笛吹ピリオド楽器・音楽ライヴ・オーディオの自分新聞 

神戸市在中 カラヤン、チェリビダッケ、ニコレ、ツェラー、アーノンクール、黄金時代のクラシック音楽ライヴ記事+鉄道マニア!

●指揮者 ゲルト・アルブレヒト Gerd Albrecht 追悼 2014/2/2 ~ライヴを聴いてみる

2013-12-16 01:20:40 | クラシック音楽

指揮者 ゲルト・アルブレヒト Gerd Albrecht  氏、、、のライヴ演奏を紹介したのですが、昨日 2014年2月2日 78歳でベルリンで亡くなられたとニュースがありました。つい 1/20 には1つの黄金時代を築いたクラウディオ・アバド氏が80歳で亡くなられ、今、NHKでは追悼番組が始まっていることろでした。

 

アルブレヒト指揮の演奏には ピアニッシモからフォルテシモまで エネルギッシュ かつ 個々の木管や金管や打楽器の特徴を浮かび上がられる 素晴らしい 演奏マネジメントが上手いのが特徴だと思っています。

 

さてさて、、

「アルブレヒトって誰だ?」とか「あまりアルブレヒトの演奏って聴いたことがない?」 が多いのではないかと思っています。

日本では読売日本交響楽団で指揮されていました。今、スレテオライブ映像を全部見ることができるのです。ただし、これは日本国だけです。他国では観れないらしいです。

モールァルト 交響曲 第40番。。。。 

http://vod.ntv.co.jp/f/view/?contentsId=3799

ドボルザーク 交響曲第9番「新世界」 これは チェコフィル時代,,1995年前後に プラハでもたびたび演奏されていました。

http://vod.ntv.co.jp/f/view/?contentsId=3788

 

ブラームス 交響曲第4番も 2001年3月9日に 横浜みなとみらいホールでのライブですね。。。その当時、常任指揮者でした。

http://vod.ntv.co.jp/f/view/?contentsId=3778

 

私が中学のとき、音楽の先生に「週末のTVでアルブレヒトが指揮するカラヤンサーカス(=ベルリンフィルハーモニーホール)でのコンサートのライヴが放送されるので絶対に見ておけ」と言われ、それがきっかけになり 今でも共感を持って聴いています。


プロ写真家の木之下氏のブログに 大変 美しい写真が載っています。さすがプロの撮影ですね。カラヤン氏など専属のプロカメラマンですから。。。こうやって一般視聴者に写真をシェアして見ることができること感謝です。

http://kinoshitaakira.blog.fc2.com/blog-entry-63.html

 

 

さて、どんなライヴ演奏であったのでしょうか?! 入手できる Youtube からのFMライヴ録音を聴いてみます。

 

まずは 1977年ベルリンフィルハーモニーホールでのライヴ。。。ピアニッシモからフォルテシモまで、木管、金管のバランスの良いダイナミックな演奏にほれぼれしました。NHK-TVでも放送があり、その当時、同時に カラヤンサーカスも解説がありました。後日、FM放送された音源です。(※元音源は、しっかり 圧縮されていない良い音源ですが。。) ベルリン放送交響楽団が演奏し、ベルリンドイツオペラ合唱団がコーラスを担当しています。

ワーグナー 歌劇「リエンツィ」序曲: http://www.youtube.com/watch?v=pL7bPj0r8g0

ロッシーニ 歌劇「セヴィリアの理髪師」序曲: http://www.youtube.com/watch?v=es0vzB1VBxw

ロッシーニ 歌劇「シンデレラ」よりアリア アグネス・ヴァルツァ: http://www.youtube.com/watch?v=O0wD6QUgQiQ

すばらしい演奏だと今でも思っています。市販CD化されていないライヴです。もったいないな~。

 

