バッハ・コレギウム・ジャパン ミサ曲ロ短調 Mass 広島公演を神戸から聴きに行った!
原爆ドームの周辺は、高いビルが建ち並び、、風景や環境が変わったな~~
さて 前日、佐藤眞 作曲 カンタータ「土の歌」 全曲が 自作自演で 広島の地 で演奏されるとのことで、タイミングを合わせて 広島で聴く 2大コンサートに 楽友 と足を運びました。
5日前にチケットを購入した・・・・・どどど真ん中。。10列目。。。でも前5列目までは移動式座席らしく実質、5列目の真ん中!!!
座席に座ったところ。。。。
これまで、レコードでは、1970年代から カラヤン/ベルリンフィルハーモニー管弦楽団、リヒター/ミュンヘンバッハ管弦楽団 で Mass を聴いて来た。。。 また近年 サイトウキネン(SKO) 小澤征爾さん指揮でも松本で Mass が演奏された。。
だが、本来、Bach JS が譜面を書いた時代に利用されていた、普及していた楽器ではなく、いわゆる 現代、モダン楽器という楽器で カラヤンやリヒターが演奏してきた。そのため この名演が ベンチマークのごとく、聴く側にとっては基準になってしまっていたのだろう。。。。
ということが バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏を聴いて 改めて 本来あるべき ミサ曲ロ短調 を知ることになった。恥ずかしながら。。
何故、1980年代 、、CDプレーヤーやオーディオ再生技術革新の時代に、古楽器を用いた 譜面が執筆された当時のままで演奏される機会が少なかったのだろうかと。。。。トレヴァー・ピノック、フランス・ブリュッヘンという演奏家のレコード、CDを 1980年代には聴いたし、演奏会にも1度だけ聴きに行った。
当時コンサートでは、モーツァルトの交響曲、バッハJS ブランデンブルク協奏曲だった。。。が ミサ曲やマタイは聴くチャンスが無かった。。
有名なカラヤンやリヒターの演奏の中で 第2部 最後 SANCTUS-ARIA では ヴァイオリンにより、ミッシェル・シュヴァルベさんが流ちょうに演奏されているレコードやライブを聴きました。。。これが ベンチマークとして インプットされていたのです。
http://imslp.org/wiki/Mass_in_B_minor,_BWV_232_(Bach,_Johann_Sebastian)
ここから 拝借してみました。
出版社情報: Bach-Gesellschaft Ausgabe, Band 6
Leipzig: Breitkopf und Härtel, 1856. Plate B.W. VI
あのリヒターやカラヤンは このような ヴァイオリンで演奏する譜面を使っていたのだろうか?
BCJ 演奏会では 「トラヴェルソ」 で 非常に美しく、演奏されました。 これが 本来あるべき姿 であることが判りました。。
JS Bach 直筆譜面を見ると。。。多分 トラヴェルソ だろうと思います。。。
ある国際活動されている指揮者の知人に伺ったところ、、、
「恐らく トラヴェルソで演奏するのがスコアから読みとると自然な流れだな~~」 ということでした。
私がもっている複数の譜面を見ると、、、勿論、フルートの楽譜なので当たり前ですが、全て Flute になっています。
マタイ受難曲では いくつかの版(version)があるらしい。だがミサ曲については 特に1960年代からリヒターの演奏が素晴らしい、、、と 音楽雑誌の評論家のレビューや評論を信じ込んでいたのが 歴史的解釈や譜面のトレーサイビリティーの関連で 大間違い だったのです・・・ 原典はどれだとなると「トラヴェルソ」になります。
これからは BCJ のミサ曲ロ短調 に限る!
※勿論、ガーディナー、ブリュッヘン、アーノンクールらの演奏は トラヴェルソ でした! 小澤征爾さんのSKOでは工藤重典さんが吹かれていますね。。
以上です。疑問解決!
ということで 反省会は ここで やりました!!
以上