てのしごと~ながくて風土~

2023年もよろしくお願いいたします✨

高橋徳治商店「練り物から見えてくる未来」。

2014年09月11日 | 名古屋生活クラブ

20140902_2718583_t 高橋徳治商店社長、高橋英雄さん。

いつもおいしくいただいている、宮城県「高橋徳治商店」の練り物。

本当に美味しいんです。

高橋さんといえば「お豆腐あげ」が有名ですが、お豆腐揚げももちろん我が家では「7種の野菜揚げ」や「玉ねぎ揚げ」などもよくいただいています。

Dscn1983

中華鍋に水を張り、火にかけて沸騰して湯気がたくさんあがったらせいろに、これらを並べて10分程度蒸せばふかふかに蒸しあがります。

Dscn1746

これはお豆腐揚げ。いつも生姜醤油などを用意するんだけど、なめらかで緻密な食感と、素材の旨さが生きた、絶妙な味わいが素晴らしくて、そのまま食べちゃうことがほとんど・・・。

長女がこれを食べると「これ・・・すごい!」と感想を言ったんだけど、なんていうんでしょう。。。本当になにか感じるもののある旨さなんですよね。

Dscn1985

これは「7種の野菜揚げ」なんだけど、これもそのまま食べても蒸しても、オクラやシシトウなどと煮物にしても、本当に美味しい・・・。

切ってお弁当にいれてもいい感じです。

今日は「玉ねぎ揚げ」を、シシトウと煮物にしました。

Dscn2363

玉ねぎの甘み、ふわふわのやさしい食感がなんとも言えません。5個入りなんですが、1つを3つにカットして、子どもたちが食べやすい感じにしました。

どれも5つくらい入って300円ちょっとなのに、とても贅沢な味わいです。

名古屋生活クラブの伊澤さんやゆう子さんは、このように素敵でまっすぐな生産者さんとの縁がたくさんある方だと思います。

つくるものは違えども、口にしたときに「!!」と思う時、「いったいこれは誰が作ったのだろう?」ととても気になります。

年に数回くらいしか会えないけれど、たまに会えた時にゆう子さんにいろいろな食材のことを詳しく聞くと、生産者さんのことをいろいろと教えてくれたり、こういう風に食べると美味しいよ!など、たくさんのことを教えてもらったりしてすごく楽しいです。

ゆう子さんはものすごーく目利きの方で、ゆう子さんのセレクトする食材は間違いないと思える、わたしにとって信頼できる人です。

そして取引される生産者さんも、本当に嘘のない、正直な方で、遊び心たっぷりな方や魅力ある人がいっぱい・・・。

昨年の交流会で高橋さんに初めてお会いしました。

実は、長男の出産の時期(7~8年前)に、高橋さんの交流会があったんですが、どうしても行けずに残念な思いをしていたので、昨年の交流会はすごくうれしかったです。

2011年、高橋さんは東日本大震災で被災され、すべての工場が全壊し、製造営業停止となりました。

その後のご苦労は、わたしたちの想像をはるかに超えていました・・・。

涙あり笑いありのひとときでした。

そして今年もまた、高橋さんが名古屋にやってきます!

9月24日(水)15時~17時、名古屋市東区ウィルあいちにて、「練り物から見えてくる未来」という交流会(無料)が開催され、夜には「竹亭(ちくてい)」にて飲み会(参加費3800円)が~!

練り物生産の現場のことや、三陸の水産加工のことなども、いろいろお話してくださるそうです。

高橋徳治商店はこんな会社です↓

http://www.mamac.jp/company.html

昨年は交流会の後、昼食を食べて、最後はみっちょんとともに名古屋駅までお見送りしてまいりました。会社の社長さんに対して、最後の方は「英雄ちゃん!」とか呼んでしまちゃうなど、失礼だったかも知れませんが、お客さんとつくり手とかではなくて、なにか同じ気持ちで接しあえることができる場なんですよね。

とはいえ、練り物にハンパない精神を込めてつくる高橋さんは憧れのつくり手さんでもあります。普通じゃないご苦労を乗り越えてこられた人生や、仕事に対する考え方にも、とても感動します。

お問い合わせ:名古屋生活クラブ 0120-72-0251

http://3.nagoyaseikatsuclub.com/?eid=161


鰹たたきと、ホッケ塩焼き。

2014年07月20日 | 名古屋生活クラブ

Dscn1812 子どもたちが夢中で食べるアツアツのホッケ。

小さいころはなじみのなかった鰹やホッケ。

ホッケは初めて食べたときから美味しくて大好きだったのだけど、鰹はなんだか血生臭さが気になって、味も苦手でわざわざ買ってまで食べたことがありませんでした。

名古屋生活クラブでも鰹のたたきは扱われていましたが、一度も買ったことがないまま何年も経っていました・・・

でもなぜか最近、多分特売のときに鰹ってやっぱり美味しいんじゃないかなとふと注文してみたんですよね。

それがもううますぎてwww

micoちゃんとも生クの鰹たたきめっさ旨いよね!っと先日話題になりました。

いくつかの生産者さんの鰹のたたきが扱われているのだけど、この真空パックで2本入った土佐の鰹のたたき、美味しいですよね?

Dscn1810

200gは5人でなんとかそれなりに食べれる量です(100gだと少なすぎるので・・・)。たぶん800円くらいなんだけど、よく特売していて700円台になっています♪

大き目のお皿にたっぷりとスライスオニオンを敷いて、ほどよく解凍した鰹たたきをのせて、すりおろした生姜やニンニクを加えた美味しいタレをたっぷりかけていただきます。

Dscn1814

夏場は千切りの大葉も加わって、オニオンスライス×大葉×鰹たたきのハーモニーでいただいています。

そして、これだけではちょっと夕食に足りないので、鰹たたきの日はホッケ(2尾)を焼くことが多いです。

このホッケもすごく気に入っていて、扱いがあるときは2パック(4尾)、必ず注文しています。

Dscn181130㎝くらいあるホッケが2尾。

このホッケ、結構な大きさのものが2尾で、よく特売にもなっていて1パック598円とかなんかそんな感じで600円しないことが多いんです。コスパよすぎで助かってます!

これらのほかに、今日はズッキーニのあえ物、平サヤインゲンの胡麻和え、シソの佃煮、揚げとニラのお味噌汁、デザートはウリ・・・って感じの夕食でした。

宅配を利用する前までは、「凍った魚なんて~~~」ってイメージがありましたが(北陸人だし)、実際はすごく美味しいものだなあとわかりました。

自宅の冷蔵庫で冷凍するのとはわけが違いますね。

生ものは、扱いが大変ですぐにさばいて食べてしまわねばなりませんが、凍っていると、家族の状況やわたしのできる時に合わせて、食べたいときに便利に利用できてホントに助かってます。

海の恵み、美味しい魚をとってくれた漁師さん、届けてくれた生クに感謝?