今となっては何回聴いても名演だと思っています。以下に全曲を入れておきました。これらのライヴはベルリン電波展覧会記念コンサートという演奏会です。ニコライ・ゲッタ が歌った フェデリコの嘆きなどの曲も含まれています。何と言っても その前に来日しているベルリンドイツオペラ合唱団がコーラスとなっているライヴでした。召使いの合唱は圧巻です。

http://www.youtube.com/watch?v=FvOY7yjorKQ

 

ウィーンフィルハーモニー管弦楽団でも指揮を振っています。

1977年ザルツブルク音楽祭 祝祭大劇場で演奏したライブです。Youtubeにはやや悪い音ですが、元音源はしっかり 良い音です。(貴重な音源なので、すみません。)

フィナーレでは WPhのティンパニーの皮が弾ける迫力ある音でクライマックスとなります。

http://www.youtube.com/watch?v=XVsLLu_eXEw

 

その後、チェコフィルでも指揮をしていました。チェコでのジルベスターコンサートなど、、誰も演奏しないような吹奏楽でポピュラーな曲を取り上げたり、非常にユニークなプログラムでした。その中でも フルート曲で珍しい1曲がこれです。

ネドバル: チンゲールのワルツ (Fl) レドミール ピヴォダ  1995年 12月 31日 ドヴォルザークホール でのライヴです。

http://www.youtube.com/watch?v=X9RtrhpxpRE

 

恐らくですが カラヤンにも認められんだろうと思います。

ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の演奏会(1988年4月15日) フィルハーモニーホールで指揮しています。その2週間後にカラヤン・ベルリンフィルの来日がありました。

ドボルザーク 交響曲第7番です。

http://www.youtube.com/watch?v=l1tFKB2D1w4

 

日本では読売日本交響楽団でも1997年から指揮をしていました。

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ドイツ出身で読売日本交響楽団の元常任指揮者、ゲルト・アルブレヒトさんが2日(現地時間)、病気のためベルリンで死去した。78歳。1957年にブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。ドイツ・ハンブルク州立歌劇場の音楽監督やチェコ・フィルの首席指揮者などを務めた。1998年から2007年、読響の常任指揮者を務め、ワーグナーのオペラや日本人の若手作曲家の作品を積極的に取り上げるなど活躍した。退任後、読響の桂冠指揮者となった。近年ブザンソン指揮者コンクールでの審査員をされていた。

**********************************

 合掌

以上 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


●トラヴェルソ(Traverso)という古楽器の魅力 ♪

2013-12-12 00:09:08 | クラシック音楽

トラヴェルソ(Traverso)を吹いてみた! 

アウロスの蛍光灯!という楽器!

良くできています! 天然素材は、どうしても不均一で 製造過程で同じモノを ヒトに依存しないで 製造することが難しい。。。季節、産地、生育環境、保存(エージング)、そして生産するに当たっては 何と言っても 製造ロット間差が 必ずでる!

 

さて、

所感。。。 難しい。。。言い換えると、 モダン・フルートなる ベーム式フルート とは 似て非なるモノ

譜面を見て演奏してわかったことは、オトテール、クヴァンツ、テレマン、CPEバッハなどの曲で 「#」 が付いている作品は 非常に演奏しやすい運指になっている、ということです!リコーダのバロック式と同じですね。 こでに ♭ が付くと、何とも言えぬ、不安定感が バロック そのままの魅力のように・・・ 

ベーム式フルートのように カバー・キーが全部付いていない。1つ1つ しっかりと 自分の指で「穴」をおさえなければ 音がでません! 当たり前だけと、その当たり前のことが 難しい。自分自身が楽器の一部!さて どうするか?!

