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織の記録

思い出の布たち

2023-11-24 14:03:56 | さまざまな織と技法

次の仕事まで機はひと休みです。

これは、自分のジャッキ機をはじめて買った時に織った機カバーです。

60㎝幅の機に丁度よく織ったものですが、年月と洗濯を繰り返すうちにすっかり縮んで

今はろくろ機のカバーになっています。

参考資料:MASTERING WEAVE STRUCTURES Sharon Alderman

たて、よこ糸:ローシルク 

筬:7/㎝(引き込み1本)

綜絖:8枚

織ることがおもしろくて楽しくて、夢中になっていたころの作品です。

作品といっても使用目的も考えず、ただただ綜絖と踏み木のタイアップで無限に広がる織りの世界に浸っていたころです。

参考資料:A WEAVER'S BOOK OF 8-SHAFT PATTERNS

たて、よこ糸:シルク紬糸8.5m/g

筬:8/㎝(引き込み1本)

綜絖:8枚

この布は現在、果物かごに掛けて使っていますが、風呂敷にも合いそうな組織です。

ぜひ織ってみたいと思っています。

次の組織もはじめの頃のものです。

参考資料:A WEAVER'S BOOK OF 8-SHAFT PATTERNS

たて、よこ糸:シルク紬糸8.5m/g

筬:8/㎝(引き込み1本)

綜絖:8枚

この組織は布に凹凸が出るので、暖かみのある布になります。

テーブルセンターとして計画したのですが、当初からこの上に飼い猫が座るようになって…

よほど座り心地が良かったらしく、晩年16歳で逝くまでこれが彼女の敷物になっていました。

爪で引っ掛けた後などが残っていますが、良い思い出の布です。