魚醬(よしる)と柚子果汁(ゆのす)を合わせる。

2014年07月01日 | 名古屋生活クラブ

Dscn1598 カツオたたきに!ゆうこさんレシピをアレンジしました。

我が家に欠かせない魚醬(よしる)と柚子果汁(ゆのす)。

なかでも、このよしるは最高♪

Dsc02944_3

実は、石川県の郷土の調味料なのですが、石川県は加賀地方と能登地方に分かれていて、やっぱり食文化なども結構違っているんです。

祖父母は加賀の人だし、わたしたち家族は金沢で住んでいたし、やっぱり加賀地方の食文化しかなじみがありませんでした。

だから、実は「よしる」って知らなかったんです!「よしる」は、主に能登地方で発達した調味料だと思われます。

わたしが「よしる」を知ったのは、北陸道の高速のサービスエリアでした。

ボトルの裏を読むと、鰯の内臓を岩塩に漬けて発酵させる北陸の調味料のようでした。

これって、秋田「しょっつる」とか、タイの「ナンプラー」とかベトナムの「ニョックマム」などの能登版なんだな~と見ていました。

そのころはナンプラーをよく使っていたのだけど、やっぱり地元でとれたものを使うのがいいかなと思い、何気なくつかった魚醬が・・・超絶旨い♪♪ しかも、名古屋生活クラブで扱われていたので、わたしはサービスエリアに行かなくてもいつでも手に入れることができるようになりました。

そして、以前にも「ながくて風土」でご紹介させていただいた高知県のゆのす。

Dsc00006_8_2 写真右が高知の「ゆのす」です。

これらを合わせると、ものすごくおいしいタレになるんです?

今まで知らなかった~。

先日、名古屋生活クラブの商品カタログになっている「たねまき」でゆうこさんのレシピが掲載されていたのだけど、もう見るだけでおいしそう?と思っていました。

《ゆず果汁と魚醬(よしる)でアジアンドレッシング》

【材料】4人分

・魚醬(よしる)・・・大さじ3

・ゆず果汁・・・大さじ3

・粗糖・・・小さじ2

・唐辛子粉・・・適量

・おろしニンニク・・・1/2片

・刻みネギ・・・大さじ3

→茹でた豚肉、エビ、春雨と、千切りの玉ねぎ、人参を和用意して、上記のタレと和えれば、タイ風春雨サラダができます。----以上名古屋生活クラブ「たねまき」より抜粋----

今回魚醬の記事なのになんですが、上記のアジアンドレッシングのレシピで、

・魚醬(よしる)→普通の醤油に、

・すりおろしニンニク→すりおろし生姜に、

和風のタレにアレンジしてカツオのたたきにかけたら、もうめっちゃ美味しかったです~。季節があれですが、湯豆腐とかにも美味しいと思う。

しかし、アジアンドレッシング・・・これからの暑い季節にピッタリだ!生野菜や茹でたお肉や魚介類、冷たくした麺などに和えると絶品ですね。まずは春雨を買い求めよう。。。

そして先日また「たねまき」に魚醬をつかったアジアン料理風の炒め煮が載っていましたが、これもあまりにもおいしそうなので、転記させていただきます。

《魚醬でジャガイモのタイ風炒め料理》

【材料】2~3人分

・ニンニク・・・2片

・クミンシード・・・大さじ1

・唐辛子・・・適量

・菜種油・・・大さじ2

・ジャガイモ・・・小6~7個

・鶏ガラスープ・・・50㏄

・コショウ・・・少々

・ココナツミルク・・・大さじ6

・ターメリック・・・小さじ1

・魚醬・・・大さじ1弱

【つくり方】

①鍋に油、ニンニク、クミンシード、唐辛子を入れて香ばしく炒めて、薄めに切ったジャガイモを加え、コショウ、鶏がらスープ、水を加えて煮る。

②ジャガイモに半分火が通ったら、ココナツミルク、ターメリックを加えて、魚醬で味を調え仕上げる。ジャガイモに火が通ったら完成。

※魚醬とココナツミルクが加わることで、簡単にアジアン料理風になります。魚醬は北陸の鍋物だけでなく、アジアのサラダや本格派インドカレーに欠かせない調味料(ナンプラーと同じ)、イタリアンやフレンチにも幅広く活用できます。----以上名古屋生活クラブ「たねまき」より抜粋----

市販のナンプラーは結構少量なので、500gはうれしい量でした。それにこの魚醬の味がとても好きなので、使い始めてすぐに、我が家で欠かせない調味料のひとつになりました。

ゆうこさんのコメントにもありましたが、我が家もインドカレーをつくるときに欠かせないです?あと、スープや煮込み料理の味の決めるのに、すごく役立っています。

最初は独特のにおいに「うっ!」っとくるけれど、ナンプラーのようにくせになる味です♪

最後に、「たねまき」に掲載されていた商品説明です。

「魚汁(よしる)500g」 578円(わたしは先日の大特売で498円で購入?)

原材料/鰯内臓、岩塩・18か月発行熟成される伝統的な製法。まろかやで濃い旨みがつくりだされています。エキス類無添加の本物の鰯魚醬(いしり)。塩辛いので少量使用でお試しください。・石川県・ヤマサ商事/PET容器


渥美どろんこ村「田んぼの学校」。

2014年03月21日 | 名古屋生活クラブ

35304どろんこ村HPより。豚さんの写真がなかったのでヤギさんです。

先日の記事で、どろんこ村の小笠原さんの記事を紹介させていただきましたが、やっぱりここを訪れてみたいなあと思わせられるのは、動物たちがいるということです。

ウチの近くには畑や田んぼはいっぱいですが、動物達との農業は、あまりみられません。

子どもたちに、田んぼや畑、そして動物たちとの暮らしを経験してもらえたらいいなあという気持ちもあるし、自分自身、動物たちとの農業を勉強したり、技術を学びたいという気持ちもあります。

そんなどろんこ村では、多分毎年「田んぼの学校」や「ファームステイ」など、子どもたちの農業体験をさせてもらえる活動が行われています。

田原市の小学校で、「田んぼの学校」の参加募集があったようで、ある小学生のお子さんの作文が、名古屋生活クラブの「たねまき」に掲載されていました。

印象に残ったので、「ながくて風土」でもご紹介させていただきたいと思います。

「ありがとう、ぶーちょ」

ぼくは、ぶーちょのことが大好きでした。でも今はもういません。

ぶーちょとは、ぼくたちがかわいがってきた大切な大切なぶたです。

三年生のころ、始めてぶーちょを見たとき、「きたないなあ、くさそうだな。」と思いました。どろだけらのぶーちょを見て、なかなか近づけなかったです。

学校からのお知らせを見て「田んぼの学校」に参加することになり、ぼくはぶーちょに出会いました。

「田んぼの学校」には、毎月通うことになりました。みんなが楽しそうに、ぶーちょにえさをあげているのを見て、ぼくもえさをあげてみたら、「ブヒ、ブヒッ。」といいながら、とってもおいしそうに食べました。

もりもり食べてくれ、とても喜んでいるように見えました。ほくもとてもうれしくて、えさをやる度に、だんだんぶーちょがかわいく見えてきました。初めはさくの外からえさをあげていたのに、いつの間にか、さくの中に入り、ぶーちょの頭をなでながらえさをあげられるようになりました。

それからぶーちょとおっかけっこなどをして遊ぶようになりました。毎月、ぶーちょといっしょに広場を思いっきり走るのがとても楽しみになりました。すぐにふり落とされてしまうけど、とても楽しかったです。

ぶーちょもぼくたちといっしょに走り回るのが好きみたいでした。ぼくはあっという間に、ぶーちょのことが大好きになっていました。

四年生になったある日、「田んぼの学校」でしゅうかく祭が開かれることになりました。ほくは初めて参加するので、何をやるのかすごく楽しみでした。ところが、しょうげきの知らせが耳に入ってきました。

