映画、「人生フルーツ」もご覧になられたそうで、「奥さん(きこちゃん)と、ひでこさんが似ている!」と感想をおっしゃられていたそうなんです。

ホントホント、わたしもそう思います!!

ひでこさんからも、きこちゃんからもとてもよく似た優しく可愛いなんとも言えない素敵な雰囲気がただよってくるんですよ!

それと抜群にお料理が上手で、とってもクリエイティブ。相手をいつも先に考えてくれて控え目なのに、なんだか頼りたくなる、そういう存在の方なんです。

やっちゃんの言葉を聞いて、しゅういちさんがきこちゃんのことをとても可愛がってみえたことがあらためてよくわかりました!

さてさて、お手紙と一緒に入っていたのは…まずはたくさんの柑橘…🍊

きこちゃんは、お家で収穫した甘夏や、お向かいさんのお宅で収穫された甘夏や、橙や八朔、ネーブルなどいろいろなところで収穫された今が旬の柑橘をたくさん送ってくれました。このマスキングテープのメモ書きも楽しい!

淡路島から到着したばかりの立派な煮干しも送ってくれました!

沖縄、波照間島の黒糖…これすごく美味しくてお茶やコーヒーを飲みながらつまむと最高なんです…💕

そして、編み物の道具まで…!

柑橘たちを野菜室に入れると…おしゃべりが聞こえそうなくらいにぎやかに…!

こうしてまた、優しいメッセージとともにたくさんの旬の美味しいものを届けてくれたきこちゃんでした…。

…ちょうど、きこちゃんからの荷物を開けているときに焼きあがった全粒粉のイングリッシュマフィン。

そうだ!きこちゃんに今日発送しよう…!と思い立ち、一個一個マフィンを包んで、能登の干ししいたけや能登の天日塩、我が家の手前みそなどと一緒に箱詰めして、すぐに発送しました。

使用しているのは、グリーンファーム熊本さんの農薬や化学肥料不使用の貴重な福岡産の全粒粉。すごく気に入っている粉なので、この粉を使ったイングリッシュマフィンをタイミングよくきこちゃんに発送させてもらうことができて、ホントによかった~とるんるんしてました。

そしてちょうど、アロマオイルのバスソルトも我が家に届いたばかり物があったので、これも同梱させてもらいました

…きこちゃんは、お取り寄せの天才で、各地の良いものを本当にたくさん知っている方なんですよ。今までにもいろいろな食材やメーカーさんを教えてもらったりしています。また、畑で収穫したものの加工や保存食づくりも名人なので、さまざまなレシピも教えてもらったりしています。

きこちゃんのようなお友だちと、こういうお付き合いさせていただいて、本当に感謝ですね!

それとしゅういちさんがなくなった後も、こうしてみんなでしゅういちさんのお話ができたりするというのは素敵なことですよね。

…つばたしゅういちさんも通われたあかね珈琲店。

初夏、春日井のビトさんでマーケットのお手伝いをさせてもらう予定になっているので、今度はこのあかね珈琲店さんにも、ひさびさにぜひ顔出させてもらいたいなと思っています!

また今年もビトさんのところでお菓子のお手伝いさせてもう予定になっておりますので、こちらでもインフォさせていただきますね💕

ひでこさんにもうちの畑の野菜の収穫がはじまっていたら、なにか持って行かせてもらえるといいなあと思います!


つばたしゅういちさん、ひでこさんのドキュメンタリー映画、「人生フルーツ」。

2017年02月03日 | つばたしゅういちさん・ひでこさん

1月9日より名古屋でも公開された「人生フルーツ」。

みなさん、もうご覧になられましたか?

・・・わたしの周りの友人も観に行った子が多く、行ってきたよ!すごくよかったよ!といろいろと感想を教えてもらっていました。

実は昨年、春日井での上映会があり、ひでこさんもその会場におみえになられていて、高蔵寺のみほこさんからビトさんを通してこの上映会にわたし(mau)も来れないかな?とお声かけていただいたのですが、12月24日で娘の誕生日やクリスマス、わたしの仕事なども重なって残念ながら行けなかったんですよね。

micoちゃんからも一緒に行けるかなと声かけてもらったりしていたんだけど、その日も都合がつけられず、毎日毎日何かしらあって全然タイミングが合わずに行けないままで、2月3日(金)の今日は上映最終日だったんですが、本当の最後の最後の回にやっと見に行くことができました・・・!

もう無理かなと思ったけれどついに行けて本当によかった…。

名古屋の今池は、以前住んでいたところからすぐのところで、それこそこの辺りはたくさん歩いて自転車にも乗って、子育てに奮闘していた時過ごしていた思い出深いところです。

今池はこういう映画館やライブハウス、味のある飲食店などごちゃごちゃとある街で、イベントも毎年いろいろと行われている場所なので、音楽などともつながりの深い場所です。独身の頃や、子育て中は、個人的に遊ぶことができなかったんだけど、今思えば今池でもっと遊べたらよかったな~って思います。

ポスターやフライヤーなど、いろいろなお店や活動など、本当にあらゆるジャンルの情報が張られている通路壁面。・・・何かしら誰にでも刺さるものがありそうなくらいジャンルはいろいろ。

こちらは7月にお邪魔させていただいた時に撮らせてもらったひでこさんのお宅の食器棚の上です。左のおふたりのお写真は、台湾にいかれた時のものだと映画を観て知りました。

映画の中には、生前の修一さんと親交があった「あかね珈琲店」のきこちゃんから伝え聞いた話がたくさんちりばめられていて、最後のお仕事の話をはじめてきこちゃんから聞いたとき、修一さんのような頭のいい才能に溢れた天才のような人でも最後の最後にやっといい仕事ができたとおっしゃられていたのが、本当に本当に印象的だったんです。

わたしなんかと比較するなんておこがましいにもほどがあるんだけど、毎日毎日いろいろやっていて、それでもうまくゆかないなあと思うことがいっぱいなんですが、しゅういちさんのような方でも、思うように仕事ができないならば、わたしなんかが思うようにならないことなんて、当たり前だな!と、いい意味で思えました。

