日頃使っている断ち包丁と断ち棒を紹介します。
まずは断ち包丁です。
はな壱では3本の断ち包丁を用途によって使い分けています。真ん中と右は刃金入りの断ち包丁、左はOLFA社製の断ち包丁です。いずれの断ち包丁も使っていくうちに、段々と切れ味が悪くなっていきます。その際は砥石で研ぎながら使います。
次は断ち棒です。
断ち棒は生地等を裁断するときに使います。棒の先に書かれてある数字の単位は分(ぶ)。和装履物の業界は大工さんと同じで、尺・寸・分・厘の単位を今でも使っています。日常では聞きなれない単位ですが尺・寸・分・厘も十進法です。
1尺≒30㎝、1寸≒3㎝、1分≒3㎜、1厘≒0.3㎜。
一般的な女性用鼻緒の長さが1尺2寸なので約36㎝になります。
昔話に出てくる「一寸法師」の身長は約3㎝ということになります。お椀に乗り、旅に出かけたのもうなずけます