なんとあのぶーちょをみんなで「食べる」という知らせでした。

「えぇ、あんなにかわいがっていたのに・・・。なんでぇ。」

ぼくはその言葉を信じられませんでした。心の底から悲しくなり、泣けてきました。ぼくがぶーちょと過ごせる最後の日、ぼくは、いつまでもいつまでも遊び続けました。「ぶーちょだけは食べたくない。もっといっしょにいたい。」と、強く思いました。

それから、ぼくはずっとなやみ続けていました。しゅうかく祭にいくべきか、それとも、やめようか。すごく迷いました。「ぶーちょは病気でも、事故にあったわけでもないのに・・・。」悲しくてたまらなくなり、また、泣けてきました。

そんなぼくを見かねて、お母さんがある作文を持ってきてくれました。それは、ぼくが一年生のときに書いた『いただきます』という題名の作文でした。そこには「ぼくがまいにちたべるたべものには、ぜんぶ『いのち』がある。どうぶつもさかなも、おやさいも。ぜんぶたいせつな『いのち』だから、ぼくはこころをこめててをあわせ、『いただきます』といいたいです。」という一文がありました。

ぼくは一年生の自分に教えられました。人が動物の命をいただいているということを。

「でも、ぼくは大切な大切なぶーちょを食べられるのかなあ。」

ぼくがぶーちょを食べるという決心をするまでには、まだしばらく時間がかかりました。

やっと、ぼくは決めました。「ぶーちょの大切な命をありがたくいただこう。ぶーちょの大切な命のおかげでぼくは、元気に生きていけるんだ。」

いよいよしゅうかく祭当日がやってきました。「田んぼの学校」へ向かう車の中でぼくはすごくドキドキしました。本当は、ぼくは死ぬほどお肉が大好きです、でもそのときは、食べるという決心をしていても、うれしくはありませんでした。

ぼくを見つけたリーダーから、「〇〇〇(お子さんの名前だと思われます)、ぶーちょだよ。」と呼び止められました。ついにこのしゅん間が来てしまった。ドキドキしながら見に行くと、そこには本当にきれいなピンクのぶた肉がおいてありました。

「ぶーちょだ・・・。」しばらく、ぼくはそのぶた肉を見つめていました。焼けたぶた肉を見つめ、大きく息をすい、「ぶーちょ、いただきます。」と心をこめて言いました。」それから、何分もかけて、そのぶた肉を口に運びました。

すぐに、やさしい油の味が口中に広がりました。今まで食べたどんな肉よりもおいしかったです。ぼくは、何ともいえない気持ちでその一切れを何十回もかみしめました。本当においしかった。

すると、リーダーが、「ぶたはふつう三・四か月で肉にされるが、ぶーちょは八ヶ月も生きた。同じぶた肉でも、生きているときの飼われ方やストレスの具合、幸せに生きていたかどうかで味が変わるんだよ」と、教えてくれました。

だったら、「ぶーちょは絶対幸せだったはずだ。」と思い、なんだか少し、ホッとしました。

食べた後、ぶーちょはぼくの中で生きているとも思いました。しばらく、ぼくは絶対にウンコをしないようにがまんしました。

この日、ぼくは命をいただくことの本当のありがたさを知りました。でも、あんなになやんだりありがたくいただいたのに、今ではときどき、感謝の気持ちを忘れてしまうことがあります。

でも、ぼくはピンクのぶた肉を見ると思い出すのです。人が動物の命をいただいていること、それから、ぶーちょのことを。

「ありがとう、ぶーちょ。ぶーちょの大切な命のおかげで、ぼくは今も元気だよ。」---------名古屋生活クラブ「たねまき」より引用---------

最初は、汚くて臭そうで、家畜である動物に対しての嫌悪感から始まっています。

でも、ぶーちょとの時を重ねていくうちに、その嫌悪感は愛情にまで変わり、ぶーちょと共に生きた「ぼく」。

それを食べるとなったときの悩ましい日々。

・・・大人になっても、このようなことに向き合うのはしんどいことです。でも、「関係ない」「食べない」というどちらか極端なことを短絡的に選択せずに、悩み苦しんだ「ぼく」の時間は、大人のわたしから見ても厚みのある経験だと思いました。

そして、「ぼく」は自分なりに考えた結果、食べるという選択をしました。

・・・かわいがった動物を屠るという経験は、わたしにはありませんが、このような経験がある「ぼく」は、大人のわたしよりも悩みと向き合い、命をいただくことの重みを感じ、そんな感謝を忘れそうになったときも、立ち戻れる「地図」を持っているのだと思いました。

人との関係も、自然との関係も、折り合いをつけていくことって、とても肝な感じがします。


「つまらないことは気にするな、大事なことはそうじゃない」・・・渥美どろんこ村の野菜。

2014年03月19日 | 名古屋生活クラブ

Dscn0007愛知・渥美半島「どろんこ村」の小笠原さん。

2010年の夏休み、名古屋生活クラブより愛知県、渥美半島どろんこ村の、「どろんこ村命の授業交流会」の募集がありました。

わたしも子どもたちを参加させたいなあと思いつつも、ちょうど産後で小さい3人を抱えて身動きとれず、仕方なく参加は断念しました。

でも、友人の子どもたちが数名参加をしてきて、すごくよかったよー!って教えてもらっていました。

いつも「たねまき」で拝見する、どろんこ村の小笠原さん。一度もお会いできたことないんですよね!

どろんこ村といえば、冬野菜。いつも美味しい切り干し大根をいただきますが、どろんこ村の切干が一番好き・・・。

先週の「たねまき」で、冒頭の小笠原さんの写真が掲載されていて、こんな文章が書かれていました。

------上の写真は2010年の夏に行った「どろんこ村命の授業交流会」の次の日、交流会終了後に畑の耕作放棄地だった田んぼを案内してくれた時のものです。

小笠原さんが実った稲穂の前に座って「こうやって人に自分の人生を語れるなんて幸せだなあ」とおっしゃってことがすごく印象的で、とても気に入っている写真です。

身内や周りの農家からの理解がない中で、自分の目指す道を信じて、逆風の中駆け抜けてきた小笠原さん。いつもどっしりとしてあまり苦労を感じさせない方ですが、普通の農家の息子が今のどろんこ村の形を築きあげてきたのだから、並大抵のことではなかったのは当然のことでした。

私たちが小笠原さんの想いを受け取れる存在でいられたのかなと思うと、すごくうれしかったのです。

右の写真はマコモダケの栽培で周りを池のようにして遊べる空間にしたもの。いかだに乗っているのはどろんこ村に魅了されている一人、スタッフの新山(ニイヤマ)親子と、それをうれしそうに眺める小笠原さんです。この写真もなかなかステキです。

どろんこ村はいつも自由な新しい発想で、苦労だけではない農業の楽しさを伝えています。また、農業だけではなく、ヤギや鶏、豚などの生きものもいます。毎年夏には子供たちのためにファームステイ、田んぼの学校、研修生の受け入れなども行い、農業や命の大切さを広げていく体験の場としての活動を大事にされています。

大きな生き方の中で作られるどろんこ村の野菜は、型にはまりすぎている世の中に、つまらないことは気にするな、大事なことはそうじゃないといつも教えてくれているような気がします。------(以上、名古屋生活クラブ「たねまき」より引用)