だから、うまくいくなんて思わずに(!)こつこつ自分のやってること思ったように積みあげていくだけだな~ってシンプルに思えました。

わたしのやっていることなんて、なんでこんなモノ好きなことやってんの?ってみんなに思われちゃってんじゃないかなっていつも思っているし、子ども3人もいてこんなことやっている場合?って言われかねない時代だから、いつも周りに説明できたり、納得してもらったりできるるような形にせなかんな~って考えているんですよね。

いつも仕事で相棒くんは不在で、家事育児はほとんどわたしひとりでやらざるを得ない普通の「サラリーマンの妻」しながら、3人の子どものことや家のことに追われて野良やら保存食づくりやら、仕事やら自分でも大変すぎて時間なくなってくるので、実際時間なさすぎでしんどいなと思うことも多しい、一人でやっていることがほとんどだから孤独を感じることが多いです(全然嫌いじゃないけどね)。

自分の両親や嫁ぎ先の両親にも、もともとやってた仕事に復帰した方がいいに決まってるのにねえ…と思われてるかなと気が引けることもあります(両親はみんな、もしかして言いたいことあるかもしれないけれど、いつもわたしの意思を尊重してくれているし感謝してます)。

でも、ばらばらにみえることやっているように見えてもわたしの中でものすごく一貫性があって、説明しにくいことなんだけど、人生フルーツを観てやっぱり確固たるものになってきました。それは、次の時代に何かをうみだせるものを残したいし、子どもたち(わたしの子どももよそのお宅の子どもたちもみんな!)によりよいものを残して強くたくましく幸せに生きていってという願いをもって、すべての仕事をしています。

ぶっちゃけ、ほとんどの仕事はとりかかる前は3~4割はめんどくさいな~って思ってるんですよ(爆笑)!だってわたしは元々サボり魔の遊び魔・・・。

でも、その仕事のよさ、大事さがわかってるし、実際わたしも途中からは結局すご~く面白がってやっていることだから、こうしていつまでも細々とですがやらせてもらっています。

そしてわたしが風土から生まれて育てられたように、子どもたちとこれから生まれてくる子どもたちに生命力豊かな風土を残すということに力を使いたいなというのもあります。

人生フルーツで、「風」や「土」がない暮らしなんてやっぱりほんとにつまんないなと思ったし、「風土」ってなんてなんて素敵な言葉だろうと思えました。

さて、映画にもありましたが、ひでこさんから魚周さんのことを教えてもらっていたので先月栄でのお買い物のついでに魚周さんでお昼食べてきたんですよね。

百貨店の地下の魚屋さんの傍らにあるカウンターだけのお店ですが次々と人が訪れていました。

握り寿司。しゅういちさんやひでこさんもきっと美味しく召し上がられたのでしょうね!

赤だし。わたし赤だし大好きです。

ひでこさんの食材庫には丸栄百貨店さんの袋がいっぱい。この袋わたしも好きなんですよね~。

袋といえば、映画の中で何度もおふたりが雑木林の落ち葉を集めて袋に入れ、木の下に入れたり腐葉土にして土に還すシーンがありましたが、落ち葉を入れていたコーヒー豆の大きな麻袋、きっと「あかね珈琲店」さんからのものだよね・・・!

きこちゃんの畑にもわたしの畑にも同じコーヒー豆の麻袋が健在です✨ほんの2~3回しかお伺いしたこともない場所のはずなのに、映し出されるところがどこもここも懐かしく心がくつろぐような場所に見えました。

映画では、しゅういちさんの亡くなられた美しく安らかなお顔が映し出されていましたが、だれもがしゅういちさんの美しい人生に胸をうたれずにはいられませんでしたね。

わたしが映画が公開される頃まで全然知らずに途方もなくびっくりしたことがありました。

それは、高蔵寺ニュータウンの中にあるおふたりのお宅、雑木林、畑・・・これらがすべて、完全に造成された土地からはじまっていたということです・・・!

わたしはまだまだ勉強不足の農婦ですが、一度造成したところを自然に還すことや、その場所で豊かに果物や野菜を実らすのがいかに難しいことくらいはわかりますので、この森に囲まれたような場所があんな更地になっていた写真を見ておふたりの人生でこんな場所にしてみ見せてくださったことで、とても勇気をもらった気がしました。

高度経済成長期の大きな大きな波があって、しゅういちさんのマスタープランが実現されることはなく、しゅうちいさんもその仕事がら距離を置かれることになったそうです。

もし、このマスタープランが実現されていたら、どんなによかっただろう・・・。

わたしはあんまり映画を観ないし、うまく感想はお伝えできないのだけど、この映画みなさんも観られたらいいのにな!と思いました。わたしも40代になり、これからのことを考えた時におふたりの暮らしが励みになるし、希望が持てる気がするんですよね。

映画公開から、立ち見で観たという方も多く、わたしが観た回も立ち見も含めて満席で、上映前にお越しになられた方は、立ち見も含めて満席でして・・・とお断りされてみえて帰られていました。

でも、4月からまたアンコールRODSHOWということで、名古屋シネマテークにて再度公開されるそうですよ!詳しくはシネマテークのサイトをご覧ください・・・コチラです。

人生フルーツの公式サイトはコチラです。

さてさて、わたしのしっぽりとした野良仕事台所仕事も続いております。こちらは夏にたくさん収穫したバジルを塩漬けしたもの。ささっと水で塩抜きしてピッツア生地にトマトソースをのせて塩抜きしたバジルをのせて、さらにシュレッドチーズをのせて焼きます。

う~ん、いつ食べても美味しい~♡HBがなくてタイマーがなくなっちゃたので、まとまった時間がないとパンが焼けなくなり、1~2週間に一度のパンづくりになりましたが、たまに食べるパンはこれまた美味しい~。

さらに、こちらは種取り。

白オクラの種、昨年は腐って種が採れなかったのですが今年はすっごく調子よく採種できました。

天日でよ~く干して、

サヤを割るとこんなにお行儀よく種が並んでいます。

オクラの形通り、5つのお部屋に分かれており、割くと5つのお部屋からズラズラと種が採れるんです。

残ったサヤと取り出した種です。

たくさん穫れたので、きこちゃんたちにプレゼントしたいと思います!

