あらすじ。。その前に このステレオのサンプル音声を聴いてください!
https://www.youtube.com/watch?v=wossZjLVpr4
「Jazzトランペッターの ウィントン・マルサリス が ホスト役を務め自分の Jazz バンドとダングルウッド音楽学生を率いる小澤征爾のオケによる演奏を子供たちに示しながら、音楽の基礎だけではなく、音楽を学ぶことの楽しみを味わえることができる」
というステレオ映像です。
簡単に言うと 音楽の練習方法 をプロフェッショナル奏者が 子供たちにも音楽という現物を示しながら、わかりやすく解説してくれる番組です! これは 大人にとっても 勿論、 興味深く 利用できる教材だと思います。
何故か市販DVDは存在しないですね。1997年か98年頃?NHK教育TVで放送されたような気がします。まだ阪神大震災後の後かたづけ後で、全く音楽には手が付けられなかった時期だったかもしれません!!
ビデオVHSでも中古ですが入手可能です(※非常に高価!!) ということで LaserDisk版を探していました!
再度 音楽を学びたいな~!
あきらめていたところ、小澤征爾 fan の方から LaserDisk を頂戴しました。感想は、音楽を実際に現場で演奏しながら、音楽形式や解釈や演奏のあり方を見て理解する機会(=見える化)だ、かつ刺激を受けました。こうした音楽教材を、プロフェッショナルな演奏家によって演奏しながら解説する点にも刺激を受けました。
何回、視聴しても、音楽だけを聴いても、新鮮であり、聴く度に あらたな発見を見つけることができます!
(※ 小澤征爾 fan の RO さん、、、LD 本当にありがとう!感謝感謝!)
フルートやトラヴェルソをやっていて、こういう音楽形式や周辺音楽の歴史観まで深堀して学んだことがなかった。いつも、***教則本、トレヴァーワイの**、ソノリテ、ゴーベールやアンデルセンなどの音階エチュードなどばかりでした。淡々と指先と感性の技術を学ぶことが目的が多かった。サッカーで言うと、リフティング練習、シザース技練習、ドリブル練習、走り込み、単純なゴールポストからのシュート練習、といったように、一定にお決まりのトレーニングに相当するレッスンばかりでしたね。試合の中で、コンサート演奏の中でのトレーニング、、、、が、あるべき姿だと思います。
サッカーの試合=ゲームの中から練習をする、、、音楽では演奏の中から練習をする。。。それが この 「マルサリス・ミュージック WITH 小澤征爾」 なのです!
最後 Vol.2(2) では マルサリスのトランペット、ヨーヨ=マ のチェロ、、などなど、凄い饗宴!
練習の方法 (WYNTON'S WAYS TO PRACTISE)を こう示しています!
(1)指導者に助言を求める (Seek Private Instruction)
(2)予定表を作る (Make a Schedule)
(3)目標を立てる (Set Goals)
(4)気持ちを集中させる (Concentrate)
(5)あせらない (Relax Practise Slowly)
(6)苦手なら練習をする (Practise Hard Parts Longer)
(7)気持ちをこめて (Play with Expression)
(8)失敗から学ぶ (Learn from Your Mistakes)
(9)ひけらかさない (Don't show off)
(10)自分で工夫する (Think for Yourself)
(11)楽天的になる (Be optimistic)
(12)共通点に注目する (Look for Connections)
では 具体的に取り上げた教育内容は。。。
1)なぜタップを踏むのか
チャイコフスキーの「くるみ割人形」 花のワルツ、トレパーク、あし笛の踊りから いろいろ感情表現を音楽で示すにはどうするか。。。わかりやすく示してくれます。
2)音楽形式を見分ける
プロコフィエフの古典交響曲を演奏しながら、「構造と形式」を学ぶことより、音楽が物語りのように展開していくことをマスサリスが解説しています。
3)スーザからサッチモへ
スーザと言えば「星条旗よ永遠なれ」 この音楽にも グルーヴ(Groove)とポリフォニーにより、金管や木管群が 上手く噛み合わせって音楽を作っています。それを 1つ1つ 飛行機の高度を例に示していますね。
これは ユニーク です! 本当に 楽器、クラリネット、フルート、ピッコロ、トランペットなどが ステージ上の空間で鳥の羽をつけて飛んでいるんです!!!
4)モンスターに挑戦する
ウィントン・マルサリスは「練習」を「巨大なモンスター」と語っています。
ここでは世界的チェリストの ヨーヨー・マが出演します。ヨーヨーでも練習は嫌いだと。。
プロコフィエフ「3つのオレンジへの恋い」を弦楽四重奏で演奏します。練習のありかた、意見の出し合いかた、感じ方、コミュニケーション。。。それらを各演奏者が信頼しあいながら真剣に演奏を作り上げる。。
最後に、練習を進める「こつ」をマルサリスが示してくれています。
是非、視聴してください。
練習で困難に出会ったとき、アンサンブルで上手く合奏が成り立たないとき、、そういうトラブルが起こったときにも 振り返るべき LaserDisk の1枚であります!
youtube で海外の方が一部アップされているようです!が モノラル音声なので迫力が
感じられません! 以下の動画と同じです。
https://www.youtube.com/watch?v=1LDbLvjgJrQ
https://www.youtube.com/watch?v=e1YweCpq9Fs
https://www.youtube.com/watch?v=O4RDCPW9ixc
https://www.youtube.com/watch?v=wRNH1JC7vv4
https://www.youtube.com/watch?v=RDgNcDpKDzk
ってなことで、ステレオ音声のみ 抜粋があります!
https://www.youtube.com/watch?v=TprHlC9pfs8
https://www.youtube.com/watch?v=GUpGZyBniB8
https://www.youtube.com/watch?v=wossZjLVpr4
ステレオ音声は ライヴのスタジオを取り囲むような立体感がある抜群の音です。
マルサリス じきじき ペットを持って Jazzバンドで じきじき演奏する!!
凄ーーーい サウンドです!凄ーーーい 即興です!本当に見事!
中央のステージの上で 小澤征爾さんが Jazzバンド と オケを舵取り、、、
2巻では ヨーヨー=マが登場!
マルサリスが、表情や感情を 即興、アドリブ演奏する。。それを ヨーヨー=マ がチェロで真似する!
https://www.youtube.com/watch?v=wossZjLVpr4
子供達に楽しく、音楽を伝える番組を 遙かに越えた Jazz と クラシック音楽の垣根を越えた教育ビデオですね 最高!
是非、鑑賞してください!
あげてくださってありがとうございます!!