・・・この記事、いいですよね。

小笠原さんの写真を見ていると、なんだかこの風景の中に入っていくような気持ちになって、夏の午後、田んぼに吹く風のにおいや、稲穂が風に揺れる音を感じました。

下のいかだの写真は、池下に住んでいたころの配達でお世話になった新山さん親子みたいです。新山さんもどろんこ村に魅了されているんだなあと思いました。

そして今日届いた「たねまき」・・・。

このどろんこ村の「田んぼの学校」について、田原市の小学生のお子さんが書いた作文が掲載されていました。

とても印象に残ったので、今日はひとまずここで切り上げて、近日中にまた続きを掲載させてもらえたらいいなと思います。


秋田県、檜山納豆と、ササニシキ。

2014年02月08日 | 名古屋生活クラブ

Dsc00003_9_2

わたしは金沢で生まれ大阪・金沢育ったせいでしょうか、あまり「納豆」を食べる文化がありませんでした。

(どちらかというと、西より、東の方が納豆をよく食べる文化があるという感じがしますが、どうなんでしょうか)

わたしの金沢の父親も納豆のにおいを嫌がったし、九州の友人などは納豆が苦手だったり、広島の相棒くんは、納豆をほとんど食べずに育ったと言います。どちらの実家の冷蔵庫にも、納豆がはいっていることは、あまりありません。

わたしが納豆を食べるようになったのは、仕事で実家を離れて名古屋に来て両親から独立したときです。

納豆は、切らなくても、火を通さなくてもご飯が食べられるすごーーくありがたい食材だったのです!

でも、大好物とまではいかず、結構好き・・・程度です。

わたしが納豆が大好物になったのは、秋田の「檜山納豆」に出会ってからです。

名古屋生活クラブでは、何種類も納豆があるのですが、わたしはほぼ檜山納豆ばかり・・・!

毎回5~10パックは買っています(隔週扱いのため)。

つぶ納豆とひきわり納豆がありますが、同料金で目方が少ないのだけど、わたしはやっぱりひきわりが大好き・・・!

今回「ながくて風土」にて掲載させてもらいたいなあと思って、檜山納豆を検索してみると、檜山納豆のサイトがありました。

こちらです・・・

http://www.hiyama710.com/index.html

そう、これなんです・・・!

Dsc00004_8

たまりません・・・!

美味しいご飯と一緒に食べるのが最高です。

そして、たまたまですが、最近「檜山納豆」と同じ秋田県の美味しいお米をいただくようになりました。

長久手で自然農法を目指され、無農薬で野菜を育てて出荷されている川井さん(ケースケファームさん)のおじ様で、秋田で自然栽培でお米を作って見える方のお米をいただきました。

去年おととしと、師匠からおすそわけだよといただいたのですが、やっぱり秋田のササニシキがとっても美味しくて、今年は個人的にお願いもさせてもらうようになりました。

お米の袋に、おじさんの熱のこもった文章が貼ってありました。

できれば玄米でと書かれていたのですが、子どもたちはやっぱり苦手なので、7分づきでいただいています。わたしも米ぬかもほしいので・・・ごめんなさい~

(川井さんのケースケファームは、また「ながくて風土」でも改めてご紹介させていただきたいなあと思います♪)

土鍋をもう半年くらい眠らせていたのですが、やっぱり美味しいお米を土鍋で炊いて食べたい!と気持ちが盛り上がって、土鍋生活、再開しました♪

Dsc00002_8 テンション↑↑

あめ色の土鍋でご飯が美味しそうに炊き上がりました・・・一目ぼれして購入したものなんですが、長い間暗い場所に・・・これからまた使うわね・・・。

最後にですが、ご飯に合う納豆や、美味しいご飯のお話の後、付け加えさせてもらいたいことが・・・

先日粉菓子屋のmariちゃんにいただいた、手づくりの「ナメタケ」。

最高で~す!

Dsc00008_2

うひょ~~!

・・・ウチの一味唐辛子をおすそわけさせてもらったところ、ナメタケにかけたら美味しかったよと教えてもらった上、写真のナメタケを瓶いっぱいにいただいてしまいました。

旨すぎて、翌日にからっぽ・・・

そして自分でもつくってみました。

う~ん、ちょっと醤油が多いな・・・

Dsc00001_12

子どもたちは、醤油が強めでも美味しいと言っていたけれど、わたしはmariちゃんのさじ加減がやっぱり好きだなぁ。

また好みの味になるまで、繰り返しつくっていきたいです。

(余談ですが、秋田の納豆や、お味噌作りにて、秋田産の大豆を使用したときに、放射能のことを懸念するお声をいただきました。よく名古屋生活クラブで大豆や納豆、お豆腐を扱うときに下の欄に放射能測定の結果が載せられていますが、それで確認する限りはおおむね問題なさそうです。がんばって作られている、つくり手の方や、それを消費する方たちにこういう心配が尽きなかいのは、とても残念ですね。)


本命の、手絞りゆず果汁「ゆのす」。

2014年01月22日 | 名古屋生活クラブ

Dsc00006_8_2 右が高知県・小野寺さんの「ゆのす」、左が愛媛県無茶々園のゆず果汁。

昨年名古屋生活クラブ三重事務所に遊びに行ったときに、ゆう子さんと高知のゆず果汁、「ゆのす」の話になりました。

本命は、やっぱり高知県香美市土佐山田のおばあちゃんが絞る、「ゆのす」です・・・!

生クの商品カタログでもある「たねまき」に、昔から何度となく、このおばあちゃんのお便りが掲載されていて、繰り返し読ませていただいています。

以下、抜粋させていただきます。

近所では皆、自家用の柚子の木を持っており、昔よりは使用量は減っていますが、それでも年間1升瓶で2,3本は使っておりまして、市販の醸造酢には用がありません。

ドレッシングのほか、刺身のつけ醤油にも、餃子のタレにも、すべて柚の酢(「ゆのす」、柚子果汁のこと)でいたします。

五目ずしは、是非お試しください。私はちりめんじゃこを必ず入れます。大根なますやねぎの味噌和えも美味しくなります。

夏場は氷水に柚の酢を落とし、砂糖を加えてかき混ぜるだけで「柚子ジュース」がいただけます。紅茶に落とすにはアイスがおすすめです。酸っぱくならないように、ほんの少しずつ。

お菓子作りにはレモンと同じように使えます。レモンよりマイルドだとか、お試し下さい。

左党の方には焼酎の水割りに滴らせる方もおいでのようです。風味が良いとかで・・・。

以上、私の柚の酢の使い方をご紹介いたしました。お試しいただきとうございます。

名古屋生活クラブのみなさま

小野寺スミ-------------以上、名古屋生活クラブ「たねまき」より抜粋

小野寺さんは、増え続ける耕作放棄田畑に、柚子の木を植え続けてきました。

田畑が荒れないように、無農薬(手をかける余裕もないので自然に任せた放任栽培)の柚子畑に代えて育てています。山里の暮らしを伝承する思いの強い方だそうです。

最初はこんな背景も知らずに柚子が好きなので、マリネやカルパッチョ、パエリア、当然和食にもよくあうので、味噌に混ぜて柚子味噌(おでんにつける)、焼き魚や焼ききのこに滴らせるなどして、美味し~くいただいていました。

お料理がすごーーく上手なゆう子さんも「これに出会ってから、1年中これなしではいられない」と言っていました。タイ料理やアジアン料理、和食に、なんでもですって♪

この「ゆのす」を使うと、確かに料理が格段に美味しくなります!

手絞りで美味しいところだけつめてくれているそうです。熱が加えられてない小野寺さんの「ゆのす」は、料理に一滴たらすだけで香りが驚くほど広がります。

こういう現地でしか口にできないようなものを冷蔵で届けてもらっていて、ありがたいな~って思っています。

わたしもトムヤムクンやフォー的な汁を、これと魚汁(よしる、北陸の調味料)でつくりますが、今回の「たねまき」にて、ベトナム風牛肉のフォーのレシピが乗っていましたね♪

・・・調味料が美味しいと、お料理上手になった気分が味わえますよね・・・!