まずは プロのお手本がありました。トラヴェルソ ステインズビージュニア版での演奏です。

https://www.youtube.com/watch?v=fUQPPM2CuSE

 

Hotteterre - Premiére Suite pour la Flûte - I - Prelude - performed by Laura Rónai

https://www.youtube.com/watch?v=strRz_kJt4k

うーーーん 何とも言えぬ この 音色! モダンでは絶対に出ない音だわ・・・

 

 

アウロス・トラヴェルソ AF-3 ステインズビー・ジュニア その名前から二代目?息子?が作成したレプリカかな・・ ゆっくり吹き込んで 非常に柔らかい なめらかな トロトロ?! のような いい音色!樹脂っていう感じがしません。さすが国産の楽器です・・・ 


これは 1815年前後の オリジナル  トラヴェルソ Francis Noblet という クラリネットやオーボエ製作工房で有名だったパリ工房のトラヴェルソです! 軽いのです!

 

歴史、奏法、論理、楽器の種類、そして 演奏家とその演奏などか 学んでいくことにしました!

その前にフルートの復習も忘れずにやっておきたいと思います。役に立ちそうなブログを発見しました!これ!

http://www.alsoj.net/flute/magazine/view/151/258.html#.UqnmINJdWqg

 

もう少し演奏している動画がありました。

何とも言えぬ この音色! 

<オトテール>

https://www.youtube.com/watch?v=EOrNZAxX9Bg

https://www.youtube.com/watch?v=lMq3ZZrffjQ

Hotteterre: Echos

https://www.youtube.com/watch?v=cqKOdGo31lA

<ベンダの曲です>

https://www.youtube.com/watch?v=csMzbwqe3LY

<ボアモルティ Op35ですね>

Annabel Knight, flute (copy of Rottenburgh by Martin Wenner)

https://www.youtube.com/watch?v=zPA4GON94qU

<ボアモルティエ Op22-26~28 >

こういう残響があって 曲の風味がでていますね。。。。イネガル!

https://www.youtube.com/watch?v=moUZVl5Whbw

あっっ レッスンで頑張っている方のボアモルティエ Op22 Sarabande ですね。。こうやって 自分の演奏を記録で残してレビューしていくって 素晴らしい アクションだと思います。音楽も 私がやっている分析化学も同じ。。。

https://www.youtube.com/watch?v=x88-NWjqGyk

これもボアモルティエ フランスの方でしょうか? イネガル ちゃんと付いていますね!

https://www.youtube.com/watch?v=rln1B-dEsb8

<クイケンさんによる ブランデン5>

https://www.youtube.com/watch?v=OzOi-gycpvY

<あっ2011年の大阪公演ですね・・・・>

https://www.youtube.com/watch?v=6EG8VmafuFQ

口元で 上手く 吹いているっていう感じです。舌もペロペロ・・・・

<ブラーヴェもいいね。。。。> これ モダンのレッスンでやったけど トラヴェルソで演奏すると 雰囲気が違うわ。。。

https://www.youtube.com/watch?v=84WLvJsybps

デルブロワ作曲「組曲ニ長調」  菊池かなえ さんの演奏。。。いやーー美しいです。うっとり。Allemande いいですね。。演奏聴いて こうやって 画像でも 指使い、口もと、舌の使い方 観て学ぶ 凄い時代になりました。

https://www.youtube.com/watch?v=77BzqWTzm2Y

あっっっ このエコーは何だろう?!  面白い トリック!

https://www.youtube.com/watch?v=PvP7M7obhWM

 

探せば まだまだ たくさんでてます。。

 

 


ちょっと振り返ると。。

初めて プロのフルーティストにサインと握手とフランス語?で励ましの言葉を戴いたことが最もフルートに深いりでき刺激的でした。このものすごいライヴです! ステレオ録音で保存しています。 

  

 

さて本論です。

トラヴェルソとはどんな楽器なのか、どんな演奏になるのか そこから ちょっと 調べてみます。

<楽器>

プロイセン王国を拡大させたフリードリヒ大王(二世)が演奏するという有名なサン・スーシ宮でのコンサートの絵です。チェンバロはCPEバッハとの事です。  大王の先生がクヴァンツだそうです。その妹がアンナ・アマーリアという皇女。

ヒエラルキーの社会ですね  

  

今までやってきたベーム式フルートはこれです。キー操作ができるので正しく音がでます。しかし、トラヴェルソが普及した時代はまだ平均律という論理が無かった時代です。さらにフルートやリコーダでは裏側に押さえる穴があるのですが、トラヴェルソにはありません!フルートでは常に押さえっぱなしの習慣が身に付いているのです。トラヴェルソでは 楽器を持ち構える姿勢、指の位置、歌口をフルートと同じようにはできないのがつらい!!かつ 非常に衝撃的な出会いの楽器であります!