自分の畑で取り次いだ、固定種の白オクラの種。もちろん、農薬や種子消毒なども無縁の種です。

じゃじゃ~ん、そしてこれはウチの畑の美味しい人参です!葉っぱ付きを味わえるのはつくった人の特権ですね✨この時期紫になりますが、人参が寒さから自分を守るために出した色素なので、抗酸化作用があるそうですよ!

いつも手が泥んこで余裕なくて写真がなかなか撮れなかったんですが、やっと撮れました。

我が家では子どもたちも人参の葉っぱの天ぷらが大好物なので、揚げ物をするときを見計らってこちらを収穫してきます。

実はこの写真の人参は、「パンドール丸武」のここちゃんにプレゼント用のものです。せっかく今池に行くんだし、ここちゃんのお店に寄って、買い物しつつ穫れたての人参お渡ししたいなと思って。この日たまたまPTAのお仕事でお店お休みだったので、まずは映画の前にシネマテーク近くのここちゃんの自宅に届けてまいりました~!

映画の後はもちろん新栄の丸武さんに寄って、ここちゃんのお姉さんでパン職人さんのあゆみさんとひさびさにお話しつつたくさんパンをいただいて帰ってきました!

こちらのパン、ものすごく美味しいんですよ!ハード系のパンお好きな方はぜひぜひ行かれてみてください!左から「ショコラサンド」、「パティシエール」、「エピカ」。

その他にもわたしが大好物な「Nagoya」があるんですが、食べちゃいました!初めて買った「ポストック紅茶」も、食べちゃいました!そしてなんと3個めに「オリーブ」も食べちゃいました!いつもお昼はパン1個で十分なわたしですが、これ美味しすぎて~!

だから写真がありません~💦さすがにお腹いっぱいです、ご馳走様でした~!

これは明日の朝用に買った「バケット ワグラム」です。国産小麦粉使用のバケットだそうです。多分、バケットって国産小麦粉でつくるの難しいと思うんですよね~皮もパリパリでもう見るからに美味しそうですねぇ~🍞

こんなにたくさん買って、税抜1500円だったんですよ~!

こちらは高品質だけどホントお手頃価格なパンがいっぱいで、いつもお店にお客さまがたくさんみえるのが納得できます!

朝9時過ぎに長久手を出発して14時に長久手に帰ってきましたが、今池~新栄の素敵な休日を過ごせました♡

映画観て、大切なお友だちのお店に寄って、また元気いっぱいもらって帰ってきました!

「人生フルーツ」は、東海テレビさんが製作された映画だそうですが、樹木希林さんのとっても味のあるナレーションといい編集といい胸に染み入るいいドキュメンタリー映画でした。みなさまもぜひ


春日井市高蔵寺、「あかね珈琲・キッチンガーデン」。

2016年09月23日 | つばたしゅういちさん・ひでこさん

こちら、あかね珈琲キッチンガーデンでーす。

・・・ご縁あって、毎月bitoさんのマーケットのお手伝いさせていただいており、月に一度愛知県春日井市高蔵寺まで通わせてもらっています。

旦那さまとご一緒に、高蔵寺で自家焙煎珈琲豆専門店「あかね珈琲店」を営まれているきこちゃんは、数年前から「ながくて風土」の読者さんでいてくださり、まだお会いする前からあかね珈琲に通っているみっちょんを通じて美味しい珈琲をプレゼントしてくださったことがありいつかお会いしたいなあと思っていた方です。

その頃わたしは子育て期まっただ中で、行きたいなあと思っても、春日井にうかがうことがなかなかできないでいました。

1年半ちょっと前にやっと春日井市高蔵寺、押沢台のcafe bitoさんでやっとランチさせてもらいつつ初対面をはたしました。

その後もブログにコメント入れてくれたり、bitoさんの子どもお料理教室やみっちょんのパンづくり教室で春日井に行った機会には、お店に必ず寄らせていただいたりとお付き合いは続き、今年の春から始まったbitoさんのマーケットが始まっててからはほぼ月に一度のペースできこちゃんのあかね珈琲さんに寄らせてもらえるようになりました。

きこちゃんのことはずっとこちらでも書かせていただきたいなあと思っていましたが、今日は彼女のキッチンガーデンをご紹介させていただきます!

冒頭の写真は、つばたしゅういちさんやひでこさんに教わって栽培し続けている「ハブ茶」だそうです。わたしは育てたことがないので、その葉や実(!?)の面白い形に興味シンシンです。

こちらはカブの種をまいたところです。もみ殻をかけてあるところ、よくみたらかわいらしい芽が発芽していますね。

いたるところにある立て札には黄色のペイントがなされていて、まるでつばたしゅういちさんとひでこさんの畑のようです!

これはコーヒーの出がらしです。

以前きこちゃんから、旦那さんとふたりでよく「珈琲屋はゴミが全然でない仕事だから本当にいいよね。出がらしなどは畑で肥やしとなってくれるし・・・」とお話されていたことを聞いて、本当にいいお仕事だなあ!長い間やってこられてそう言える仕事ってなんて幸せな仕事なんだろうと思いました。

これは、コーヒー豆が運搬されるときの麻袋です。

畑の通路の草止めにも見た目にもとてもいいですよね!きこちゃんからまた麻袋をいただいたのでわたしも真似して自分の畑の通路に置いてみてます。

通路の脇には柔らかくて美味しそうな大葉が。自宅の横にある畑は本当に憧れでうらやましいです。

わたしのように畑が離れた場所にある人は、「ちょっとしたお世話」や「ちょこっと収穫」がなかなかできません。

あと、お家の周りの畑のように日陰などもなく日が照りつけてなんかもう野菜が野ざらしになっちゃうのとお借りしている畑なので、木や大きな株になるようなものは植えられず、影がないのが辛いです(とくに大葉など葉物)。

これは人参。左にはイチゴも。

写真ではお伝えしにくいですがすごく大きいです。わたしの畑のサトイモの葉っぱはこれの半分くらいですかね~。

以前もいただきましたが金ゴマです。胡麻も育てたことがないのでこの面白い形にワクワクしました。

実はあかね珈琲さんのお店の横のこの畑、数年前まで空き地だったそうです。

それを、生前につばたしゅういちさんが「畑になるかもよ」と予言されていたそうで(笑)、今その空き地は現実に、こんなにも素敵なあかね珈琲キッチンガーデンになっています!