さて、わたしはしょっちゅうゆず果汁を炭酸で割って飲んでいますが、こちらには愛媛の「無茶々園(むちゃちゃえん)」さんのゆず果汁を使わせてもらっています。100mlの小瓶が使いやすくて・・・♪

高知小野寺さんのゆず果汁は300mlで950円、無茶々園のゆず果汁は100mlで350円です。我が家に欠かせない調味料であり、飲み物です。

さて、さて、大好きな糸の話。

錆納戸(sabinando)さんの糸のお話です。sabiさんとはしょっちゅう糸の話をしています。楽しくてニヤけて仕方ありませんw

T02200391_0360064012820689622 まずはカセのまま水洗い。

今日はキリム・ギャッベ糸についての記事だった~♪

http://ameblo.jp/sabinand/entry-11754736397.html

sabiさんの作品は、手にとったときや、着用したときの感じが忘れられません。伝統的なんだけど、どこか個性的な柄や、糸のあわせ方などがすごく面白く、趣のある織物ワークで大好き。

今、赤津焼きの花器の下に敷くマットをオーダーさせてもらっていて、糸や柄、色の話をしていると本当に胸がどきどき、きゅーんとします。


名古屋生活クラブ、三重事務所に行ってきました!

2013年11月26日 | 名古屋生活クラブ

先週末、ついに名古屋生活クラブ三重事務所に行ってきました。本社は名古屋市西区にありますが、三重事務所は田舎のど真ん中!

・・・田んぼに畑はもちろん、かわいい山羊たちもいて・・・山羊たちに会いたいなぁ~・・・ずっとそう思っていました。

伊澤さんもゆうこさんも超多忙な方で、かねてから行きたいけれど、行っては申し訳ないなぁと思っていました。

でも何度か言ってもらった「おいで」というお言葉に甘えてしまい、これまた迷惑な遅い時間から突撃・・・!相方はもちろん、いつものみっちょんです♪

残念なことに、またSDカードとPCの感じが悪くて、画像が取り込めず、「てのしごと」でわたしの撮影した写真をアップすることができませんww

でも、相方のみっちょんが、あんなにしゃべって、食べて飲んで動き回っていたのに、いつのまにこんなに写真撮ったんだ!?というほど写真をとっていたので、彼女の写真などを使わせていただきます☆

もう帰ってきて3日経ちますが、本当に、しみじみ楽しかったなあ!と思い出を繰り返し思い出しています。

ゆうこさんが三重の港であがったアオリイカと鯵を、とっても綺麗に、とっても美味しくさばいてくれました!感激です。

Ika真っ赤なもみじをあしらってくれました。

長野のアルプカーゼのチーズを使っての、絶品チーズフォンデュ、ぎんなんの素揚げ、焼き厚揚げなどなど、とっても美味しいお料理でもてなしてくれました。

Fondeyu 土鍋で簡単にできるんだね。おろしたチーズ、くず粉とワインでと教えてもらいました♪

持参させてもらったお酒と一緒に、みんなでこたつを囲んで美味しくいただきました。

普段、もっと話したいこともあるんだけど、たくさんの人もいるし、ばたばたと話して・・・という感じだったのだけど、今回は和やかな雰囲気で、ゆっくりといろいろな話をすることができて、わたしにとってはすばらしい時間を過ごさせてもらいました。

ゆうこさんも、みっちょんも、仲良くわたしの目線までおりて接してくれるけれど、本当は人として女性として大先輩。話していてはあ~!へええ!ふううん!ほおお!がいっぱい!!

そして伊澤さん。

思えばもうかれこれもう7年くらいのお付き合いです。最初は社長ということもあんまり知らなかったし、そんなにしゃべることもなかったのだけど、いつしかとっても信頼できる兄貴的存在に・・・!

伊澤さんの活動や生き方には、いつも感動させられています。たくさんのいいご縁も、元をだどれば、伊澤さんが結んでくれたものも多いのです。

一般的に人当たりがよかったり、優しい言葉をかけてくれたり・・・そういうことは一切ない人で、どちらかというと無骨に見える雰囲気なのだけど、付き合いが長くなるうちに、本当に正直で、飾らない人だなぁとつくづく思います。そして頭がよく、すごくハートがある人です。

・・・話が長くなりますが、三重事務所は2年前に亡くなった、牛肉の生産者の上村さんの敷地だったところで、建物も、生前使われていたお宅を事務所にしたそうで、上村さんの子どものころの背丈をはかった跡が、事務所の柱に刻まれていました。

わたしは生クを通して、三重の芦浜(あしはま)に原発が建設されることになって、かつて住民たちの反対運動がおこり、賛成派と深い亀裂を残し、なんとか原発建設が白紙撤回されたことを知りました。

その中心的な活動をされたていたのが、上村さんです。上村さんと伊澤さんは古くからこの活動で知り合って、長いお付き合いだったそうです。だから、上村さんが亡くなられたときはすごく驚いたし、伊澤さんたちがさぞかし悲しんでいるだろうなぁ・・・と陰ながら思っていました。

・・・そして「たねまき」(名古屋生活クラブの注文書)を見ながら、コレ好き、コレ買ったことなくてよくわからん、これはこうしたら旨いんだなどなど思い思いに食材談義~。

話題が全然尽きなくて、まだまだイケル感じだったけど時計は深夜1時・・・明日もあるから寝ますか!

ゆうこさんが暖めてくれていたお部屋で、気持ちのよいお布団でぐっすり眠らせていただいて・・・感謝☆

そして朝。

おいしいお味噌汁やお漬物岩手県宮古の「しまか」さんのサバを焼いてくださって、なんだかもう身体にしみいる、おいしいおいしい朝食でした。食後のコーヒーと「わっぱん」のシュークリーム。。。幸せを感じました。外も暖かい陽気が出てきたし、そろそろ野良仕事行きますか!

三重事務所の田畑は思ったよりずっと大きくて5反(1500坪)くらいと、わが師匠の広い畑と同程度でびっくり。

田んぼはイノシシの害でまともに米が収穫できないため、周囲にぐるりと、電熱線が張られています。

この電熱線に、雑草が伸び、ツルがからまり、せっかくの電流が放電してしまうそうです。そうならないように、広い広い田んぼの周りに張ってあるこの柵の周りの雑草を取ることに・・・これまた広い敷地で大変・・・!!!!

とってもいい日だったので軽く汗ばむ程度だったけど、夏場は相当大変だと思います。みっちょんと一瞬も間を空けずしゃべり続けながら草取りです。

そして、そのあと、念願の山羊たちの柵に入れてもらい、芋のツルなどをあげてふれあいタイム・・・♪ ノンとカレン、かわいい~~~~~~!

Yagi2  ノンちゃん。

夏は草が大変で、ひとり畑にいると「ああ、山羊に来てほしい・・・!」と心から思うことがあるのだけど、「役に立ってる?」と聞くと「全然!」と答える伊澤さんなのでした。

作業の後、夜のイベント「なんとないとin名古屋(富山県の郷土料理の会)」があるため、車で名古屋へ!

