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織の記録

ヤノフ村の絵織物

2023-10-23 15:39:33 | さまざまな織と技法

ポーランドの北東部に位置するヤノフ村に伝わる伝統的な織物です。

18世紀後半から

農家の女性たちの間で継承されてきた二重織りの絵織物

ウールで織って縮絨すると柔らかい雰囲気に仕上がります。

動植物、生命、暮らし、幾何学‥などそのモチーフは生活そのものです。

写真は「花咲く木にとまる鳥」と題され、豊穣と命と幸福がテーマのものです。

ろくろ機、筬5/㎝(引き込み2本)

ウール 7.5m/g

左から「フラニツカの5匹の猫」「花を持つ少女」「立派な角を持つヘラジカ」

綿糸(紡績糸2.8m/g)筬5/㎝(引き込み2本)

資料本では4/㎝の筬を使用していたので、見本よりかなり縦長の絵柄になってしまいました 

はじめての作品でした 

 

小さな額入れから大型のタペストリーまで、テーマは素朴で暮らしに密着した身近な絵織物

いつまでも眺めていたくなる、素敵な織物です。

 

参考資料

誠文堂新光社出版 ポーランドヤノフ村の絵織物