なんだか感動です。まるでしゅういちさんがいるような感じがしますよ。

わたしは人がなくなって、こうしてまるでいきているかのようにメッセージを伝えることができるってリアルに感じることができたのは初めてでした。

きこちゃんところにうかがった後、つばたひでこさんのお宅に、ながくて風土の野菜を持って行かせていただきました。

出かけるのに必死で写真はありませんが、ナス、ピーマン、ししとう、唐辛子、ゴーヤ、人参など今収穫中のものを持って行かせていただきました。

みっちょんはひでこさんにあの美味しい美味しいパンを持って行ってました。

しゅういちさんやひでこさんのような暮らしがみんなで共有できるようでとても面白いです。

・・・今月もきこちゃんちで珈琲を購入してきました。ホントに美味しくて高蔵寺に来たときは必ず寄らせてもらっています。

みっちょんからパンをまたこんなにいただいてしまいました!やわらかく炊かれた黒豆とクルミ、そしてこのふわふわの生地のバランスが最高!

いちごソースはきこちゃんからいただきました。

パンケーキの朝食や、自家製ヨーグルトにそえさせていただきましたが絶品!手づくりのソースの美味しさってないですよね。

波照間島(沖縄)の黒糖。独身の頃沖縄が好きでよく行ってました。波照間島は多分日本で一番南だったんじゃなかったかな~

黒糖って好物なんですよね…油淋鶏のタレなどお料理でも使わせてもらいましたが、珈琲を飲むときにカリポリしちゃってます。独特の甘みと風味がくせになりますよね。

こんな風にきこちゃんはとても美味しいものをよく知っているし、なんでもとっても美味しく作ってしまえる女性なのです。

つばたしゅういちさんがこのあかね珈琲さんに通われていたり、きこちゃんとあたたかい親交があったりされたことも、とても納得できます。

ひでこさんはこの日、うかがった時はちょうどお元気にお洗濯を干されているところでした!

急にお邪魔してしまったので立ち話だけさてもらってそのままcafe bitoさんに向かいましたが、年齢は違っても話せばわ~~って楽しく同じ気持ちになってくださるお人柄で本当に可愛くて素敵な方です。

そして、bitoさんとこの9月のランチはこちらです!ホント毎回毎回大・大満足!

揚げたもの、焼いたもの、蒸したもの、漬けたもの・・・いろいろな素材、いろいろな調理法、いろいろな味わいと食感の前菜でいつも楽しく美味しくいただいてます!

メインはこちら!ボリュームもたっぷり。

今月のデザートも最高でした。季節の果物たっぷりで優しい甘さのスイーツ。食べ応えも満点で本当に美味しいな~って思います。

bitoさんのテーブルコーディネートではbitoさんの作ったフェルトのコースターや布小物なども合わせられていますが、こちらはお店の店頭にならべられたbitoさんの人形です。可愛い。

そして今日こそは!と時間配分をちゃんとして最後につみきやさんに寄らせてもらうことができました!

帰りに木のマドラーも買うことができて満足満足!!

つみきやさんのお店の店頭にはこちらが置かれていました!しゅういちさんの手書きのものだそうです。

・・・本当に高蔵寺のみんなに愛されている存在なのですねえ~~しみじみ。

つみきやさんのオーナーさんとも前回はほとんどお話できないくらいの滞在時間でしたが今回はお話もできたし、木のマドラーにわたしの名前も入れてくださってうれしかったです!ありがとうございました。

またもっといろいろなお話したいなあと思います。今度はいつお会いできるかな~~!?

少し前になりますが9月の第二土曜のbitoさんマーケットの看板です。今月も、マーケットにお越しいただきましたみなさま、本当にありがとうございました

店主のbitoさんの後ろ姿。

本当に素敵なお店で、人が集う素敵な場所です。

bitoさんの「bito」は「人」なんだそうですよ。このお話聞いてホントbitoさんのこと好きだな~って思いました。

そうそう、bitoさんのお店で使われていて、またマーケットでも販売されているみほこさんですが(まだお会いしたことがありません)、ひでこさんのお宅の大きな畑のお手伝いや雑木林の整備をされているそうです!

7月にひでこさんのお宅にうかがったときにはみほこさんからいただいたのよとお家の前に立派な赤ジソの束がまるで大きな花束のように置かれていました。

こんな風にわたしが高蔵寺に行くたびにいろいろな場所でみほこさんの足跡を発見します。

・・・今日もきこちゃんの美味しい珈琲をいただきつつブログをかかせてもらっています。しゅういちさんが亡くなられて本当に大きな存在を失って気持ちもしますが、みんなでしゅういちさんがされていたことを、暮らしの中でこうして共有させてもらえるというのは幸せなことだと思います。

きこちゃんのキッチンガーデンの2016年の秋冬野菜も収穫が楽しみですね!

いつも顔を見るたびに美味しいものや素敵なものをプレゼントしてくれてありがとう、きこちゃん!

