まだ 独身のころ 社長が会社を始めるにあたり部長に課長2名をつてを頼ってすかうとしてきたのである
私が会社に入ったのがその数年後ちょうど高度成長期のほんの入り口のころである 課長の一人は離婚したばかりで ウロウロしているときであった かれは知人の紹介で洋食器の大きな会社に婿に入ったのだが 会社とは名ばかり朝明るいうちから夜の8時ごろまで当たり前のようにモクモク仕事をしているのだ 彼は横浜大学を中退したほどの頭の切れるひとでとても口論には勝てない人で鼻も高く とても富裕層のお客をたくさんもっていた 独身の私はかれとは隣同士で暮らしていた 月に数回離婚した彼女がきて泊まっていくが 彼がバアーに飲みに行くと必ず女性をお持ち帰りしてくる 隣の部屋から ”やめてください、、、 聞こえますから、、、”など小声で聞こえると 最悪独身男は気になって寝れない 寝不足になるのだ
その後彼は営業部長になり 二回り若い人と結婚する 今は 80代中ごろで俳句の会に入っいる 目だけはギラギラしているように見えるのだ