たいして草むしりもできなかったのだけど、港のお寿司屋さんでお昼に~♪三重は魚も山のものも美味しくて海山がとってもキレイで、いいところだなぁ。。。

そして道中、ずっと思いを馳せていた芦浜産直に寄ってもらいました。

ちょうどお昼で坂口さんはご自宅に戻られていましたが、真っ青な秋晴れのもと、芦浜産直の看板や、鯵を干している場所などが見れて、感激

芦浜に原発の話があったことを知らかった時のある夕べ、注文した芦浜産直の鯵の開きを焼いていました。

パッケージに張ってあったシールのメッセージになんとなく釘付けに。

・・・芦浜原発反対!私達は海に生きる 海を守り抜くために・・・

Suiru

特別変わった言葉でもないのに、胸打たれる感じ?・・・高橋さんの、「何か命が宿っているような練り物にしたい」という心で、真手につくられた「おとうふあげ」を食べたときのような、そういうものを感じました。

ゆうこさんに坂口さんはこの地区でたったひとりの反対者だったこと、辛いお立場となったことなどを聞きました。

わたしたちが立ち寄らせてもらった芦浜産直、あの場所で、どんな思いで魚をさばき、干して仕事をされていたのだろう。

・・・日曜日、雲ひとつない空の下で、芦浜産直に光が降り注いでいました。

T02200165_0320024012760100933 三重県、芦浜(あしはま)産直出荷組合。

ありがとうと、また思うのでした。ここの鯵の開きやサバ、すごく美味しいんだよね!

長々と書いてしまったけれど、本当はあれもこれももっと書きつくせない時間でした。

最後に・・・。猫のイーレ、がっちゃん、ノーラ、ちゃいろ君、さんこ、よんこ・・・。本当にかわいかった。三重事務所にきみたちがいてくれて、ますますまた、ここに行きたいと思いました。

三重事務所ツアーを実現させてもらったことに感謝します、ありがとう!

みっちょんのブログにて、このツアーとなんとないとの模様がつづられています♪

http://ameblo.jp/mokotan-m/entry-11711610818.html

行けなかったことが悔やまれた「なんとないと」の模様・・・富山の茶懐石~♪

http://ameblo.jp/mokotan-m/entry-11711610818.html

「なんとないと」、わたしたち家族は抽選にもれて行けず、自宅で北海道厚岸(あっけし)の秋刀魚焼いて食べました


つくり手の心意気~高橋徳治商店、高橋英雄さん交流会、つづき~

2013年10月23日 | 名古屋生活クラブ

T02200293_0708094412724682507 社長直伝オススメの食べ方♪みっちょんのブログにレシピが・・・?

先日の高橋徳治商店、高橋社長の交流会の記事、いつになく、とっても時間をかけて書きました。

でも、言葉に尽くせないものもたくさんあって・・・

たくさんのエピソードもあって・・・

同日に、みっちょんも彼女のブログに高橋さんのことを掲載していました。

ブログを読んで、そうだ、このこともあった、あのことも・・・!と、思っていました。

URLを張っておきます♪こっちの方が詳しいです♪

http://ameblo.jp/mokotan-m/entry-11647690658.html


タカショク、金沢港の魚。

2013年10月08日 | 名古屋生活クラブ

やっぱり日本海の魚を食べてきたので、日本海の魚がなじみがあります。

なかなか名古屋で手に入れることができないのですが、生クで扱われている、金沢のタカショクさんのお魚がすっごく美味しく、さばき方もとってもきれいで、お値段も意外にお手頃で助かっています。

日本海のアジって、かなり美味しいんですよね。

アジフライにすると、肉厚でプリップリで、最高です。

アジフライ用に開いてきれいに処理してあるアジが6枚で540円なのです・・・。

Dsc07613

子どもたちも、いつも幸せな顔で食べています♪

Dsc07612

できあがった写真はないのですが、このハタハタの唐揚げ、揚げるだけの状態になっていて、10匹入って400円なのです・・・!

まだまだ美味しいお魚がありますが、故郷のお魚を美味しく、お手ごろに味わえて助かってます。

お弁当をつくっているので、やっぱり揚げものは週に1度くらいはやっていますかね。

こういうものに、畑でとれた野菜のおかずを足して、ご飯にしています。

まだナスもとれていますよ~!

焼きナスも大好物なので、ちょくちょく食卓に登場します。

真黒になるまでグリルで焼いて、水に手をつけてやけどしないようにしながら皮をむいて・・・

Dsc07539

縦方向に包丁でたたいて、その時の好みの大きさに横に包丁を入れて・・・

Dsc07540

我が家はよくポン酢に削り節・・・という感じで食べています。

焼いても揚げても、煮ても漬けても・・・ナスって本当に好きです。

とはいえもう10月なので、食べすぎには注意ですね。

夏は、葉や根の野菜ではなく、実の野菜(トマト、ピーマン、キュウリなど)が収穫の中心で、実物野菜は、身体を冷やしてくれます。

今からは、少しずつ違う野菜へと、気分もシフトしてきます。

カボチャやサツマイモが美味しい季節だし、そろそろ畑では葉物野菜もとれてきます!

ここ1ヶ月、雨がなくて、種蒔きシーズンなのに辛いです・・・!

カブと、からし菜、ちょっとダメかも・・・・。

わさび菜、小松菜、水菜、大根、人参などは、調子よさそうかな?

・・・にせよ、あんまり雨がないので、心配よね。

また、秋の畑の模様もお伝えします?


我が家の定番、「種子島のきびざとう」。

2013年09月18日 | 名古屋生活クラブ

Dsc07416数年ぶりに天然酵母をおこしました。

きんぴらや煮物などの普段のおかず、梅ジュースや生姜シロップ、クッキーやマフィンなどの焼き菓子など、ほとんどすべて、我が家の甘みは、この種子島のきびざとうでつけています。

いつも「てのしごと」で「きび糖」と記載させていただいていましたが、わたしが使っているこのきびざとうは、双目糖(ざらめとう)とパッケージに記載されていました。これもあまり気にせず今日まできてしまいましたが・・・。

多分、こういう砂糖は「粗糖」と呼ばれているものかもしれません!

なんだかあいまいな表記をしていてましたね気をつけます。でもなんて書くのが正解なの?

・・・この種子島のきびざとう、ホントにいい感じです。

このよさにハッキリ気づいたのは、梅ジュースをつくった時でした。

シロップの蜜感というか、とろ~んとした仕上がりになるところや、コクを残した味わい(ミネラルたっぷりね♪)とか、とっても好みで気に入っているのです。

実は以前、種子島よりも有名な産地の黒砂糖や粗糖を何度か使いましたが、なんとなくニオイが好みではなくて、気がついたら我が家はこちらのきびざとうが定番化していました。

しかも1kg360円とナイスなコストパフォーマンス!

・・・最近よく甜菜(テンサイ)糖も使われているし、ナチュラルなスーパーなどでも扱われているけれど、テンサイは意外に遺伝子組み換えが多いみたいですね・・・。

一度国内の甜菜糖の会社に問い合わせてみたことがあるのですが、使用している原料の甜菜は、遺伝子組み換えではありませんでした。

ただ、種のことを調べて行くうちに、甜菜はほぼ雄性不稔の親をもっていることがわかりました。

甜菜糖も使うこともありましたが、たまたま名古屋生活クラブでこの「種子島のきびざとう」があったので、こちらをずっと使ってきたんですよね。

クッキーなどを作る時は、毎回それなりの量を入れるし、お友だちにプレゼントさせてもらうことも多いし、我が家の子どもたちもよく食べます。

ナチュラルなイメージだけど、意外だなぁと思いました。

そうそう、この「種子島のきびさとう」とと多分一緒なんじゃないかな!?と思われるものを、「旬楽膳」で見かけました。

それには種子島産で、「粗糖」か「洗双糖」と書かれていたような気がします。

この「種子島のきびざとう」はなめてみると、なつかしい昔のお菓子のような甘み。大好きです。


高知県の「ゆのす」。

2013年08月26日 | 名古屋生活クラブ

Dsc07188

土佐名産、高知県のゆず果汁ってご存知でしょうか?