一番したのAULOS トラヴェルソは肉厚が薄く、プラスチック・リコーダ。、ファイフのような音がしてしまうのが欠点!

フルートの方が歌口(Embouchure)はフルートの方が大きい。トラヴェルソは約2/3くらいの穴でしょうか。フルートには複数種類の歌口があり、エッジに当てる角度やアールがかかっているので吹きやすい。唇が太い人、出っ歯の人、、いろいろなタイプに合わせられます。がしかし、トラヴェルソでは そういきません!トラヴェルソ様の歌口に 自分の吹く口を合わせなければならないのです。

   (※職場の食堂でフルートを演奏。。。しかし、こんな楽な格好で トラヴェルソ を吹くことができない!!)

  

歌口が小さい~

黒い グレンザーのレプリカ は まあ ー ファイフ の大型版のような音色で チョット いや かなり プラスチック色が強く、吹くには お勧めになりませんね。。。

 

やっぱり AF-3 蛍光灯かな! お風呂で 吹ける! という魅力は 人工素材のメリットだ!

 

モダン YFLと比較すると この歌口も 大きい 約11mmくらいあります! トラヴェルソは9.5mmくらい

 

御愛用は Hammig です

 

山野銀座で吹ける Tutz の Rottenburg GA と JH

大久保DACにある Buekers Blackwood のみ!

 

自分が持っているトラヴェルソの1つ

 

AF-3 アウロス 良くできた 国産 量産品 製造ロット差が極めて無い トラヴェルソだわ!



<音>

Youtube より拝借してみました。

◇JSバッハ ブランデンブルク協奏曲 第5番   アーノンクール指揮 トラヴェルソ=シュタスティニ、リコーダ=ヴォルフ、マグヌス によるライヴらしい。

http://www.youtube.com/watch?v=h4OigJzKNS8 

ベーム式フルートで演奏すると こんな感じになります。小澤征爾指揮、カールハインツ・ツェラーさんのフルートライヴ。チェンバロではなく内田光子のピアノを演奏するモダンバッハですね。 JSバッハをモダンに演奏するのが良いか。。いやいやトラヴェルソで演奏するのが良いのか。。。うううううーーーーーーん  モダン というか。。。。

※リンク先が消えているかもしれませんから注意を

http://www.youtube.com/watch?v=_GxznTfYu_E

 

では、JSバッハ:管弦楽組曲第2番 では こうなります。

◇トラヴェルソの演奏

http://www.youtube.com/watch?v=b0MAsUW91oU

◇ベーム式フルートの演奏(ツェラーさん) あの艶やかな ”ツェラートーン” です。残念ながら、今では生で聴くことができません。

http://www.youtube.com/watch?v=6kL6_-CcTvk

 

◆トラヴェルソによる演奏の数々 (まずは実演奏を目と耳からインプット!)

http://www.youtube.com/watch?v=P67POIA621Y

いきなりですが、いい 響きですね。。。間近で、生で聴きたくなってきました。次は、BWV1020ですね。。。良い響きです。ずっと聴いてみましょう。

http://www.youtube.com/watch?v=dUnRB-oEy64

http://www.youtube.com/watch?v=LnfnF1l5zDc

http://www.youtube.com/watch?v=ywAD8RTzE08

http://www.youtube.com/watch?v=zWKl704J-8U

※リンク先が消えているかもしれませんから注意

このテンポでトラヴェルソを演奏するんですね。映像を見る限り、やはり、歌口(Embouchure)がポイントになりそうです。

http://www.youtube.com/watch?v=QW4ahvPeE1U

http://www.youtube.com/watch?v=V78YW9EGdTM

http://www.youtube.com/watch?v=ivRizzF0I1A

http://www.youtube.com/watch?v=cR9vynYYfOE

http://www.youtube.com/watch?v=E-iNPvoo4U0

 