 

【自家焙煎珈琲豆専門店 あかね珈琲店】

愛知県春日井市岩成台4-7-8

お店のサイトはこちらです

open 月~土 10:00~18:00 ※定休日 日・月・祝祭日

 

【cafe bito】

愛知県春日井市押沢台5-10-4

open 水・木・金 10:00~16:30(ランチは11:30~)

お店のサイトはこちらです

 

【アトリエつみき屋】

愛知県春日井市外之原町2224-4

open 毎月第2木曜から1週間 10:30~16:00 ※8月はお休みです

お店のサイトはこちらです

 


されど、調味料。

2016年08月22日 | つばたしゅういちさん・ひでこさん

以前美容室で読んだ本がとてもよかったので、ずっとこちらでもご紹介させていただけたらいいなあと思っていました。

「ベストオブ ニッポンの調味料」という本で、タイトルや表紙を見てわ~とときめきました。

愛着のある商品もたくさんでわくわくして読みすすめました。

なかでもとっても興味深かったのが、

堀河屋野屋さん(三ツ星醤油)

白扇みりん(福来純 三年熟成本みりん)

飯尾醸造(純米富士酢)

の若旦那さんの対談です!

…個人的にですが、白扇さんの三年熟成本みりんも、花見蔵(料理酒)も十年くらい愛用させてもらっています。

よい料理酒はいろいろありますが、やっぱりわたしは花美蔵が一番好きです。みりんはほとんど白扇本みりんですが、社長さんがとてもよい方でお仕事熱心でみえて、地元でもあるので三河みりんも時々使わせてもらっています。名古屋生活クラブやあぐりん村でも取り扱われているのでとても手に入りやすくて助かっています。

富士酢は、千鳥酢と並んでよく使わせてもらっています。

醤油に関しては足立醸造さんのお醤油が好きで好きで浮気せず使わせてもらっているので残念ながら三ツ星醤油さんは口にしたことがありませんでした~

さて、先日つばたひでこさんのお宅にお邪魔させていただいたとき、やっぱりオススメの調味料で二つ出してきてくださいましたが、我が家でも愛用しているみりんと料理酒で、とてもうれしくなりました。(この写真もみっちょんが送ってくれて、うれしくてとても気に入ってます。)

たくさんのよい食材を知っていらっしゃるひでこさん。

たくさんのことを何気ないお話の中で伝えてくださいますよね。

「食べるものと身なりをちゃんとしていたら、自然と品格が出てくるものよね」と言われたひでこさん。

調味料ももちろんひとつひとつセレクトされていて、本の中でもたくさん紹介されていました。我が家と同じ調味料を見つけると「わ~」っとなるし、知らない調味料などを見つけると、今度使ってみたいな~と思って見ています。

わたしも母となり年齢も重ねて、食べるものや身なりについてまた考えていけるといいなあ~と思いました。

・・・食費ですが、やっぱり調味料などをちゃんとセレクトしていくとどんどん食費がアップしていくというのはあると思います。

でも、みりん風調味料と本みりんの値段だけを比較するのは・・・難しいですよね。

まず味わいが全然違う…

わたしはそんなに凝ったお料理やおかずを作りませんが、簡単つくったお惣菜でも酒、みりん、しょうゆ、酢がしっかりしていたら本当に美味しくしあがってくれます。

まるで、お料理上手になった気分です。

なんでこんなに美味しいのかなと調べていくと、やっぱり素材や製法、製品に対するつくり手の心意気が全然違うことに気が付くことも多々あります。

そういうことを知っていくうちに、すっかりファンに…!

このような本物の調味料はそれ相当のお値段はかかりますが、やっぱり素材や作り方を見ると当然かなと思います。

こういう調味料を使っていると「食の安全」にこだわっている・・・という側面で見られるかもしれませんが、そういうことは、本当にごく一部のことで、本筋はそんな小さな細部のことではないのかなと思います。

このような製法を守って、お客様によいものをというようなお客さんに対する敬意のようなものを感じるつくり手さんも少なくありません。

よい素材を使った調味料を使うことで、農薬などに頼らず真面目に一生懸命農作物をつくる生産者さんにも、少しでも潤っていただけたらうれしいなあと思います。

また。子どもたちにもこういう美味しい本物の味を小さいうちに味わわせるということもとても意味のあることだと思うし、その他でもいろいろな側面で「そうだよね、確かに。」って思えることが多く、調味料にかかる出費さえも、なにか確かなことのように思えます。

なかなかうまく調味料のことお伝えできないのだけど、お味噌や醤油、みりん、酢、はたまたお漬物など、「時間をかける」=「場所がいつまでも埋まっていて生産性が悪い、コストがかかる」ということで市販のものは発酵はしていないことが多いと聞きます。

たくさんの添加物(アミノ酸で旨みをつけ、着色料と香料で色や香りをつけて)であっという間につくってしまうものが多いようですが、これって偽ブランドバッグなどというものとあまり違わないような気がするのってわたしだけですか・・・?

ネットで市販の味噌などのことを調べるといろいろ出てくると思いますので、もし調味料変えていきたいなあと思われている方がみえましたら検索されてみてください。

・・・今まで10年くらいの投資・・・わたしは個人的にですけどやってきて本当によかったなあと思っているんです。

麹や醤油が本物の発酵食品だと、塩麹や三升漬け、その他の発酵食品がものすごくうまくいくしとてもとても美味しいんです!

それと、うちの子どもたちはそんなに取り柄がないんだけど、とりあえず元気いっぱいでいつもご飯をよく食べてくれます。

考え方はいろいろですが、我が家にとってはこのような調味料や発酵食品を選んでいくということは、とても確かで大切なことだったかなと思います。

この本の対談はこちらで見ることができると思うので、ぜひご覧になられてください!

飯尾醸造「酢をつくるといふ仕事」

こんな若い旦那さんが頑張ってくれていること知らなかったのでへええ!!と思いました。こうやって意味のある仕事がつながれていくってすてきです。


野菜のドライ、お味噌の天地返し。

2016年08月17日 | つばたしゅういちさん・ひでこさん

8月です。子どもたちの夏休みで、身動きとりにくいのをいいキッカケと捉え(そうするしかないよね)お家仕事を結構やります。

午前中も午後もたくさん用事ができるのだけど、お昼ご飯をつくる前後になにかひとつでも作業すると意外にはかどりますよね。

冒頭の写真はつばたひでこさんのお宅にお邪魔させていただいたときにちょうど干されていたトマトです・・・!