なかなか値が張るので手が出ませんでしたが、高知県のおばあさんがひとりで柚子を絞っただけの「ゆのす」を販売されていて、名古屋生活クラブで扱いがあったので買っています。

今、残念ながら現物も写真もありませんが、そのおばあさんの「ゆのす」にお手紙がつけられていて、高地では酢のものやお寿司、和えものなど酢を使う場面ではいつもゆず果汁(ゆのす)を使っていて、酢には用がないほどだと書かれていました。

へぇえ!!

しかも柚子は大好物で、母や祖母の味、「柚子味噌」はわたしにとってまさにソウルフード・・・。

300mlくらいで1000円くらいとちょっと高価なのですが、ちょくちょくと、思いきって購入しています。

そして、しばらく生クの「ゆのす」を切らしていたのですが、ayumiちゃんにすっごくすっごくおいしいゆず果汁をいただいて、今ものすごくはまっています。

なかでも、ゆず果汁を小さじ1程度グラスに入れて、炭酸水を注ぐだけの「ゆずソーダ」がこたえられません。

Dsc07186

夏場だけですが、汗をかきながら夕飯をつくる時にちょっと飲むビールが大好きだったんですが、やっぱり飲むと眠くなるな~と思っていたところ、この「ゆずソーダ」がちょっと飲みたくなるこのシーンにぴったりで・・・♪

甘くなくてのどごしがよく、「くぅ~っ!」っときて最高です。ビールよりももしかして好きかも・・・

子どもたちが寝てからちょっと飲み物でも・・・という時も、今これが一番好きです。

いろいろネットでもゆず果汁(ゆのす)を調べてみましたが、一体に300mlで1000円前後です。

こちらの小松柚粋園さんのゆず果汁は味もいいし昔とまったく同じ栽培方法で(農薬使用もないそうです)、なんだか懐かしい味わいでとてもいいし、美味しさと安全性に対してコスパもいい感じがして、ネット販売もされているようなのでトライしてみたいと思いました。

小松柚粋園さんのサイトです。

http://www.yu-zu.net/

やっぱり一升欲しいなあ・・・。

ゆのすを初めて使った時、瓶の上にタマリ(オリ)がついているなと思いました。これはゆず果汁が自分を守るための成分みたいで、上質なゆず果汁ほどたくさん含まれているそうです。

使う時は瓶をゆすって、タマリと果汁を混ぜて使っています。

これからの季節は新米に合わせて焼き魚にたらして食べるのも楽しみです。

お魚を使ったちらし寿司にもぴったり・・・♪

Dsc07271

寿司飯をつくる時の酢の2~3割程度をゆず果汁にすると美味しかったです。寿司飯に、焼き鱒と、畑のキュウリ、青ジソ、昨年仕込んだ甘酢生姜の千切りを散らしておしまいです。


金沢の生麩

2013年08月17日 | 名古屋生活クラブ

金沢にいた頃は、なにか食事などがあった時によく添えられていた生麩。

Dsc07141

金沢帰省から名古屋に戻る時に、母が持たせてくれました。

・・・すっごく美味しいんですよね。

名古屋生活クラブで金沢の麩、宮田さんが扱われていてとってもうれしくなりました。

お店などではよく甘いタレみたいな味噌みたいなものがつけてありましたが、わたしはやっぱりわさび醤油で刺身として食べるのが一番好き。

自宅で食べる時は、袋から出してそのままスライスしてわさび醤油につけて食べています。

Dsc07142

料亭などで出されるのは、袋から出して横に半分に切ってから厚めにスライスしている感じの切り方が多かったなぁ・・・

Dsc07143_4

面積は半分で、厚め。こちらはやっぱりよく出てくるような甘いタレや味噌でいただくのが美味しい切り方っぽいです♪

ヨモギですが、個人的にこれは生で食べたほうが美味しい気がします。淡い甘みや生麩の食感がすごくわかって・・・美味しいです。

子どもたちももちろん、モチモチの生麩はとっても喜びます。

北陸は精進料理がさかんな気がします。

福井の揚げの消費は全国一ですが(動物性のものをいただけないお坊さんが多いからと聞きました)、金沢も相当揚げを食べているのではないかしら?実家の食卓にはしょっちゅう揚げがのぼっていました。揚げもそうだし、麩の消費もかなり多いとおもいます。

揚げや麩は、高タンパクの食材です。

・・・おでんや、卵とじ(煮物)、すき焼きなど、金沢の人はなんでも麩を入れますね!

表面がギザギザで薄い「すだれ麩」もよく食べられていますね。治部煮にも欠かせない食材・・・♪

・・・先日の金沢帰省では、父母はもちろん妹家族とも和やかな時間を過ごせ、古くからの友人たちと子連れで河北潟まで遊びに出掛けたり、これまた子連れでお座敷ランチに出かけたり、narikaの赤ちゃんを見せてもらいに行ったりと、楽しいひとときを過ごすことができました♪

長女を出産した頃からは、帰省してもなかなかゆっくり友人に連絡もできず、また友人たちも子育てでせわしくしていましたが、子どもも大きくなってここ2~3年でやっとみんなで再び会えるようになってきました。

10代からの、お互い世間知らずで怖いもの知らずな無敵ちゃんだった(痛)頃からの仲・・・?いつ会っても、話が全然尽きません・・・それぞれに、大事な友人たちです。

そして実家にいる時に、祖母から母に電話があって、わたしがいることを母が伝えると祖母がわたしに電話を代わってと言いました。

おばあちゃん元気~?と聞くともう「おばあちゃんは枯れ木になってしまったよ~」と2、3度言いました。おばあちゃん見習ってぬか漬けつけてるよと言うと、「ありがとう」と、心をこめて言ってくれました。

・・・大好きなおばあちゃん。いつもわたしたちにあれこれ世話を焼いてくれていつも優しかった祖母。自分は全然贅沢をしないで、いつも母やわたしたちにたくさんたくさん心を尽くしてくれた祖母。わたしの一番の憧れの女性です。

今、わたしは三児の子育てに追われ、時間も体力もお金もなにも身を削って必死な感じです。

しょっちゅうボヤいています・・・

でも、これって、とてもすごく幸せなことかもしれないですね。

祖母は「枯れ木になってしまったよ」としきりに言っていたけれど、いつかわたしも祖母のように身体が思うように動かせず、なにも差し出せなくなった時、なにを思うのかなと思いました。

こんなに年をとっても相手に心を尽くしてくれる祖母なのです。

ふるさとの家族や親族、古くからの友人たち・・・この人たちは、やっぱりわたしのルーツで、やっぱり大きな心の支えだなと思います。

たくさん元気をもらって帰りました!ありがとう、今度は来春に帰れるかなぁ・・・。


肥料作りと蕎麦・・・わたしの休日。

2013年06月16日 | 名古屋生活クラブ

Dsc06618

『米ぬかが手に入ったら、肥料づくりを見においで~』と、るーあんりちゃんから電話をもらいました♪

彼女はコンパニオンプランツやトマトのつり栽培、わたしの興味のあることがいっぱいつまった畑づくりをしています。

また、天然酵母パンなども焼いていたり、わたしがEMなどの微生物の力を借りた農法を知るずっと前から、いろいろな微生物の力を使って、いろいろと自分で発酵させた肥料をつくって、それを畑につかっていたりするすてきな人です。