◆リコーダによる演奏の数々 (ミカラ・ペトリのライブより)

http://www.youtube.com/watch?v=EsNTfwVl6G0

http://www.youtube.com/watch?v=ilLlhGa_4ZI

  

追加:  トラヴェルソのために書かれた曲だと今譜面を見ながら感じるところです。それをベーム式フルートで演奏しているライヴです。

◇アマーリア皇女(プロイセンのプリンセス) フルートソナタ ヘ長調 (Fl) ツェラーさん ”ツェラートーン”が素晴らしいな~

http://www.youtube.com/watch?v=toDrAC2nqX0


 

 

 

まだまだ ありますが、、、、、持っている トラヴェルソで演奏されているレコード

 

総象牙製スティンズビー・ジュニア 楽器による 名演です!

 

これからトラヴェルソを演奏できるようになるには、まず、インターネット上で得られる情報から トラヴェルソの歴史と奏法を調査してみました。まずは フルートでも学んだ クヴァンツのテキスト。。もう一度、読んでみるか。。。レズニチェック著書もあったな~~

 

以下のリンクも大変有益な資料です。

http://hoch.jugem.jp/?eid=501

http://hoch.jugem.jp/?eid=502

http://sound.jp/camerata/instrument/traverso.htm

http://www2.odn.ne.jp/~cco69970/index.html/liliko/mokuji.html

http://www.baroquewoodwind.org/shopbrand/009/X/

 

さあ、、トレーニング開始です。。。指先のストレッチもだわ

 

The End of Documents

 


●カール・ベーム指揮のライブ演奏とレコードジャケットのこと

2013-12-11 21:43:08 | クラシック音楽

カール・ベーム指揮のライブ演奏とレコードジャケットの魅力を語る!!

と、少し大げさなタイトルを作ってみました。

良き懐かしき1980年までのカール・ベームさん指揮する演奏会を「ライヴ録音」と「レコードジャケット」を見ながら 懐かしく 振り返ってみます。 いつも聴衆からも親しまれ、ベームさんが片手を上げて合図する笑顔のシーンは忘れられません!

ベーム指揮するレコードジャケットだけではなく、LaserDisk からも一部を見て、聴いてみたいと思います。

 

これは 非売品のレコード 「わが最愛のモーツァルト」 です。音源はこちらです。ドイツ後でベームさんが語っています。日本語訳も付いていますが、割愛します。会社で別途配布しますから。

http://www.youtube.com/watch?v=6t3zFex2hRM

次には、「フィガロの結婚」 レコードジャケット  

音楽ライブ演奏を 1980年来日のライブ録音より抜粋して聴いてみます。ライヴの方がベームさんの「味」がしっかりでているだろうと思います。私見です。

https://www.youtube.com/watch?v=adtk9xzapPI

https://www.youtube.com/watch?v=vX7cjsWk-W8

 

LaserDiskはポネルの演出でちょっと映像を見るっていうものです。ベームさんの映像は出てきませんね。

後宮からの誘拐 1980年4月のバイエルン国立歌劇場ライブは最高です! 

 

 何と言っても、このベームさんの笑顔!!!

大大大 ブラヴォーーーー  ですよ!

この片手で合図してくれるベームさんの腰の低いアクションと笑顔は、絶対に忘れられません! 昨今のどこかの指揮者のように、演奏の楽章の合間で、会場に顔を向ける仕草をして 「俺の今の演奏はどんなもんだーー」とアピールして会場聴衆から拍手を誘い出す仕草をする指揮者もいます。がしかし、そんな事をしなくても 解る者が聴くと 良い曲、訴える曲 は 容易に 空気を通じて感じられるものです。

 

1975年や1977年の来日公演でもこんな姿でした。市販DVDでも鑑賞することができます!