下の黄色いステッカーは、きっとしゅういちさんがつくられたものでしはないかしら…?写真を撮って、帰ってきてゆっくり拝見してから気が付きました。こんなところにもしゅういちさんの愛情が感じられますよね…!

きっと、「HIDEKO no KITCHEN GARDEN」と書かれていると思います

ザルの上に布巾が敷かれて、気持ちよさそうにお日様に干されるドライトマト…この日は快晴で湿気もすくなくて、きっとよいドライトマトになってくれるはずですよね。

…夏休みは強い日差しを利用して、野菜やハーブのドライをつくって保存したり、梅を干したり、大量のお味噌の天地返しなどを決行したりと、外に出られない一番暑い時間を狙ってお家の仕事をやっています。

今年もなかなかまとまった時間がなく天地返しもなかなかできなかったのですが、先日手帳を見て、もう今日しかやれる時がない!と思い立って、急きょ5号のカメ3つを開けて天地返しを決行しました。

天地返しもできればわたしは湿気の少ない快晴の日を狙った方がよさそうだなと思います。大きなお道具もすぐ乾くし、カメをしまう時余計な湿気までしまいこまなくてよさそうだし…。

さてさて、今年も米麹味噌と赤味噌(豆麹と米麹のブレンドの長久手など愛知県各地でつくられている味噌)の2種を作りました。写真は米麹味噌です。

カビもなく今年もいい感じにできました~!

元々結構煮汁を入れる方なんですが、今年はそれをかなり上回るほどすご~~く煮汁を入れてしまったので(これはわたしのミス)、大丈夫かなと少し心配はあったけれど菌たちがいい方向にベクトルを向けてくれたみたいで助かりました。

はじめて自家製味噌を作った時、べっ甲飴のような甘くてうっとりするような香りに驚きましたが、やっぱりとてもとてもいい香りです。

こんなたとえようのないいい香りを鼻にすると、本当に心も身体も癒されます。

ま、大きなカメをあっちやったりこっちやったり、大きなタライを我が家の小さい小さい台所で洗って干すのは結構な労働ですけどね…!

今年も無事に3つのカメ大豆6キロ分(できあがりは多分20数キロ)のお味噌を天地返しすることができました~!ホッとした~~~

我が家は狭いので、階段下の狭い狭い物置の奥からヒイヒイこれらを出して来て、狭い狭い台所で一度全部タライに開けてから戻し入れることを3回やって、またひいひい狭い狭い物置の奥にしまう・・・という、小さい家ならではのなんともめんどくさい工程です~笑!

ただ、お味噌の量が少ないご家庭は、天地返しをわざわざしなくてもいいんじゃないかな~。

大豆1キロ分のお味噌は、できあがりが3~3.5キロくらいなので、3か月ちょっとで食べ終わるくらいだと思います。

なので、今の時期から早いお味噌を食べ始めても秋にはなくなっちゃいますし、11月に食べ始めたとしても、年明けくらいには底をついてくるので…!

また、できあがり3キロくらいの量だったら、漬けている容器をなんとなくかき混ぜれば全体を混ぜられるので、簡単に混ぜて早めに食べきる…って感じで、手間をそんなにかけなくていいと思います。

天地返しとかが億劫でお味噌づくりを控えるくらいだったら、とりあえず仕込んで天地返しも適当な感じで、とっても美味しいお味噌を食べた方がいいかなと思うんですよね。

たくさん作っている家庭はちょっと面倒だけど、最初の夏だけは天地返しをお奨めします!1年分とか、たくさん作っているご家庭は食べる時が仕込んでから1年半くらい後になるし、ふた夏も越すのでやはり天地返しした方がムラが少なく菌も全体によく混ざってくれるのでよいかなと。

2年物などの場合も最初の夏だけでいいそうですよ~!

…夏場の仕事がようやくすすんできたと思えば、もう9月の秋冬野菜の作付けも目前!

今から作付け計画と、種の発注頑張ります!


つばた英子さん。

2016年07月11日 | つばたしゅういちさん・ひでこさん

わたしの目の前に、つばた英子さん。

 つばたひでこさんは、

「ときをためる暮らし」

「ひでこさんのたからもの」

「あしたも、こはるびより。」

などの本や、テレビなどでもおなじみで、なんとも愛に満ちたつつましやかな暮らしをされているとても有名な方です。

テレビなどで拝見したことはあったものの(台所でひでこさんが麦茶を炒っている場面がとても印象的でした)、こんなみんなが住んでいるお近くにみえるとは全く知らず、恥ずかしながらあかね珈琲のきこちゃんから話を聞かせてもらうまでしゅういちさんとひでこさんの詳しいことは全然知らなかったんです…。

みっちょんとわたしは1年半前に、つばたしゅういちさんとひでこさんのお宅をきこちゃんに案内されて拝見したことがあるんだけど、ホントその時は、え?あ、あのテレビで拝見したことのあるご夫婦のお宅がこんな近くに…!?ってもう漠然としたままの突然の出会いでした。もちろん、その時はお宅を外から拝見するだけでしたし…。

そして先月、しゅういちさんが亡くなられて1年も経ってからですが、あかね珈琲できこちゃんたちとしゅういちさんのパネルを見ながらしゅういちさんのお話をまた聞いていたら…なんていうんでしょう、みっちょんとわたしが同時にもう電撃的な出会いみたいに本も全部買って読まなきゃ!ってにわかにスイッチが入ってしまったんです。

そんなあらためての出会いから1か月も経っておらず、熱も冷めやらぬ7月6日、みっちょんから思いがけないお誘いの連絡をもらって…みっちょんとわたしはなんとひでこさんのお宅にお招きいただく機会に恵まれたんです。

まさかまさかお会いできるなんて夢にも思わず、普通の変わらない日々を重ねていたわたしにこんな光栄なお誘いがくるなんて…!生きていると、ミラクルってあるものなんですね…