EMももちろんそのひとつですが、彼女はこのような微生物の活性液を自分でもつくって肥料づくりをしています。

今回は、米ぬか、魚粉、油かす、カキガラ石灰、微生物の活性液、汲み置き水をブレンドして発酵させる肥料でした。

Dsc06624

まず粉物(米ぬか3、魚粉1、油かす1、カキガラ石灰1程度)を大きなタライなどに入れて混ぜ、そこにEM活性液や天然酵母的な微生物の液を1リットル程度加えて手でぎゅっと握ると軽く固まる程度にまとめ、ビニールをかけたポリバケツなどに詰めます。

おもしろいなぁと思ったのは、味噌づくりや天然酵母づくりなどでもよく、残った味噌や酵母をを少しいれると発酵しやすくなるのですが、この肥料も、前のものをちょっと加えることで発酵がうながされるそうです? なんかかわいいね。

Dsc06625

すでにいいにおいなのですが、これを1か月ほど発酵させて(そのまま置いておくだけ)いい香りになってきたらできあがり。これを必要に合わせてつかっていくそうです。

るーあんりちゃんがいろいろと資料も貸してくれました。長いことかかって研究してきたことをわたしなんかにたくさんたくさん教えてくれる、るーあんりちゃんなのです。

なんでもそうですが、自分のやり方を見つけるまで、かなりの時間、労力、精神力、金銭的負担をともないますよね。・・・それをこんな風にわたしなんかに教えてくださる方がたくさんいて、常々ありがたいことだなと思っています。

教えてもらったことは全部、わたしにとって大きな財産です。

るーあんりちゃんは畑しごとを公開されています?

http://blogs.yahoo.co.jp/ruuandanri

そして夜は、ずっと生クの食材を届けてくださった、よしのさんの壮行会で、ミッドランドの蕎麦工房・紗羅餐(サラザン)に・・・!

http://www.midland-square.com/shop/shop_guide_check.php?store_code=412

よしのさんにはすごくお世話になって、勉強会などで我が家の子どもたちを託児していただいたり、生産者さんたちとの集まりでみっちょんたちと暴れて(笑)いても、いつもいやな顔ひとつせずに大きな心でみんなに接してくれた人です。

ご実家は生クの生産者さんで、よしのさんは修業で、名古屋の伊澤さんのところで仕事されていました。

先月末の生クの送別会がコクシネルとも重なって行けずじまいだったので、みっちょんたちと壮行会をやりたいねと言っていて、みっちょんとわたしも大好きなサラザンでやりたいね~ということになりました。

ひさびさのサラザンでテンション↑

Dsc06657

ここは出てくるもの全部美味しくて、いつも混み過ぎているけれど大好き。

Dsc06659

二八蕎麦!そして追加で十割蕎麦も食べました♪

Dsc06658

かき揚げ・・・!

蕎麦屋さんにした理由は、蕎麦屋さんは意外にもお酒がたくさんあるからです。うろ覚えだけど、お蕎麦屋さんは昔飲むところで、シメに蕎麦を食べていく感じのところだった歴史があるそうです。

飲みつつ、他愛もない話や思い出話や伊澤さんの話などなどかなり長時間しゃべっていたけれどあっという間に終電時間!・・・名古屋のいい思い出になってくれるといいです。いつか生産者交流会に、生産者さんとして来てほしいですよね!

そして、みっちょんがパンを焼いてきてくれました。ホントいつ食べても美味しすぎる、ホントにふわっふわで、お店のパンより美味しいくらい・・・?

それから、びっくりだったのだけど、「てのしごと」をいつもご覧いただいている方から、プレゼントをいただいてしまいました・・・!

あの舌の肥えたみっちょんが愛飲しているコーヒーの、春日井の「あかね珈琲店」さん。一度みっちょんにもらったことがあったんだけど、とってもフレッシュで香りも高くて、とっても美味しかったんですよね。その「あかね珈琲店」の奥さまからお手紙と一緒に珈琲を・・・。

Dsc06662

メッセージもすごくうれしかったです。「てのしごと」でみんなで共有していきたいことをたくさん書いてもらっていて・・・。ありがとうございました!

Dsc06670_3

今朝いただきました!「ガヨマウンテン」とみっちょんのパン。美味しかった~~?

みっちょんと多治見の「やさい庵」に行って「あかね珈琲店」さんに行きたいとずっと言っているので、ぜひぜひ実現したいです♪

昨日はなんだかひさびさのんびりな、わたしの休日でした。たくさんしゃべって美味しいもの食べて楽しかったです♪ よしのさん、今まで本当にありがとうございました、また会う日まで・・・!


ドキュメンタリー映画 「福島 六ヶ所 未来への伝言」

2013年05月22日 | 名古屋生活クラブ

5月21日(火)、豊田市福祉センターにて行われた上映会、「福島 六ヶ所 未来への伝言」。

通常上映会は1000円くらいか少なくとも500円くらいはかかりますが、名古屋生活クラブのご厚意で無料の上映会となりました。

映画に出てくる福島のお米農家の中村さんは、名古屋生活クラブを代表するお米農家さんです。今月は畑やそのほかいろいろ立て込んでいて、上映会の参加も迷いましたが、やっぱり中村さんも出られるし・・・!と、参加させてもらいました。

元々、全く映画は見ないのですが、なんとなく気になったドキュメンタリー映画はたまに観ています。さまざまなドキュメンタリー映画がある中で、この映画はとっても心にしみる、印象深い作品でしたね。

淡々と真実に迫って行くかんじで、リアルに現場の感じが伝わって、逆にさまざまなことをイメージしてみていくことができました。

・・・島田恵(しまだ・けい)監督は、六ヶ所村で12年暮らしながら取材を重ねられた写真家の方です。六ヶ所村のことを調べると必ずといっていいほど目にするお名前だと思います。長い年月を、六ヶ所の人々とともに歩まれてきたことがわかります。

映画には名もないヒーローたちがたくさん出てきます。わたしたちの子どもたちは、お金や財産を残されるか、それとも自分の親たちが最後まで真実に向き合い、自分たちを守ろうとした奇跡を残されるか、どちらを望むのかを考えます。

あまり映画は詳しくないし、おすすめなどもしたことはないのだけど、このドキュメンタリーは多くの人に届いてほしいと思いました。

時を超えて空間を超えて、たくさんのメッセージを受けることができます。

</object>
YouTube: 福島 六ヶ所 未来への伝言 (プロモーション)

5:00のところから中村さんの場面になり、5:45あたりで生クの伊澤さんが出ていますがいつもながらきょろきょろしているのがウケますね!6:00あたりすみっこに帽子をかぶったわたしもチラ映りしてます。

そして音楽しごともとてもすばらしかったです。加藤登紀子さんの歌もとってもすばらしかったです。

名もないヒーローたち。決して人類と共存することができない核に対して、ピカピカの服を着て、頭をなでつけ、金ぴかメガネでしたり顔で薄ら笑いをうかべて「安全です」などと言ったりはしませんよ。

いつも作業服のまま立ち向かってます。未来の子どもたち、地球のために自分をさしだせる姿は本当にかっこいい。

たくさんのメッセージを届けてくれてありがとう。もっとひろがりますように・・・!

※公式ホームページ http://www.rokkashomirai.com/