 

続いて、、、懐かしのカールベームさんの写真です。 そして 少しだけ FMライヴより 音源を聴いてみましょう!

 

はやり これかな。。。ホーエネムス教会での ザ・グレイト です。古きテープ音源ですが、ブチ切れしていたオープンリール・テープのバックアップ録音です。https://www.youtube.com/watch?v=Aun5vhYva5o

 レコードでは、これが定番です。

ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の定期公演からライヴを聴いてみましょう!FMでもしっかり放送されましたね!

https://www.youtube.com/watch?v=ENRaEk7W9CM

 

これらはベルリンフィルハーモニー管弦楽団の1977年1月13日 フィルハーモニーでのライヴですが、1978年9月9日のベルリンフィルハーモニーホールでのライブもまた良いです。

 

蛇足ですが、私は、「ザ・グレイト」と言えば、チェリダッケ指揮 北ドイツ放送交響楽団  1976年4月2日のライブ演奏が最も気に入っています。ストックホルム放送交響楽団の1969年ライブもまた良いもんです。

 

さて ベームさんの話に戻りますが、その前に 1つだけ、シューベルトの交響曲の番号の振り付けには変革があります。

1970年代当時は 交響曲第7(9)番 ザ・グレイト と呼ばれていましたが、昨今では、交響曲第8(9)番 です。ですから 「未完成交響曲」は 交響曲第7番 となる訳です。

 

さて 次は、ハイドンの交響曲「V字」 のライヴです。ハイドンの演奏は数少ないですが、「V字」のライブそのものも少ないですよ。

https://www.youtube.com/watch?v=JM45Nf7BlXo

 

それに モーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」 これは ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の1980年ベルリンでの白熱ライブです。もしかすると、1976年のライブかもしれません!1995年の阪神大震災でテープがごちゃごちゃになってしまったので入れ替わっているかも?!どちらも良い演奏ですから、、、

https://www.youtube.com/watch?v=3fvwWTMJLio

もう1つ、「ジュピター」でウィーンフィルを指揮したウィーン学友協会大ホールでのライヴ演奏より https://www.youtube.com/watch?v=2DnkCqwgwuY

次、交響曲第39番も良いですね。バイエルン放送交響楽団でもライヴ録音があります。

 https://www.youtube.com/watch?v=OjPHUT_pgtA

いずれも 1976年のベルリンでのライブ録音からです。

 

ちょっと Break で ベームさんの指揮ぶりの姿、、、、、、

さて 続いて、バイエルン放送交響楽団でも指揮をされていました。アドリアンの美しいフルートの音色が響くシューベルトの交響曲第5番のライヴより  https://www.youtube.com/watch?v=LbnwYSNnNtA

バイエルン放送交響楽団といえば ブルックナー 交響曲第7番も名演でした こちらです。市販CDではなくFM放送のライヴばかりです。

https://www.youtube.com/watch?v=ZFBHFzMTxgI

 

ブルックナーといえば ロマンティック のレコードが古くからベストセラーでしたね。WPhのホルン、金管楽器奏者の演奏が圧巻です!

 続いて、、、ブラームスの交響曲です。レコードも沢山ありますが、私は モノラル版を気に入っています。近年、入手できないだろうと思っています。ベルリンフィルハーモニー管弦楽団とのモノラルですが良い演奏です。1956年12月17日レコーディングとなっています。

以下のライブは1973年のベルリンでのライヴです。J・ゴールウェイが美しいフルートの音色を聴かせてくれています! さらには、第4楽章冒頭では、ベームさんの指揮する、、、ではなく 「足音で合図して指揮する」 演奏が いかにも ベームさんらしい ライヴの名演です!同じく、ここにはアップしていませんが、ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」でも 至る所で 足音だらけのライブがありますよ。

 https://www.youtube.com/watch?v=yc9-1qYWtMw

 

こんなレコードもモノラルですが 存在していました。

 

 

少し レコードジャケットから並べてみましょう!!