コーディネートしてくださったのは、春日井でもしゅういちさんやひでこさんの講演会などを開催されてみえたとっても素敵な女性の方です(本当に素敵でわたしも20年後はこういう雰囲気になれるといいなあと思っちゃいました)。

わたしもみっちょんもマーケットの準備、もあるし、今週は特に子どもたちの予定や諸々の事情で出れる状況ではまったくなかったんです。

でも同じ状況のみっちょんがわたしの状況もよくわかってくれたうえで「絶対一緒に行こう!」と言ってくれて、なんと長女が「お母さん、絶対行って来なよ!こんな機会めったにないよ!」ってわたしを後押ししてくれたんです…。

水曜の日は夜を徹していろいろ差し迫ったことを片づけて、木曜の昼下がり、ひでこさんを訪ねて春日井のお宅へ…。

「うちは玄関はないのよ~どこでもお好きなところからどうぞ~」のひでこさんのお宅の、広いリビングの大きな戸から、お邪魔します…とお家にあがらせていただいて、すぐに目の前に広がったのは本やテレビで見たまんまの世界!

入った瞬間、これは時を経た、松本民芸家具?と左の美しい食器棚に気を取られつつ、ひでこさんが迎えてくださったことになんだか深い喜びを感じました。

確かな暮らしがそこにありました。

ささやかで心ばかりのお菓子や野菜をお持ちしました。みっちょんのパンやわたしのお菓子がしゅういちさんにお供えしていただけてこちらも感無量。

ひでこさんは結婚してからの暮らしのことや娘さんやお孫さんのお話をたくさんしてくださいました。

もちろん、本を読んでわたしたちも知っていることもあり、初めてお会いしたのに共通の話題が尽きず、年齢はバラバラな4人でしたがなんとも和やかな時間を過ごさせてもらったのでした!

そして食材などの話もいつまでもいつまでもやっていたいくらい、話がはずみ、たくさんのものを見せてくださいました。

ひでこさんは現在おひとりですが大きな冷蔵庫をいくつも持って見えて、すべてに瓶などに詰まって宝物のような美味しいものがおさめられています。

乾物なども気に入られたものを常備して、それをまとめて炊いたりして常備菜をつくられてみえました。

こちらは山くらげ。たまたま水戻しされていたものがあって、見せてくださいました。

そのまま食べてもコリッとして美味しい!この土鍋で炊かれて美味しく調味されて、ひでこさんの常備菜になっていきます。

こちらは梅醤油の梅。まるで奈良漬のような食感でわたしも来年は梅醤油を作ってみたいと思いました。

ひでこさんは毎日少しずつお肉類もとってみえて、豚肉などを梅醤油でコトコトと炊き、少しずつ食べて行かれているそうです。

ひでこさんとの時間でたくさんのことを学びすぎて、この記事だけでは語りつくせないので追々ほかの記事にも織り交ぜながらゆっくりお伝えできたらいいなあと思います。

…今回の訪問に関しては、とてもこの記事では語りつくせそうもないので、わたしが一番心の底からよくわかったことをお伝えさせていただきます。

家族や身近な人たち、そして自然わたしたちを生かしてくれる風土に愛情や敬意をもち、確かな暮らしをしていくこと…。

わたしが積み上げていきたいと思っていたことが、ひでこさんとのつながりの中ではっきりと認識できて、わたしの中でなにか確信に似たものを感じることができました。

よく仕事は何しているの?と聞かれるのだけど(良くも悪くもいろいろぐちゃぐちゃにさまざまなことをしているからね・・・汗)、ホントいろいろやっちゃっているのでなんかわけのわからない風にうまく説明できずにいましたが、わたしのやりたいことはこういうことだとなにか確かなものを感じることができたのです。

しゅういちさんとひでこさんの暮らしに「愛」が満ち溢れて、大きなエネルギーに満ちているのことが、きっとテレビの画面や本の写真からも眩しく映って、画面や誌面を通してもそれが伝わってきていると思います。

こちらもまた次の機会に記事にしたためることができたら…と思うのだけどしゅういちさんの黄色いプレートがいたるところにあって、まるでしゅういちさんがそばでわたしたちに話しかけてくれているように感じられるほどなのでした。

娘さんや、お孫さんに対する愛も、お家やお庭、畑のいたるところからひしひしと感じられました。

人や自然への愛や敬意は、暮らしに込めることができる。

たまに自分のやっていることが時間かかりすぎてるしなんでこんなことやってるんだろうと思う一瞬があるんだけどそれこそゆるぎない確かなもので、わたしはそれをゆっくりと積みあげていくだけだ…と、しゅういちさんとひでこさんから大きな大きなエールをもらったのでした!

漠然としていますが自分の中ではとっても整然としているんです・笑

今後記事で一つ一つ具体的にお伝えできるようにしますね!今日のところはここまで…

まだたくさん写真などもあるので記事にするのが楽しみです…!

ひでこさんの本、もしお読みになられてない方みえましたら、ぜひぜひ読まれてみてくださいね~。

ひとつひとつ心に染み入る暮らしのお話がいくつも詰められた宝物のような本です…!


つばた修一さん、つばた英子さん。

2016年06月21日 | つばたしゅういちさん・ひでこさん

つばたしゅいちさんとひでこさんご夫妻。

このご夫婦をご存知の方はたくさんみえると思います。

わたしは、しゅういちさんが亡くなられて1年も経つ、つい先日亡くなってからですがやっと、ついにしゅういちさんと出会うことができました。

あまりにも有名な方なのですが、ウィキ張らせていただきます 津端修一 wikipedia

昨年2月、あかね珈琲店のきこちゃん、cafe bitoのbitoさんとはじめて会うことができました。

実はこの同じ日に、食事してからの帰路で、きこちゃんと親交のあった津端修一さんと英子さんのご自宅を拝見してから帰宅したのです。

…春日井の高蔵寺ニュータウンにの住宅街に木々に囲まれた慎ましい暮らしを絵にかいたような一軒のお宅と菜園がありました。

わたしはその光景を見て、ずっと前にテレビで見たことがあるご夫婦だ!と気が付きました。自家栽培した麦を炒って、たしか麦茶をつくっていた映像が流れてその香ばしさが伝わってくるような、静かな優しい暮らしが映し出されていました。

でも、なんていうんでしょう…!

