今回は伝統的郷土食の話題でなく、『郷土食』の1つの新しい形としての話題です。
1.筑波山地域の名産と地質を美味しく学ぶ ジオコロッケ
私事の報告で恐縮です。
筑波山地域ジオパークが日本ジオパークに認定された記念として、同ジオパークと日本コロッケ協会およびコロッケクラブ龍ケ崎が連携して、「ジオコロッケ」のアイディアを、昨年2016年の秋から冬にかけて募集していました。
それに応募したところ、大変光栄なことに、私のアイディアが、筑波山地域ジオコロッケ大賞を頂き、商品化されることになり、先日3/23に表彰式及び試食会に参加させて頂きました。
★筑波山地域ジオコロッケについての詳細
●筑波山地域ジオパーク 公式ホームページ 掲載記事
・[3月23日(木)]筑波山地域ジオコロッケ大賞決定!(表彰式及び試食会)
・[3月24日]朝日新聞・産経新聞・常陽掲載「筑波山地域ジオコロッケ表彰式及び試食会」
●(4/11追記)茨城新聞記事
・[4月9日記事] 茨城新聞「筑波山形のコロッケ 推進協、ジオパークPR つくば 2色の中身、岩石を表現」
上のホームページをご覧になるとお分かりになるように、私が提案したのは基本的な食材のアイディアだけです。
各食材の分量や味付けなど、具体的なレシピは、コロッケクラブ龍ヶ崎の高橋肉店さんが尽力されて、本当に美味しいコロッケとしてなっていました。
また、筑波山型のコロッケの形は私のアイディアでなく、アイディア賞を受賞されたお子さんのアイディアです。
さて、今回形になった「筑波山ジオコロッケ」、
中身は、「筑波山の上」の方は『斑レイ岩』を模したコロッケ材料、
「筑波山の下」の方は『花崗岩』を模した材料にして、
とても細かいパン粉(これがまた美味しい!)を使って、カラッと揚げられていました。
写真はコロッケの真ん中(「男体山」部分と「女体山」部分の間)をカットしたところ。
左半分(山頂側)と右半分(山麓側)が、違う材料と味付けの、『二色』コロッケです
でも、この形だと食べる時につい『横から』食べてしまいがちですよね・・・。
それだと、せっかく別々の味付けと材料の「二食コロッケ」なのに、二種類の味が口の中で混ざってしまいます・・・。
そこでこの構造ならでは食べ方があるのでは と試食しながら思いつき、
ジオコロッケ食べ方指南:
①まずは上部の「斑レイ岩」部分を食べて味わう。
②次に残りの下部の「花崗岩」部分を食べる。
→1つのコロッケで2種類の味が楽しめて、美味しく筑波山地域の名産と筑波山の地質が学べる!
みたいなことが言えますね♪
・・・と、完成品を試食した時に、感想として申し上げてみました。
(自分でもうまい案を思い付いたなと(^^)v)
筑波山地域の新しい名物になって、筑波山地域ジオパークがさらに盛り上がると、この地に住む者として、望外の喜びです。
2.霞ヶ浦の名産も、美味しく手軽に食べるアイディア
私事ついでに・・・。
いばらきの魚介類を使った『アイデアレシピコンテスト』というものを、
茨城県水産物開発普及協会が過去に2回募集しています。
実はこれも光栄なことに、2013年のアイディア募集の時に応募した『ワカサギつくだ煮の焼き饅頭』が、2013年当時の最優秀賞を頂きました。
レシピが下記サイト
★『いばらきのさかなと加工品』茨城県水産物開発普及協会 ホームページ
『クッキングレシピ』>『アイデアレシピコンテスト』
の中にあります。
新旧受賞作の中の、『ワカサギつくだ煮の焼き饅頭』
がそれです。
これも、気軽に食べられるB級グルメ的な感じで、
霞ヶ浦の佃煮の新しい食べ方と美味しさがないかな~と思っていた時に、
上記のレシピ募集を目にし、応募させて頂きました。
皮は手延べでもOK。気軽に作っちゃいましょう♪
佃煮と一緒に入れている茨城名産の落花生も、佃煮と相性バッチリなんです
ネギを増量してたっぷり入れても美味しい♪
フライパンでジュージュー焼いて、できあがり
是非作ってみてくださいね
(余談ですが、この時の賞品の、茨城の魚介類詰め合わせ冷凍セットが豪華で美味しくて、受賞は私よりも家族の方が喜んでいました(笑))
筑波山地域ジオパークは、筑波山系の山々だけでなく、霞ヶ浦も含まれています。
今回は、我田引水になってちょっと恐縮なのですが、この場を借りて紹介させて頂きました。
ついでにこういうレシピもあるということで、霞ヶ浦の文化と名産の佃煮も、観光客の方も気軽に食べられるおやつとして、広まると良いなぁと思っています。
良かったら、是非お試しください♪
(市川)