 モーツァルトのピアノ協奏曲もありました。これは SUPER アナログ レコード という最高のクオリティ版です!

 

 

レコードは これで聴いています。詳細は抜きにしますが、こちらでレコードプレーヤーについて説明しておきます。

http://blog.goo.ne.jp/ibukitube/e/2864af42305dfa251c24d9f8fa2ddd6e

 

 

では 懐かしきライヴ録音から、。。。 ベルリンフィルでもなく、ウィーンフィルでもなく、、、

ロンドン交響楽団との演奏で ベートーヴェンの交響曲第7番 ザルツブルク音楽祭のライヴです。

 https://www.youtube.com/watch?v=0jgc09nulpo

ウィーン交響楽団とのライヴもあります。これは ベートーヴェンの第九ですね。。。

https://www.youtube.com/watch?v=WMa6xqOcgYc

次は、ケルン放送交響楽団もありますが、、、、、、まだまだ 語ればつきません!!次回のお楽しみにしましょう!

 

ウィーンフィルとのライヴ演奏ですが、珍しく、ドボルザークの交響曲第9番「新世界」という組み合わせもありました。再生デッキが異なるために若干ピッチが高い目になってしまっていますので、-4% スピードを可変させてください!

https://www.youtube.com/watch?v=BV36fOn8L28

 

さて 最後はやはり 1975年 来日公演からのライブ録音を聴きましょう!!

「美しき青きドナウ」 https://www.youtube.com/watch?v=8ht6EbCkr2k

「ベト4」 https://www.youtube.com/watch?v=q1B3hgRDgok

さらに 1977年来日ライヴより!!

「レオノーレ序曲第3番」 https://www.youtube.com/watch?v=XsVLh4g8ffY

 「モツ29番」 https://www.youtube.com/watch?v=3Fu_SAgKDzM

 

1980年8月16日 ザルツブルク音楽祭での ベームさんを偲んでの演奏です。

https://www.youtube.com/watch?v=s0AvMdQYeSM

 

 The End of Documents


□クラシック音楽&オペラ レーザーディスク(リスト)  (その3)

2013-10-21 03:10:21 | クラシック音楽

レーザーディスク その3

カラヤンの映像は、聴衆が入っていない映像も多いですが、このLDは1978年2月のフィルハーモニーホールでのライヴ映像です。

フルートは、故 カールハインツ・ツエラーさん、、、ホールの隅々まで透き通った響きが最高です。1977年には大阪(ブラームスチクルス)と東京公演があり、大阪公演を2プログラム 聴きました。それまでレコードで聴いていた音色が頭にインプットされていたため、本物の生の音色を聴いたとたん、これまでは人工加工された別モノを聴いたのではと自分の耳と実際に目で見て感じたところでした。

   

比較的背が低いカラヤンですが指揮すると大きく手と腕を振りながら はっきりと、しかも 妥協なく指揮しますから聴く側も圧倒されました。この1978年ライブ映像でも同じく、特にフィナーレの「ダフニスとクロエ」では しっかりした拍子で指揮して演奏する側も非常に緊張感ある妥協が無い完璧な演奏です。その後、脊髄を痛めた後に挽回はされましたが、1984年来日のカラヤン氏の指揮ぶりとは全く違う、フルマラソンをフルスピードで指揮を振ったような1978年の名演です。

 

「ツェラートーン」と言います。ツェラーさんならではのフルートの渦巻くような遠くまで響く音色! 最高でした。残念ながら、もう ツェラーさんのような音色を生で聴くことはできません。。。

 

 この目を閉じてしっかり腕を振って指揮するカラヤンのアクションは演奏する側も緊張感があります。

 

この時代のカラヤン氏の指揮ぶりは、凄い迫力です。

ダフニスとクロエの終曲では、しっかりと拍子を振り、緊張感ある 完璧な演奏は素晴らしい!