あまりにも突然の出会いに、気持ちをあたためつつも未消化のままで何度もつばたさんのことはこちらでも書かせてもらえたらと思いつつも1年半の月日が経ってしまいました。

冒頭の写真は、はじめてきこちゃんに会ったときにプレゼントでいただいたつばたさんの本です。そこに書いてある暮らしぶりはなんともつつましく美しく、優しさに満ちていた世界でした。

漠然とこうありたいというそのままの姿だったのかもしれません。

一緒にいたみっちょんも、ついご近所なのに全然こんな場所があること知らなかったとふたりで呆然と車の窓からつばたさんのお宅を拝見していたのをはっきりと覚えています。

そして時折本を読みつつも、時ばかりが経っていきました。

さて先日、一宮のmicoちゃんのお友だちのなおちゃんが、ぜひbitoさんのお店に食事に行きたいとのことで、納品も兼ねさせてうかがわせていただきました。

ホントはmicoちゃんと3人で都合合わせていたけれどなかなか合わず、ひとまず6月の納品時に…とふたりでランチに行くことに。

忙しいみっちょんも予定を変えて駆けつけてくれて、10時あかね珈琲のきこちゃんとこで集合、bitoさん、アトリエつみき屋さん…という高蔵寺のスッペシャルなコースでめぐることに…!

こちらがあかね珈琲きこちゃんのキッチンガーデンです!お店があんなに忙しいのにがんばって畑づくりされています。

そして、きこちゃんの畑のところどころに点在する、こちらの黄色いプレートを発見したなおちゃん。なおちゃんとは一度もつばたさんのことを話したことがなかったのだけど、つばたさんをよく知っていたそうで、この黄色いプレートだけでつばたさんの気配に気づいたなおちゃんなのでした…!これはもしかして津端修一さん…?という風に。。

実は、きこちゃんはつばたさんと親交が深く、きこちゃんの畑は、元々はお店の隣の空き地であり、ご生前につばたさんがきっと素敵なキッチンガーデンになることを予言してくれていて、現在の姿のようになり本当に実現した畑なのです。

 この大きなボードは、生前に修一さんがきこちゃんに贈られた手づくりのボードです。

タイトルにある言葉、

「願いごとをひとつ、そのまま叶えてくれる妖精が、誰にでも存在しています(ベンヤミン)」

というメッセージとともに。

これを見てあまりの偶然に思わずなきだしてしまったなおちゃん…

わたしとみっちょんもこの日、また新たに、もう一度、修一さんと出会うことができた…そんな気がしました。

修一さんの本当に言いたかったことや、願いがなんとなくわたしたちに舞い降りて来たみたいなそんな不思議な不思議な出会いをしたんです。

とてもじゃないけれど、しゅういちさんやひでこさんのように生きられないけれど、わたしたちなんにんか集まれば1000分の1でもしゅういちさんの願いをひきつげるような気がしてきました。おこがましいのは百も承知ですが…

bitoさんにも教えていもらって最新作、「ひでこさんのたからもの」は、その日のうちに注文して今自宅に飾っています。

みっちょんが3冊全部飾っているのを見てなんだかほっこりしてわたしも家に飾りました。なんとなくしゅういちさんの気配を感じるようなそんな気になります!

わたしまだこれもってない!そのうち注文します。

そしてきこちゃんのお店で冷たいアイスコーヒーを淹れていただいて美味しくいただきました。きこちゃんのお店のアイスコーヒーは、水出し用にブレンドや焙煎をマスターが研究されて生み出された極上アイス珈琲ぜひお店に行かれた方は、飲まれてみてください!

わたしは今回、ショコラピーベリーをセレクトさせていただきました。これすっごくわたしは好きです。重たいブラジル系の珈琲お好きな方はぜひ!

お土産にこんな素敵なものもいただいちゃいました~いつもありがとう、うちなんかに恐縮でーす!

しゅろのやさしいたわし、1年半前にきこちゃんにもらったもの、まだ現役です。

しゅろのたわし、野菜の泥などをしっかり落としつつも野菜に傷がつかないし、鉄のフライパンなどもごしごし洗ってもヘタレないし、ホントに優れたお道具ですっかりファンです~!

そして、もう新しいの使ってて使わなくなったからよかったら使ってね~とお菓子の袋を密封する機械を持ってきてくれました。

か、か、か、、、可愛い~!

青磁色したレトロで重たいお道具。。。もちろんまだまだ使えるもので、これまたうちなんかにいいのかな~!?ととっても申し訳なかったのだけど、いただいて帰ってしまいました…

…つばたさんのご自宅を拝見した1年半前は生きてみえたしゅういちさん。

でも、昨年の6月お亡くなりになりました。

今月のbitoさんのマーケットの後、みっちょんがお友だちとしゅういちさんとひでこさんのお宅を通り、お家を撮影してきてくれました。

みっちょんの真似して本を部屋に飾るようにして、なんだかちょっとした時間にめくってます。

一話完結みたいな感じなので、ひとつひとつ沁み入る感じです。

みんなとの出会いがなければこうして出会うことができなかったしゅういちさん。人って亡くなった後でも出会うことができることを初めて知りました。

…こないだ、春日井に向かう車中で、道路の看板に高蔵寺の地名がならんで書かれていました。高森台、石尾台、押沢台、岩成台…

これらは大好きなひとたちの住む場所やお店がある場所で、みんな並んでる~ってテンションあがりました。

また、訪れます。しゅういちさんがやりたかったことがどういうことだったのかなと考えていけるといいなと思います。

  • 漠然とした記事なんだけど、まだホントに漠然としているんです。書き記しておきたく…!