風信子(ひやしんす)の☆本の紹介&エッセー☆俳句

濫読・雑読の風信子(ひやしんす)が気の向くままに、お気に入りの本を紹介いたします。

☆ 「科学的根拠もなしに福島産米というだけで食卓から遠ざける」ことは悪か?

2011年10月14日 | ☆ひやしんすの☆今日の出来事♪
川北新報社の記事が安全宣言を出した福島米の販売苦戦を報告している。

 焦点/福島米「安全宣言」/消費者の不安拭えず 販売苦戦の恐れ 

 福島米の放射性物質検査の結果、作付けのあった福島県内48市町村でコメの出荷が解禁となった。

しかし、放射能汚染に対する消費者の不安を拭い切れたとはいえず、販売苦戦は否めない。

~中略~。

  一方、業務用は低価格が受けて引き合いが予想外に強まっている。

複数産地のコシヒカリをブレンドすれば「国内産コシヒカリ100%」の表記が可能となり、流通サイドにとっては福島産と明示しないで済むという。

 大手のコメ仲介業者は「福島米の品質の高さは業界では常識。それが今、日本一安い。

 検査も通っているから安全性もお墨付き。割安感があり、外食産業には魅力的だろう」と指摘する。

 本来の品質に見合った価格を付けられず、福島産を名乗ることをはばかる状況がいつまで続くのか。

 県内の農協幹部は「ことしは全量売り切ることが大事だ。ある程度、買いたたかれても仕方がない」と苦しい胸の内を明かす。

~中略~。

 福島米を敬遠する消費者心理は根強く、個人向けの販売は厳しい。

 梅本さんは「外食産業など業務用に活路を見いださざるを得ない。風当たりは強いが、きちんと検査して安全性を粘り強く訴える」と決意する。

 ~全文はこちらから。 2011年10月13日木曜日の記事。 


 この業務用に販売される米というのは、外食産業だけではない。食品原料や学校給食向けにも利用される。

1174地点全ての検体で放射性セシウムの量が国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を下回ったと発表されて48市町村の全域で出荷可能となっているが、牛乳同様に検査前のブレンドがおこなわれているのではないだろうか。

ブログ:EX-SKFの10月12日の記事のみだしは、『福島のコメ農家: 「離れて暮らす孫には『ほかで買ってくれ』と言うしかない」』

では、本検査で104ベクレルを検出した福島市水原地区でコシヒカリを作る男性(69)が今までは身内に送っていた生産者のせつない心情を紹介しています。

高槻でも最近、紹介したブログ:『放射能から子どもを守りたい高槻住民の日記』さん達が学校給食から放射線汚染食品を排除する活動を始めています。

そして出来た組織が、「放射能から子どもを守る会・高槻」です。

どうか高槻市の議員さん達も彼女達の運動を支えて欲しいと思います。

彼女達は学校給食の食材を市独自で検査して欲しいと訴えていますが、寄せられた回答書はするつもりがないと答えています。

高槻市教育委員会の保健給食課長名でた回答書

日本の官僚同様に政治家の圧力がないとキチンとした仕事をするつもりがないと見受けられます。

次回の12月議会までに各党の議員さんに独自の研鑽調査をお願いしたいと思います。




 
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2 コメント

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怪しいストロンチウム入りコシヒカリ (pfaelzerwein)
2011-10-15 14:02:50
福島の米が危ない訳ではなくて、検出限界の限界値や暫定基準値に至らなかった高濃度の汚染米が危ないのです。全量検査をしているのかどうか知りませんが、外食産業や加工業者が品質を保証しようと思えば自主検査をする経費が必要になりますね。

しかし実際には、ガンマー核種以外が混入されていたとすれば検出は出来ずに多大な内部被曝を避けることが出来ないでしょう。怪しいストロンチウム入りコシヒカリなどの不安が広がれば、日本の食品への信頼感は壊滅です。酷いものを中国にも売り込もうとしているようですが、安いスナックなどの加工商品としてスーパーやまた外食産業の原料として少なからず日本へと逆輸入されるのです。

とんでもない行政です。厳格に取り組めば食品に関しては一二年で収束する事態を先何十年も市場に壊滅的影響を与えかねないような政策です。
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今回は、見出しが良くなかったですね。(*^_^*) (風信子(ひやしんす))
2011-10-15 23:13:23
 週刊ダイヤモンド2011年9月11号によると、コメの安全性検査の手法に疑問があり、その手法が恣意的であるとのこと。

他県産のコメ袋が福島県に続々と集められている現実。コメ袋の空き袋は産地・銘柄偽装の道具となることにも触れています。

原発事故さへなければ中国へ輸出することも喜ばしいことなのですが・・・。

そして、有吉佐和子さんが『複合汚染』で書かれているように昔から日本人は上手く消費者に売り渡してきたのですから、今回だけ信頼できるシステムだとは思えません。

横浜市では給食の放射能検査を最近、始めたそうです。市の食育担当者が語った話だということですが、その結果かどうか分かりませんが、西日本の産物が、非常に手に入りにくくなってきたと聞きました。争奪戦が始まっている。とのこと。

法律を作って給食用食材を優先的に押さえる手立てを取らなくては、西日本の給食も崩壊するのではという意見もありました。

九州の友達などはのんびりとしていますが、高槻などでも市が急いで検討しなければ間に合わないのではないかと危惧します。

色々と参考になる情報をありがとうございます。

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