 

TV放送されたものです。フランクフルトのアルテ・オパーでの実況ライブです。

クラシック音楽の「同好の士」の友人が言われるには、ボストン響のファゴット奏者=ウォルトの最後の姿が映っている。演奏としても、SKO初期のブラームス・チクルスとしては他三曲より良い演奏だ。。。という名盤です。

 

生涯最後の演奏となった ファゴット奏者であるボストン交響楽団の

 

フルートは工藤さん。オーボエは宮本さん。

 

カラヤンは1976年と1978年に たしか ザルツブルク音楽祭で ドンカルロを演奏したはず(?!)で、前者1976年のライブはOperaDepで市販CDとして入手できますし、両年ともFMライブ放送がありましたね。これは1986年のライブです。

 

TV放送された映像です。ライヴさながら、、、というよりはむしろ、オペラの舞台を観る という映像に近い感じですね。

ポネルの演出ですが、ベームさんの指揮する姿が無いので 残念!!! 映画化されたフィガロっていう感じです。

 

ことし生誕200年の話題の ヴェルディの大作。。

このアイーダ。。。タンスに眠っていた、まだ観ていないLDでした!反省。

 

カラヤン指揮の「ラインの黄金」です。

 シノーポリ指揮のサロメです。これはベルリン国立歌劇場での白熱したライヴ版です。

 有名な版の1つである、ローエングリンです。アバード指揮、ドミンゴの熱唱

 

イスラエルフィルとトロント交響曲の合同演奏は、1989年3月16日にカナダのカルガリーで メータ指揮により、ベルリオーズ/幻想交響曲などが実現してFM放送されましたが、ここでは イスラエルPOとベルリンフィルハーモニー管弦楽団 です。

音源の一部を Ibukitube という youtube にアップして残しました。

 

ブーレーズ指揮のライヴ版

 

 ミラノスカラ座 ホセ・カレーラスの出演ライヴ版:

 

1981年来日でも最高だったが、アバード指揮ミラノスカラ座のライヴ版です。何回聴いても 笑いがでる楽しいオペラです。

 

 ベーム指揮のモーツァルト:後宮からの誘拐です。2枚買っていたようですね!こちらは輸入版です。ベームさんコーナーでも紹介していますが、1980年4月 ベームさんにとっては最後の劇場でのオペラのライヴとなった貴重な白熱ライヴ版です。

http://blog.goo.ne.jp/ibukitube/e/c26f0075acd6a5147f9d9f1f66d69dce

 

 

 


●カラヤン氏が演奏する曲を間違えたハプニング! in 1984年10月18日

2013-10-19 03:19:31 | クラシック音楽

ちょうど、30年の月日がたちましたが、今でも このライブだけは忘れることができません。

1984年10月18日 カラヤン指揮 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の大阪公演のハプニング!

2曲目のR・シュトラウス 交響詩「ドン・ファン」を演奏やり直しが起こったのです。

カラヤン氏が演奏の曲を間違ったのです。3小節目で一旦ドンファンを止め、再度、仕切り直してから演奏が開始されました! 

 

市販DVDにより 1984年10月18日のライブの一部を鑑賞することができるし、1989年カラヤンをしのいでの朝日放送の特別番組でも、このR・シュトラウス ドンファンを聴くことができる。ドンファンのやり直しの演奏の部分は、当然カットされているが、微妙にカラヤンが指揮する前、「ニヤッ」と顔が引きつっているような苦笑いの場面が映っているところで、振り返ることができるかもしれない。

 

それにしても 最後の レスピーギ「ローマの松」は、パイプオルガンの重低音が響き渡り、生涯忘れることのないライヴの1つであります。

http://dai.ly/x16feam

※FMファンの記事より